FUJIFILM X-E3

FUJIFILM X-E3

FUJIFILMのミラーレス一眼カメラの中でも「スナップシューター」と呼ばれる「X-E3」。ポケットに収納できるコンパクトなボディに高性能を兼ね備えた手軽さが人気の秘訣です。フォルムもおしゃれで、スッと取り出す仕草もスマート。今回は、X-E3の特徴や魅力、そして気になる作例をまとめてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

ミラーレス一眼 / FUJIFILM / エントリー
新品:
73,370円〜(35)
中古:
49,800円〜(63)

持ち歩きたくなる「スナップシューター」


ミラーレス一眼がカメラ市場を賑わせ、各メーカー渾身の一台を発売しても変わらぬ人気を誇るFUJIFILM。その理由は、フィルムメーカーとして培ってきた色彩表現力をそのまま投影しているところにあります。無加工でも色味が引き立ち、ずっと見ていたくなる印象的な1枚に。モノクロにしたときには「黒や白が潰れない」との声も多く、どれだけ加工してもFUJIFILMのモノクロには敵わないとの意見もあります。

写真の色彩表現は写真の良し悪しを左右するのはもちろんのこと「もっと撮りたい」と思う意欲も刺激してくれるはず。だからこそ、アマチュアからプロカメラマンまで幅広いユーザーを抱えているのです。

そしてもう1つファンの心を掴むのが、クラシカルで手に馴染むおしゃれなボディ。シリーズごとに少しずつデザインが異なりますが、コンデジのように扱える手軽さが癖になるのが2017年に発売した「X-E3」です。幅約12cmのポケットに入るサイズ感は、毎日持ち歩いて使いたくなる「スナップシューター」。レンジファインダーを搭載しており、ファインダーを覗く姿もサマになります。手軽に写真を楽しみたい人やスナップ写真が好きな人、そしてX-Pro2やX-T2のサブ機としてなど、さまざまな使い方がされています。

FUJIFILM X-E3の外観(左)



主な特徴


2013年に発売された前モデルであるX-E2から進化を遂げた「X-E3」。スナップシューターとしてより感覚的に撮影できるよう改良されています。注目したいポイントは、次の4つです。

1.第三世代のイメージセンサー「X-Trans CMOS III」にステップアップ 

X-E3になりイメージセンサーは「X-Trans CMOS III」へ、画像処理エンジンは「X-Processor Pro」へとステップアップしました。これにより画素数は1630万画素から2430万画素に大幅アップし、より鮮明な描写ができるように。高感度でもノイズを減らし、どのような採光の中でも豊かな表現を可能にしました。

また、画像処理エンジンは従来の約4倍の処理速度へと改良したので、タイムラグや連写機能の遅さが解消したという声も多いです。

FUJIFILM X-E3 / XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
出典:flickr(@TLV and more)

2.AF性能の改良

X-E3ではAFのアルゴリズムを改善したことで、滑らかな連写と被写体へ追従性が改良されているところも大きな特徴です。AFの測距点がX-E2の77点から最大325点にまで増え被写体の速度が従来の2倍、そしてサイズが二分の一となっても素早く捉えてブレることなく一瞬を切り取れます。

FUJIFILM X-E3 / XF60mmF2.4 R Macro


3.動画撮影機能の向上

ミラーレス一眼カメラでも動画撮影をする需要が増えてきており、X-E3では動画撮影性能にも力を入れています。X-E2ではフルHDのみに対応していましたが、X-E3では4Kに対応。コンパクトながらも4Kでは最大約10分までの連続撮影も可能にしています。

4.よりコンパクトに。使いやすく

X-E3(121.3×73.9×42.7 337g)はX-E2(129×74.9×37.2 350g)よりコンパクト軽量化を実現。ポケットに入れても持ち歩ける手軽さとなっています。

また、より感覚的に操作できるようふ「フォーカスレバー」の追加や「タッチパネル画面」対応となっており、撮りたいと感じたときに即座に設定できるよう工夫されているところも魅力的です。


他製品との比較・違い(X-T3、X-T100)


X-E3を検討するときに「どっちにしようか迷う」のは、2018年9月に発売されたばかりの「X-T3」とコンデジ好きから根強い支持を集める「X-T100」ではないでしょうか。ここでは、それぞれとの違いや選び方のポイントをご紹介します。

【X-T3】

  • 去年発売されたばかりの新機種なので第四世代のイメージセンサー「X-TransCMOS4」と画像処理エンジン「X-Processor4」を搭載。より新しい機能にこだわるなら、X-T3がおすすめ。
  • X-T3は総重量が約539g、幅が132.5mmとなるので軽量コンパクトさを求めるならX-E3。
  • X-E3は少ない動作で感覚的に使えるよう右側に必要なボタンが集約されている。シンプルな操作性にこだわるなら、X-E3がおすすめ。
  • 撮影間隔はX-E3が0.25秒、X-T3が0.17秒となっているので、連写や動きの速い被写体を捉えたいときはX-T3がおすすめ。

【X-T100】

  • X-T100は導入機という位置付けでX-E3よりワンランク下の「正方画素CMOSセンサー」を搭載している。センサーの良し悪しにこだわるなら、X-E3がおすすめ。
  • サイズ感は大差はない(X-T100 121×83×47.4 448g)が、X-T100には内蔵フラッシュが搭載されているのでフラッシュを使いたい人にはおすすめ。
  • X-T100には「ぐるっとパノラマ」やセルフィーに使える「3方向チルト式液晶モニター」が搭載されており、手軽に写真を楽しみたい人におすすめ。
  • フォーカスレバーはX-E3のみに搭載されているので、感覚的に写真を楽しみたい人にはX-E3が向いている。

