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自分だけの視点を大切に。 撮りたい風景の“一番美しい姿” を残していく
人や風景写真を中心にフォトグラファーとして活動されている木佐貫さん。木佐貫さんの撮る自然の美しさ・厳しさを捉えた独創的な写真は、見る人を写真の世界に引き込みます。そんな木佐貫さんが、感性をどう写真に投影されているのかを知りたくお話を伺いました。
著者: 木佐貫 直人 | 作成日: 2023/04/22
― はじめに木佐貫さんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
写真をやり始めたきっかけは、高校生時代の当時付き合っていた彼女と星が綺麗な公園で何気なくした話た会話の中で「星を撮れたらいいね」と話していたことから、カメラを買い写真を始めました。当時ちょうどinstagramが始まったばかりであり、写真を共有する楽しさからのめり込んでいきました。
― 木佐貫さんの独創的な視点に驚くと共に、木佐貫さんならではの表現を追求されていることが伝わってきます。木佐貫さんは、どのような表現を追い求めていらっしゃいますか。また、これまで積み重ねてきたもの全てがインスピレーションの源泉だと思いますが、特に影響を受けた人や経験はありますか。
特に影響を受けた特定の方はいないのですが、枠組みで言うと赤々舎という出版社様が出されている写真集は、どれも写真家の人生そのものを物語っており、赤々舎さんから出版されている写真家さんからはいつも影響を受け続けています。
― 風景写真は全体像を残すものが一般的ですが、木佐貫さんの写真は一部を切り取られたものが多く見受けられます。それでいて、自然の神秘さ・壮大さ・逞しさを強く感じます。先ほどの質問とやや重複しますが、木佐貫さんはどのような瞬間に魅力を感じ残されていますか。
僕が撮影していて魅力だと思う瞬間は、撮りたいと思った風景が1番美しいと思える姿であるときです。ものによっては何時間粘っても撮影することもあり、その長期にわたる時間の中での「今この瞬間」が美しいと自身が思えたならば、それは自分が一番魅力だと思える瞬間だと感じています。またその瞬間を写し撮ることが写真の魅力だと思い、残すことができたら良いなといつも思っています。
― 木佐貫さんの写真からは、質感やその場の空気、また奥行きを感じます。どのように撮ったらこういう写真を残せるのだろうと驚くばかりですが、特別に何か意識されていることはありますか。
意識していることは、既視的ものは撮らないよう心がけています。今は誰でもカメラさえあれば綺麗に写真を残せる時代だと思います。差別化するために自分だけの視点を大事にし、既視的ものは省こうと心がけています。
― 続いて、木佐貫さんがメインで使っているカメラ・レンズについて、それぞれの機材を選ばれた経緯や用途、お気に入りの点について教えてください。
メインで使っているカメラ:
- Leica M10-P
レンズ:
- APO-SUMMICRON-M 75mm f/2 ASPH.
- Summilux-M 50mm f/1.4 ASPH.
- Summilux 35mm f/1.4 2nd
撮影スタイルとして、自身でピントを合わせるマニュアルにこだわっており、持っていて撮影意欲が湧くカメラとして、Leica M10-Pを選びました。レンズは35〜75mmの画角が、人が見ている視点に近く、見ていて違和感がない画角にこだわっています。
― 最後に、木佐貫さんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
断崖絶壁の上から波を撮影した写真で、自分が納得できるまで帰らないと決めて、4〜5時間波を撮り続けました。この写真は人によって宇宙に見えたり、祈っている人が見えたりと、見え方が違う点がお気に入りな点です。
今後の抱負は、今のように個展を定期的に開きながら写真集を作成していくことができたらと思っています。
著者
木佐貫 直人
山梨県甲府市出身。高校3年生の時にカメラを始め、地元山梨の景色を撮影し始める。現在は愛機Leica M10Pを使用し、主に関東で人、風景を撮影。Curbon photo college 初級1、3、4期の講師を担当。2022年12月自身初の個展となる「祖先の眠る島」開催。2023年5/3〜5/7 個展「Fire&Water」山梨県立図書館、6/28〜7/2 個展 YUMENO GALLERY KICHIJOJIを予定している。
木佐貫 直人
山梨県甲府市出身。高校3年生の時にカメラを始め、地元山梨の景色を撮影し始める。現在は愛機Leica M10Pを使用し、主に関東で人、風景を撮影。Curbon photo college 初級1、3、4期の講師を担当。2022年12月自身初の個展となる「祖先の眠る島」開催。2023年5/3〜5/7 個展「Fire&Water」山梨県立図書館、6/28〜7/2 個展 YUMENO GALLERY KICHIJOJIを予定している。