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私にとって写真は言葉。 その瞬間の想いや感情を写真にのせて伝えていく
関西を中心にウェディングフォトグラファーとして活躍されているなおぴさん。自然体でありながら、目を奪われる写真の数々に多くの人が魅了されています。そんななおぴさんが写真に込める思いを知りたくて、お話を伺いました。
著者: なおぴ | 作成日: 2024/01/14
― はじめになおぴさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
私が写真を始めたきっかけは、中学3年生の頃、今まではずっとスマホで写真を撮ることが好きで、でも"ザ!一眼レフ!"って、ボケ感が凄い!っていうイメージが凄くてそれに憧れを持ったのがきっかけです。その時一番初めに買ったのが、Canon EOS M10でした。
それからバスケをずっとやってきていたということもあり、もっと仲間のみんなや後輩たちの写真をかっこよく撮りたい!と思って、本格的に写真を撮り始めました。でも、そこまではプライベートにあまり持って行くこともせず、写真友達も少なかったのであまり活動はしていませんでした。
本格的に始めたのは、大学に入ってから。ちょうど、私が大学2年生の時にコロナが大流行。学校にも行けず、遊びにも行けない。そんな日常の中で誕生したのが、のちハレサロンという写真のコミュニティ。私は今までネット上で繋がることにあまりいい印象を持っていなかったのですが、入ってみると今まで触れたことのないような暖かい空間がそこにはありました。写真が好き、撮られるのが好き、そんな人たちが集まった空間。その日から私は写真にどんどんのめり込んでいきました。
― なおぴさんの写真は、穏やかで優しくどこか肩の力を抜いてなおぴさんの感性に素直に撮られている印象を受けます。写真に向き合い、なおぴさんの感性と写真とがとても密接に繋がっているからこそだと思うのですが、なおぴさんにとって写真とはどんな存在ですか。また、どういう瞬間に魅力を感じ、残されていますか。
私にとって写真とは、言葉です。私はあまりと言うか、説明だったり、言葉に発して即座に伝えることがニガテだと自分で思っていて。でも、写真は私の感情や想いを伝えることができる大切なツールでもあり、好きな対象でもあります。
なので、私は言葉にできないくらい素敵なものに出会った時に多く惹かれているんだと思います。たとえばアスファルトの地面から根強く生えている草花を見た時とか。空とか。うまくその時の感情は言葉にできない。
― 先ほどの質問とやや重複するのですが、柔らかく優しい光が印象的で、一瞬を写真に残すことの尊さを感じます。光の捉え方や色合いなど、撮影時の設定や現像時にどんなことを心がけていますか。
設定などに関しては、ほんとに無知なぶん、何も考えずただダイヤルを回して適に合わしています(笑)光はやっぱり、逆光を見ると必ず撮りたくなってしまいますね。なんか、ビビっとくるものがあるんです。素敵な光の時は。フィーリングですねまさに。
― なおぴさんは、主にポートレートを撮られていますが、とても難しく奥が深いジャンルだと思います。当日のシチュエーションなども含めて、その人の魅力を引き出す上で、どんなことを大切にされていますか。
距離感ですね。私は現在前撮り専門のウェディングカメラマンをしているのですが、おふたりの空間にいかに踏み込めるか。
最後まであまり打ち解けられなかったなっていうお客様の写真を後から見返したりすると、すぐにわかるくらい、お二人の距離感をいかに縮められたかによって、その日の写真はすごく変わってきます。これは会社のすごく尊敬する先輩に教えていただいたことです。
― 続いて、なおぴさんがメインで使っているカメラ・レンズについて、それぞれの機材を選ばれた経緯や用途、お気に入りの点について教えてください。
メインはFUJIFILM X-E4ですね。以前まではSONYα7Ⅲを使っていたのですが、いちどFUJIFILMに手を出してしまったらもう後には引けなくて。笑
これは憧れのカメラマンさんが使っておられたので私も便乗して買いました。完全に私の色に合っているなと1発で感じました。そんでもってとにかく軽い!ので、遊びはもちろん仕事の通勤途中でもなんの負担にもならないところがいいところですね。
あとは、最近買ったPENTAX 67です。まだ現像にも出せていないほど、初心者ですが、このカメラに憧れ続けてきたので、もうメインカメラになること間違いなしです。
会社はcanon R6なので、やっぱり本格的な撮影ってなるとフルサイズのカメラは必要かなと。R6はすごく優しくて、バッチリ決めてくれるので、こちらもすごく好きなカメラです。
― 最後に、なおぴのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
大切な幼馴染の前撮りでの写真です。なかなか前撮りをコンパクトカメラでは撮らないと思うのですが、この日はほとんどこの一台で撮り終えちゃいました。笑笑
次に狙っているのはやっぱりGFX100Sです。また、今後の抱負は、デジタルもやっていきますが、フィルムで多くの人を惹きつけたい!
著者
なおぴ
2000年生まれ。京都府出身。今は神戸を拠点としています。普段はウェディングのカメラマン。GENIC1月号/10月号に掲載。
なおぴさんの使用カメラ
なおぴさんの使用レンズ