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見守るような距離感を大切に。 かけがえのない幸せな時間を写真に残していく
看護師として働くかたわら、彼女や友人との日常を写真に残されている吉岡さん。吉岡さんの撮る写真は暖かく、皆笑顔に溢れていて、眺めていると思わず笑みがこぼれます。そんな吉岡さんがどんな思いを込めてシャッターを切っているのかを知りたくてお話を伺いました。
著者: 吉岡 圭佑 | 作成日: 2022/02/11 | 更新日: 2023/01/28
― はじめに吉岡さんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
写真を撮るのはカメラを購入する前から好きで、携帯でよく夕日や花火を撮っていました。
より写真にのめり込むきっかけは、専門学校で出会った友人が一眼レフのカメラを使っていて、撮った写真を見せてもらった時に、ちゃんとしたカメラで撮ったらこんなに綺麗なんだ!と感動したのが始まりです。
そこからフォトミートで色んなカメラ友達と出会って行く中で、どんどん写真の楽しさにのめり込んでいきました。
― 吉岡さんにお会いしたことはありませんが、写真から吉岡さんのオープンで暖かく前向きなお人柄が伝わってきます。被写体の方々は皆笑顔に溢れていて、こちらまで前向きになるように感じます。吉岡さんがこれまで培ってきたものがそのまま写真に表れているからこそだと思うのですが、吉岡さんはどんな瞬間に魅力を感じ、何を写真に残されようとされていますか。
そう言っていただけてとても嬉しいです。私は彼女や友人の笑顔や、みんなで楽しそうに遊んでいる姿に魅力を感じます。人を撮影するときは彼女や友人と一緒に遊びながら撮影することがほとんどです。
笑顔で過ごせるというのは当たり前のようですが、とてもかけがえのない幸せな時間だと思います。そういった日常を撮影することで見返したときに懐かしいねと話のタネになってまた笑顔になれたり、楽しかった事や幸せな時間を過ごせていたという事実を思い出すきっかけにもなります。
私が写真に残したいのはそういった楽しい時間や雰囲気、思い出などの記憶を残したいのだと思います。
― 吉岡さんはスナップが中心ですが、多様な構図や切り取り方に驚かされます。写真を撮ることが日常に組み込まれているように感じます。先ほどの質問とやや重複するのですが、吉岡さんにとって写真とはどんな存在でしょうか。また、写真を取る際に大切にしていることがあれば教えてください。
私にとって写真は残す事に意味があると思っています。街も時代とともに姿を変えていきますし、今観ている風景や景色がいつまでも続くことはないと思っています。
以前からこの考えはあったのですが、コロナウイルスが拡大してから、より実感が湧きました。そのため、どこか懐かしい風景や、今しかなさそうな景色を残したいと思い、スナップ写真を撮っています。
こういったスナップ写真を撮影する時に大切にしている事は、自分目線で写真を撮らないということです。例えば自分以外の誰か、街そのもの(擬人化みたいなイメージ)になりきってそれぞれの人生や街が見守ってきたものを想像しながら、見守るような距離感で懐かしさを感じられるように撮影しています。
― 色合いなどの写真表現について教えてください。吉岡さんの写真は透明感があり、また緑色や青色が印象的です。撮影時の設定や現像時において、どんなことを心がけていらっしゃいますか。
色合いの表現については、撮影時は肉眼で見たままの色、明るさになるように設定をしていて、現像の時はフィルム写真のような色味を目指して現像しています。
私が好きな写真はあたたかみがあって、懐かしさ優しさがあり、見守っているような写真が好きなので、現像に関しても懐かしさや優しさを出したいと考えた結果、フィルム調の現像が一番自分の理想に近いと思っています。
また、何年か後に見返したとき、なるべくそのままを思い出せるように露出や色味が現実とかけ離れないように注意しながらも観る人が落ち着くような色味になるように調整するように心掛けています。
― 続いて、吉岡さんがメインで使用されているカメラ・レンズについて、それぞれの機材を選ばれた経緯や使い分け方、またお気に入りの点について教えてください。
私がメインで使用しているカメラは、デジタルはFUJIFILMのX-E4にレンズはXF35mmF2 R WRを使用しており、フィルムはPENTAX67にSMC PENTAX67 90mmF2.8を使用しています。
デジタルのX-E4はフィルムシミュレーションのクラシックネガが使えて、低価格かつデザインの美しさに惚れました。
見た瞬間にこれだと思いました!基本スナップや彼女、友人と遊びに行った先での撮影をメインに使用したいと思っていたので、サッと撮れる利便性や、撮って出しで理想に近い色を出してくれるので、その場で彼女や友人と共有するのにとても良いと思いました。
レンズについては35mmのラインナップでF1.4の神レンズと呼ばれるレンズと悩んだのですが、最終的にレンズのコンパクトさで選びました。レンズの描写もとてもよく、スナップや人メインで撮影するのであれば、F2で問題無いですし、AFも35mmF2のレンズの方が早いといろいろな方のレビューに書いてあったため、今使用しているF2のレンズを選びました。
フィルムに関しては、PENTAX67は濱田英明さんのファンだったから購入したというのが一番です笑
レンズはSMCのレンズが比較的新しいレンズになるため、中判の解像感を最大限出すのにこのレンズが良いと思い、選びました。90mmはフルサイズ換算で45mm程度でちょうど良い距離感で撮影できるため、90mmの焦点距離を選びました。
フィルムとデジタルの明確な使い分けはしておらず、スナップを集中して撮りたいときや彼女、友人と旅行などのイベント事の時はPENTAX67も持ちだして、デジタルとフィルムの両方で撮影しています。
― 最後に、吉岡さんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
次に狙っているカメラはデジタルでは特にありません。フィルムでは、PENTAX67のレンズでSMC PENTAXの105mmF2.4を狙っています。現在使用しているレンズもとてもお気に入りなのですが、105mmのレンズで映す写真の立体感がさすが中判フィルムだと思わせてくれるので、今狙っている1本です。
X-E4・スナップ
X-E4でのベストショットは配達員さんに焦点の当たったスナップ写真です。
この写真はまず、場所を決めてこの位置に人が来てくれたらいいなと思い、この場所で待機していたら撮影できた1枚です。光の当たり具合がスポットライトのようで、働く人の強く頑張っている姿を写真に表現することができたと思っています。配達は力仕事であるため、階調やシャドウ部分の引き締め、コントラストに注意して仕上げました。
PENTAX 67・彼女・空
PENTAX67でのベストショットは彼女と空の組み合わせで撮影した1枚です。
時期は夏で暑い日ではあったのですが、大自然に囲まれながらも風や涼しさを感じられる写真が撮影できたと思っています。色味も山本写真機店さんがとても素敵に仕上げてくださり、自分の伝えたい部分を倍増させてくださり、より大好きな1枚に仕上がりました。
著者
1995年、鳥取生まれ。看護師。趣味でカメラを始め、普段は彼女や友人との日常やスナップ写真を中心に撮影したものをSNSに投稿している。 そのほかにも現在はkeipi-cameraというブログでも写真に関する情報を発信している。Lovegraphにて人物撮影、CURBONにて料理撮影の経歴を持つ。 今お気に入りのカメラはデジタルはFUJIFILM X-E4、フィルムはpentax67。
吉岡 圭佑さんの使用カメラ
吉岡 圭佑さんの使用レンズ