製品解説
スペック情報
コスパ/携帯性/高速AFの3拍子揃ったF2シリーズレンズ
フジフィルムならではの鮮やかな彩色と鮮明な描写を支えているのが、フジノンレンズです。撮影したいシーンに合わせて選べる豊富なラインナップが、より写真撮影を楽しくしてくれます。
中でも、コスパよさと抜群な携帯性で人気を集めている単焦点シリーズがF2シリーズ。2015年に発売されたXF35mmF2 R WRはスナップからポートレートまで使える万能レンズで、主な特徴は次の3つです。
1.携帯に便利なコンパクトデザイン
XF35mmF2 R WRは6群9枚ものレンズを使用しているにもかかわらず、直径60.0mm x 45.9mm、約170gの軽量コンパクトなデザインとなっています。
外装には金属パーツを使用しているため高級感があり、X-pro3やX-T3など上位モデルと合わせても違和感なくおしゃれに携帯することが可能。セットになっている円形フードもひさしが短く、機能性とデザイン性ともに優れているところも嬉しいポイントです。
また、防塵防滴、耐低温仕様となっているため、風景撮影やスナップ撮影など野外でのヘビーユースにも対応でき安心して使えます。
2.インナーフォーカス式なので高速AFが実現
カメラを構えて一瞬を逃さず撮影したいときに気になるのが、AFの速さではないでしょうか。XF35mmF2 R WRは軽量なレンズを動かしピントを合わせるインナーフォーカス式を採用しており、最速で0.08秒のピント合わせが可能。素早く被写体にピントを合わせ、ブレのない1枚を残せます。
静音性も兼ね備えているため撮影時に駆動音が気になることなく、撮影に集中できるところも魅力的です。
3.35mm換算で53mm相当の画角
幅広い撮影に使える35mm換算で53mm相当の画角となり、視野よりも少し狭い絞り込んだフォーカスができます。単焦点レンズなので自分が動くことで構図を変えて楽しむことができ、1つの物や被写体にフォーカスを当てた写真やグッと引いて風景撮影に使うことも可能。
また、開放F値が2と明るいため、程よいボケ感のある写真や光量が足りないシーンでの撮影にも活用できます。
XF35mmF2 R WRならではのシャープな描写が魅力的な1枚。グラデーションが美しいモノクロームにすることで、よりストーリー性が感じられます。
XF35mmF2 R WRを楽しむなら
XF35mmF2 R WRは35mm換算で約53mmの標準〜中望遠画角となっています。視野よりも少し狭く被写体に近寄って撮影できるため、遠近感を活かしたポートレート撮影やフード撮影が可能。F2という絞り値を活かせば、背景を柔らかくボカして被写体を引き立たせる魅力的な1枚も撮影できます。
また、軽量コンパクトなので風景撮影やスナップ撮影、旅行写真にも使いやすく、手軽に持ち歩いて写真を満喫することも可能。建物や植物を撮影するときには視野よりグッと引き寄せて撮影できるため、細部まで鮮明に写し出せるようになります。
FUJIFILM X-E1 / XF35mmF2 R WR
出典:flickr(@Shinryo Kanagawa)
背景のボケ感とピントを合わせた部分の鮮明さが伝わるスナップショット。立体感も演出でき、おしゃれな写真に仕上がります。
FUJIFILM X-T1 / XF35mmF2 R WR
出典:flickr(@Amanda Hinault)
ポートレートもXF35mmF2 R WRにお任せ!被写体にグッと近寄って、表情や指先までしっかり描写することが可能です。
FUJIFILM X-E3 / XF35mmF2 R WR
出典:flickr(@TLV and more)
光と影が美しい風景写真。単焦点レンズならではのクッキリとした陰影が印象的な写真に仕上がっています。
また、軽量コンパクトなので風景撮影やスナップ撮影、旅行写真にも使いやすく、手軽に持ち歩いて写真を満喫することも可能。建物や植物を撮影するときには視野よりグッと引き寄せて撮影できるため、細部まで鮮明に写し出せるようになります。
