よりミニマルに洗練されたスナップシューター
FUJIFILMは、プロユースを視野に入れた上級機の「GFXシリーズ」と幅広いニーズに応える「Xシリーズ」の2つのシリーズを軸にミラーレス一眼を展開しています。FUJIFILMのミラーレス一眼が注目されるのは、他社にはない2つの魅力があるからです。
1つ目は「デザイン性」です。性能美にこだわり、性能と利便性の両立を実現しています。携帯時やファインダーを覗いたときにおしゃれに見える洗練されたデザインに仕上がっているため、思わず持ち歩きたくなるでしょう。
2つ目はフイルムメーカーとして長年培った技術があるからこそ叶う「描写力」です。色彩表現力を活用し、目で見たままの色合いや質感を写真で表現できるよう高度な技術が採用されています。
2021年2月に発売された「X-E4」はXシリーズの中でも、ミニマリズムを追求しているモデルです。最新機能を軽量コンパクトなボディに詰め込んでいるので初めてFUJIFILMを手にする人にはもちろんのこと、サブカメラやスナップシューターとしても支持を集めています。
主な特徴
1.ハイエンド機と同様のスペックを搭載
「X-E4」にはFUJIFILMのハイエンド機「X-T4」や「X-pro3」に搭載されている第4世代のセンサー「X-Trans CMOS 4」と画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載しています。
「X-Trans CMOS 4」は従来のセンサーよりも受光性能が向上しており、光や影をしっかりと捉えられるところが特徴です。独自のカラーフィルター配列により偽色やモアレを抑制しているので、FUJIFILMらしい鮮やかな発色が楽しめます。
「X-Processor 4」は従来の約3倍の処理速度を実現し、起動時や撮影後のタイムラグが減らせるところが特徴です。また、両者の組み合わせによって高速AFや高度や色彩表現が叶い、より撮影が楽しくできるようになりました。
2.カラークロームエフェクトをはじめ、より細かな色彩設定が可能に
「X-E4」は「X-E3」に比べて、カラークロームエフェクトやカラークロームブルー、明瞭度やトーン調整ができるようになりました。とくに、カラークロームブルーは青色に的を絞り階調調整ができ、表現が難しい青色を自分好みの色合いに仕上げることが可能です。
ボディで細かな色調整ができることで、撮って出しでも満足度の高い写真に仕上がります。
3.4Kで30分撮影など動画性能がアップ
昨今注目されている動画撮影ですが、「X-E4」には写真撮影だけでなく本格的な動画撮影ができる性能が備わっています。4Kで最長30分の動画撮影ができるようになり、高精度な動画が撮影できます。
また、動画撮影にもフィルムシミュレーションが適応できるため、動画の雰囲気に合わせた色彩で撮影することが可能です。
4.重量300g台の軽量コンパクトを実現
「X-E4」は重量364g、幅121.3mm×縦72.9mm×奥行32.7mmとX-Eシリーズの代名詞でもあるコンパクトさを追求しています。パンツやジャケットのポケットに入れて、手軽に持ち歩けるところが大きな魅力です。スナップシューターとも呼ばれており、撮りたいときにすぐに撮影できるを実現してくれるサイズ感だと言えるでしょう。
ボディはブラックとシルバーの2色展開で、X-Eシリーズらしいクールで洗練されたイメージを引き継いでいます。また、X-Eシリーズで初めて180°チルト式LEDモニターを採用しておりタッチパネル操作ができるのはもちろんのこと、自撮りやローアングル、ハイアングルでの撮影が可能です。
また、背面や軍幹部がスッキリとシンプルにまとめられており、直感的な操作で写真が撮れるように配慮されています。
X-E3からの進化とX-S10との比較
「X-E4」の一世代前となる「X-E3」からの進化ポイントが次の通りです。
製品 | FUJIFILM X-E4 | FUJIFILM X-E3 |
---|---|---|
価格 | 新品:98,010円〜 中古:94,600円〜 | 新品:75,210円〜 中古:55,800円〜 |
センサーサイズ | APS-C(23.5mm×15.6mm) | APS-C(23.5mm×15.6mm) |
有効画素数 | 2,610万画素 | 2,430万画素 |
連続撮影速度 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約14.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正 | - | - |
防塵・防滴 | - | - |
撮影可能枚数 | 430枚 | 350枚 |
重量 | 315g | 287g |
発売年月 | 2021年02月 | 2017年09月 |
- 「X-E3」は一世代前の「X-Trans CMOS III」と「X-Processor Pro」が搭載されている
- 「X-E3」は180°チルト式LEDモニターではないので、自撮り等がしやすくなった。
- 「X-E3」では4K動画が最長10分撮影だったのに対して、最長30分撮影できるようになった。
- 「X-E4」ではカラークロームエフェクトやカラークロームブルー、明瞭度やトーン調整が新たにできるようになった。
- 「X-E4」ではグリップがなくなり、よりフラットでシンプルな外観になった。
- 「X-E3」は重量337g、横121.3mm×高さ73.9mm×奥行42.7mmなので、重さは少し重くなっている。
続いて、2020年11月に発売された「X-S10」と比較すると、下記のような違いがあります。
製品 | FUJIFILM X-E4 | FUJIFILM X-S10 |
---|---|---|
価格 | 新品:98,010円〜 中古:94,600円〜 | 新品:119,889円〜 中古:134,800円〜 |