このように、それぞれの機種の特徴を踏まえた上で比較検討してみるとお気に入りの1台に出合えますよ。


おすすめの対応レンズ


X-E3は「標準ズームレンズキット(XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)」と「単焦点レンズキット(XF23mmF2 R WR)」の2種類があります。初めてフジフィルムのカメラを持つ場合は、コスパのいいレンズキットがおすすめ。オールマイティにさまざま被写体を捉えたいなら、標準ズームレンズが無難でしょう。

一方で、X-E3ユーザーで断然多いのがフジノン単焦点レンズとの組み合わせです。ミニマムなボディを生かし、「XF27mmF2.8」や「XF35mmF2 R WR」などのレンズを装着すると手軽に持ち歩けるサイズ感に納まります。単焦点レンズならではのボケ感を生かした風合いは、ストーリー性をプラスしたいストリートスナップにもおすすめ。今回は、単焦点レンズを中心にさまざまな作例をご紹介します。

XF35mmF2 R WR

FUJIFILM X-E3 / XF35mmF2 R WR
出典:flickr(@TLV and more)
X-E3なら陰影をくっきりと捉え、何気ない風景にストーリーを感じさせることができます。影の美しさと交差する色彩表現の豊かさは、さずかFUJIFILMと言えるところでしょう。

XF50mmF2 R WR

FUJIFILM X-E3 / XF50mmF2 R WR
出典:flickr(@Karlis Dambrans)
隅々まで鮮明に写し出す描写力に圧巻する1枚。X-E3なら単焦点レンズを使っていても、自由自在に好みのテイストの撮影ができます。

XF60mmF2.4 R Macro

FUJIFILM X-E3 / XF60mmF2.4 R Macro
出典:flickr(@Jun Seita)
柔らかいボケ感とピントを上手く使ったシズル感のあるフードフォト。色彩表現も豊かで、見ているだけで食べたくなります。

FUJIFILM X-E3 / XF60mmF2.4 R Macro
出典:flickr(@Jun Seita)
単焦点レンズはペットや人物撮影にも最適。被写体を引き立たせるボケ感と立体感のある1枚に仕上がっています。


ネット上のレビュー


X-E3を使っているユーザーからは「写真を原点に戻って楽しめる」「コンパクト軽量だから、手軽に持ち歩ける」「小型なのに、画質や性能は申し分ない」という口コミが多いです。

一方で「機能がシンプルだからこそ、使い慣れるまでが大変」「好みの写真が撮影できるようマニュアルを読み込み必要がある」という声も。FUJIFILMのカメラを使い慣れていない場合は初めは戸惑うかもしれませんが、シンプルで軽量コンパクトという使いやすさが人気を集めている理由のようです。


まとめ


X-T2やX-Pro2と同じフラッグシップ機で高性能ながらも、シンプルコンパクトを追及したX-E3。スナップシューターはもちろんのこと、日常的に写真を楽しみたい人や手軽さを重視したい人から熱い支持を集めています

これ1台で勝負できるのはもちろん、サブ機としても携帯しやすい手軽さ。ぜひ、写真がもっと楽しくなるX-E3を取り入れてみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
レンズマウントFUJIFILM Xマウント
撮像素子
センサーサイズAPS-C(23.5mm×15.6mm)
有効画素数2,430万画素
ダスト低減機能
映像エンジンX-Processor Pro
画像記録
記録媒体

SDカード
SDHCカード
SDXCカード

スロット数

シングルスロット

記録画素数

[L]:<3:2>6000×4000 / <16:9>6000×3376 / <1:1>4000×4000
[M]:<3:2>4240×2832 / <16:9>4240×2384 / <1:1>2832×2832
[S]:<3:2>3008×2000 / <16:9>3008×1688 / <1:1>2000×2000
<パノラマ撮影時>
[L]:(縦)2160×9600 / (横)9600×1440
[M]:(縦)2160×6400 / (横)6400×1440

画像ファイル

JPEG/RAW

動画
4K対応
記録サイズ

4K(3840x2160):29.97p
Full HD(1920×1080):59.94p
HD(1280×720):59.94p

記録形式

MOV

ライブビュー
フォーカスインテリジェントハイブリッドAF:TTLコントラストAF/TTL位相差AF、AF補助光付き
シャッター
シャッター速度1/32000秒~15分
連続撮影速度最高約14.0コマ/秒
露出制御
測光方式/測光分割数TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点
ISO感度100〜51,200
AF
測距点
ファインダー
視野率100%
倍率約0.62倍
ストロボ
内蔵ストロボ-
液晶モニター
サイズ3インチ 104万ドット
可動式チルト式液晶
I/F
インターフェース

USB2.0(High-Speed)/マイクロUSB、HDMIマイクロ

無線LAN
Wi-Fi機能
ネットワーク
NFC-
Bluetooth
防塵・防滴
防塵・防滴-
手ブレ
手ブレ補正機構-
GPS
GPS-
電源
撮影可能枚数(ファインダー)

撮影可能枚数(ライブビュー)

350枚

動画撮影可能時間

4K:約70分、FULL HD:約95分
※顔検出OFF時

USB充電
使用電池充電式バッテリー N P-W126S
サイズ・重量
サイズ(幅)121.0mm×(高さ)83.0mm×(奥行き)47.4mm
重量287g
発売日
発売日2017年09月28日