背景のボケ感とピントを合わせた部分の鮮明さが伝わるスナップショット。立体感も演出でき、おしゃれな写真に仕上がります。
ポートレートもXF35mmF2 R WRにお任せ!被写体にグッと近寄って、表情や指先までしっかり描写することが可能です。
光と影が美しい風景写真。単焦点レンズならではのクッキリとした陰影が印象的な写真に仕上がっています。
併せて検討したいレンズ(XF35mmF1.4 R、XF23mmF2 R WR )
XF35mmF2 R WRを検討するときに気になるのが、同じ画角の「XF35mmF1.4 R」や少し広角な「XF23mmF2 R WR」ではないでしょうか。ここでは、両者とXF35mmF2 R WRの違いを簡単にご紹介します。
・XF35mmF1.4 R
- ・XF35mmF1.4 Rは直径65mm×54.9mm、187gなので、軽量コンパクトさを重視するならXF 35mmF2 R WR。
- ・XF35mmF1.4 Rは初期レンズなので、AFの速さや性能にこだわりたい場合はXF 35mmF2 R WR。
- ・XF35mmF1.4 Rには防塵防滴性能がないため、野外でヘビーユースしたい場合はXF35mmF2 R WRがおすすめ。
- ・どちらも画角は同じだが、よりまろやかなボケ感、明るさが欲しい場合はXF35mmF1.4 R。
- ・XF35mmF1.4 Rは最短撮影距離28cm、XF35mmF2 R WRは最短撮影距離が35cmなので少しでも寄りたい場合はXF35mmF1.4 R。
- ・XF35mmF1.4 Rのほうが新品価格で2万円ほど高い。
- ・どちらも防塵防滴、耐低体温仕様なので、野外でも安心して使える。
- ・XF23mmF2 R WRは直径60.0mm x 51.9mm、180gなのでより軽量を求めるならXF35mmF2 R WR。
- ・XF23mmF2 R WRは35mm換算で約35mmなので、視覚に近い広さが欲しい人におすすめ。
- ・どちらもインナーフォーカス式なので、高速AFに対応している。
- ・どちらのレンズも、新品は同価格帯となっている。
このように、レンズにより撮影シーンが異なるため使い方に合わせて選んでみてください。
ネット上のレビュー
XF35mmF2 R WRのレビューを見てみると「軽量コンパクトで携帯しやすいため写真撮影の機会が増えた」「AFが速くて使いやすい」という声が目立ちます。
一方で「意外と絶妙な距離で慣れるまで時間がかかる」という意見も。いずれにしても携帯のしやすさと使いやすさは高く評価されているようです。
まとめ
XF35mmF2 R WRは携帯コンパクトで携帯しやすいだけでなく、高速AFや静音性など魅力的な機能が備わっています。普段からカメラを持ち歩きたくさんシャッターを押したい人やタフネスで使いやすいレンズを検討している人は、ぜひチェックしてみてください。
基本仕様 | |
---|---|
対応マウント | FUJIFILM Xマウント |
フォーカス | AF/MF |
フルサイズ対応 | - |
APS-C専用 | - |
レンズ構成 | 6群9枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
焦点距離 | 35mm(35mm判換算:53mm相当) |
最短撮影距離 | 35.0cm |
最大撮影倍率 | |
開放F値 | |
画角 | 44.2 |
手ブレ補正機構 | - |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
サイズ・重量 | |
最大径×長さ | ø60x45.9mm |
重量 | 170g |
フィルター径 | 43mm |
発売日 | |
発売日 | 2015年11月19日 |
製品情報
- カテゴリ
- 単焦点レンズ
- メーカー
- FUJIFILM
- タイプ
- 標準
- マウント
- FUJIFILM Xマウント