センサーサイズ | APS-C(23.5mm×15.6mm) | APS-C(23.5mm×15.6mm) |
有効画素数 | 2,610万画素 | 2,610万画素 |
連続撮影速度 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約30.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正 | - | ○ |
防塵・防滴 | - | - |
撮影可能枚数 | 430枚 | 325枚 |
重量 | 315g | 415g |
発売年月 | 2021年02月 | 2020年11月 |
- どちらもイメージセンサーは「X-Trans CMOS 4」、画像処理エンジンは「X-Processor 4」を採用している。
- 「X-S10」は「X-E4」にはないは最大5軸6段の手ぶれ補正を搭載している。
- 「X-S10」はグリップを大きく作り、握りやすくなっている。
- どちらも高速AFや18種類の最新のフィルムシミュレーションを搭載している。
- どちらも最長30分の4K動画撮影に対応している。
- 「X-S10」は415g、幅126.0mm×高さ85.1mm×奥行65.4mmなので、軽量コンパクトを求めるなら「X-E4」。
このように、どちらの機種も最新のセンサーや機能を搭載しているので、撮影シーンに合わせて選んでみてください。
おすすめの対応レンズ
「X-E4」は「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」がセットになったレンズキットが用意されています。「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」は30mm換算で23mm~69mm相当を網羅できるため、風景撮影やスナップ撮影、ポートレート撮影などシーンを選ばず使用できます。
「X-E4」と組み合わせる単焦点レンズを選ぶなら、2020年11月にリニューアルした「XF27mmF2.8 R WR」がおすすめです。重量84gのパンケーキレンズで、「X-E4」が持つコンパクトさを損なうことなく携帯できます。35mm換算で41mm相当の使いやすい画角で、まさにスナップシューターにピッタリのレンズとなっています。
この他にも多種多様なフジノンレンズが用意されているので、お気に入りのレンズを見つけてみてください。
作例紹介
ユーザーレビュー
「X-E4」のレビューを見てみると「とにかくコンパクトで軽いので使いやすい。旅行やスナップ撮影など、どこにでも持ち歩ける」「サブカメラにしているが高性能なので、撮影できる写真に満足している」という声が目立ちます。一方で「手ぶれ補正が備わっていれば、もっと使いやすかったと思う」という声も。
いずれにしても、性能とコンパクトさの両立が高評価を得ているようです。
まとめ
X-Eシリーズ4代目となる「X-E4」は、今まで培ってきたコンパクトさや使い勝手の良さを継承しつつより高性能に進化を遂げたミラーレス一眼となっています。
初めての1台のはもちろんのこと、サブカメラやスナップシューター用のカメラとしてもおすすめです。「X-E4」だからこそ撮影できる写真を楽しんでみてください。
FUJIFILM X-E4 / XF35mmF2 R WR
FUJIFILM X-E4 / XF35mmF2 R WR
FUJIFILM X-E4 / XF35mmF2 R WR
FUJIFILM X-E4 / XF35mmF2 R WR
FUJIFILM X-E4 / XF35mmF2 R WR
吉岡 圭佑さんのストーリー
レンズマウント | |
---|---|
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
撮像素子 | |
センサーサイズ | APS-C(23.5mm×15.6mm) |
有効画素数 | 2,610万画素 |
ダスト低減機能 | ○ |
映像エンジン | X-Processor 4 |
画像記録 | |
記録媒体 | SDカード
|
スロット数 | シングルスロット |
記録画素数 | [L]〈3:2〉 6240×4160 〈16:9〉 6240×3512 〈1:1〉 4160×4160
|
画像ファイル | JPEG/RAW |
動画 | |
4K対応 | ○ |
記録サイズ | DCI4K(4096x2160):29.97p
|
記録形式 | MOV/MP4 |
ライブビュー | |
フォーカス | インテリジェントハイブリッドAF (TTLコントラストAF / 位相差AF) |
シャッター | |
シャッター速度 | 1/32000秒~15分 |
連続撮影速度 | 最高約30.0コマ/秒 |
露出制御 | |
測光方式/測光分割数 | TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 |
ISO感度 | 80〜51,200 |
AF | |
測距点 | |
ファインダー | |
視野率 | 100% |
倍率 | 約0.62倍 |
ストロボ | |
内蔵ストロボ | - |
液晶モニター | |
サイズ | 3インチ 162万ドット |
可動式 | チルト式液晶 |
I/F | |
インターフェース | USB Type-C、HDMIマイクロ |
無線LAN | |
Wi-Fi機能 | ○ |
ネットワーク | |
NFC | - |
Bluetooth | ○ |
防塵・防滴 | |
防塵・防滴 | - |
手ブレ | |
手ブレ補正機構 | - |
GPS | |
GPS | - |
電源 | |
撮影可能枚数(ファインダー) | 430枚 |
撮影可能枚数(ライブビュー) | 460枚 |
動画撮影可能時間 | 4K:約60分、Full HD: 約75分
|
USB充電 | ○ |
使用電池 | 充電式バッテリーNP-W126S(リチウムイオンタイプ) |
サイズ・重量 | |
サイズ | [幅]121.3mm×[高さ]72.9mm×[奥行き]32.7mm(最薄部) |
重量 | 315g |
発売日 | |
発売日 | 2021年02月25日 |
価格情報2022.06.30 更新
製品情報
- カテゴリ
- ミラーレス一眼
- メーカー
- FUJIFILM
- タイプ
- エントリーモデル
- マウント
- FUJIFILM Xマウント
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価格 | 新品:98,010円〜 中古:94,600円〜 | 新品:75,000円〜 中古:99,800円〜 | 新品:75,210円〜 中古:55,800円〜 | 新品:75,210円〜 中古:42,674円〜 | 新品:57,500円〜 中古:38,548円〜 | 新品:56,133円〜 中古:37,820円〜 |
センサーサイズ | APS-C(23.5mm×15.6mm) | APS-C(23.5mm×15.7mm) | APS-C(23.5mm×15.6mm) | APS-C(23.5mm×15.7mm) | APS-C(23.6mm×15.6mm) | APS-C(23.5mm×15.7mm) |
有効画素数 | 2,610万画素 | 2,424万画素 | 2,430万画素 | 2,424万画素 | 1,630万画素 | 2,424万画素 |
連続撮影速度 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約8.0コマ/秒 | 最高約14.0コマ/秒 | 最高約6.0コマ/秒 | 最高約7.0コマ/秒 | 最高約6.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ |
手ブレ補正 | - | - | - | - | - | - |
撮影可能枚数 | 430枚 | 450枚 | 350枚 | 430枚 | 350枚 | 450枚 |
重量 | 315g | 321g | 287g | 399g | 300g | 311g |
発売年月 | 2021年02月 | 2020年03月 | 2017年09月 | 2018年06月 | 2013年11月 | 2018年02月 |
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価格 | 新品:98,010円〜 中古:94,600円〜 | 新品:110,000円〜 中古:98,000円〜 | 新品:79,926円〜 中古:79,800円〜 | 新品:101,218円〜 中古:71,800円〜 | 新品:86,498円〜 中古:67,968円〜 | 新品:74,999円〜 中古:67,800円〜 | 新品:73,999円〜 中古:64,660円〜 |
センサーサイズ | APS-C(23.5mm×15.6mm) | APS-C(23.5×15.6mm) | APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm) | APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm) | APS-C(22.3×14.8mm) | APS-C(22.3×14.9mm) | マイクロフォーサーズ(17.4 mm × 13.0 mm) |
有効画素数 | 2,610万画素 | 2,420万画素 | 2,420万画素 | 2,420万画素 | 3,250万画素 | 2,410万画素 | 2,030万画素 |
連続撮影速度 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約11.0コマ/秒 | 最高約11.0コマ/秒 | 最高約11.0コマ/秒 | 最高約14.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約15.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正 | - | - | - | - | - | ○ | ○ |
撮影可能枚数 | 430枚 | 360枚 | 440 | 380枚 | 常温(23℃)約305枚 | 常温(+23℃)約250枚/低温(0℃)約230枚 | 360枚 |
重量 | 315g | 359g | 299g | 352g | 361g | 351g | 335g |
発売年月 | 2021年02月 | 2019年02月 | 2021年09月 | 2019年10月 | 2019年09月 | 2020年11月 | 2020年09月 |
私がメインで使用しているカメラは、デジタルはFUJIFILMのX-E4にレンズはXF35mmF2 R WRを使用しており、フィルムはPENTAX67にSMC PENTAX67 90mmF2.8を使用しています。
デジタルのX-E4はフィルムシミュレーションのクラシックネガが使えて、低価格かつデザインの美しさに惚れました。
見た瞬間にこれだと思いました!基本スナップや彼女、友人と遊びに行った先での撮影をメインに使用したいと思っていたので、サッと撮れる利便性や、撮って出しで理想に近い色を出してくれるので、その場で彼女や友人と共有するのにとても良いと思いました。
レンズについては35mmのラインナップでF1.4の神レンズと呼ばれるレンズと悩んだのですが、最終的にレンズのコンパクトさで選びました。レンズの描写もとてもよく、スナップや人メインで撮影するのであれば、F2で問題無いですし、AFも35mmF2のレンズの方が早いといろいろな方のレビューに書いてあったため、今使用しているF2のレンズを選びました。