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定額買取
SIGMA fp
LEICA Lマウント
2019/10/25発売
フルサイズミラーレスが各社、次々と発表されている昨今のカメラ業界ですが、なぜ誰もこのことに大きな声をあげないのでしょうか。「ミラーレスなのに、全然小さくない」。もちろん、一眼レフに比べれば一回り小さくなりましたが、カメラサイズに対する恩恵を感じている人は多くないでしょう。そんな声を知ってか知らずか、2019年にSIGMAが発売したのが世界最小フルサイズ、fpです。
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ボディの買取額:115,900円(定額)
著者: enoF
ソフトとハードが融合したカメラ
SIGMA fpは2019年発売時点で世界最小・最軽量のフルサイズカメラですが、おそらくこの先も最小・最軽量ではないでしょうか。
SIGMAといえば社外レンズメーカーとして有名で、近年ではコスト的なメリットだけでなく画質でも純正レンズに迫る性能として注目されています。
レンズメーカーとして有名ですが、実はカメラメーカーとしてもフィルム時代からデジタル時代、さらにミラーレスと一眼カメラを生産しつづけています。2016年にはSIGMA fpの前進ともいえるような極小APS-C機であるsd Quattroを発売しています。
SIGMA fpには、大げさに言うとフルサイズセンサーと背面液晶とシャッターボタンしかなく、余った隙間にバッテリーと基盤があります。EVFはおろか、ホットシューすらありません。
SIGMA fpのfpとはfortissimo(強く)&pianissimo(ソフトに)。
フルサイズセンサーという強力な撮影ツールをカメラマンの使い方に合わせて柔軟に対応できるのがSIGMA fpの特徴です。EVFで撮影したければ、EVFを装着すればよく、外部ストロボを使いたいのであればホットシューを装着すればよいのです。
撮影に必要最低限な機能のみを搭載した超コンパクトなボディに無限の拡張性をもたせたカメラがSIGMA fpです。
年々、多機能になっていく一眼カメラですが、SIGMA fpは逆に本体をシンプルにすることで様々な撮影に対応できる柔軟性をもたせています。
SIGMA fpにはメカシャッターすらありません。電子シャッターでしか撮影できないので、激しい動きモノを撮影するときはローリングシャッター現象には注意が必要です。
しかし、メカシャッターがないことでシャッター寿命を気にする必要もなく、信頼性も向上します。信頼性の面でいえば防塵防滴になっているので、過酷な環境でも使うことができます。大げさではなく、まさにポケットに入れられる大きさのフルサイズカメラなので常に持ち歩くことが可能です。
自由自在な使い方は唯一無二
フルサイズとしては圧倒的にコンパクトなSIGMA fpですが、APS-Cに目を向けるとCanon EOS M5やM6など似たようなサイズ感のミラーレスは存在します。
しかし、Canon EOS M5やM6などではなく、SIGMA fpを選ぶ理由は単にフルサイズというだけではなく、先程書いたように高い拡張性が唯一無二だからです。
SIGMAはfpの撮影スタイルとして7つの拡張例をHPで公開しています。少し前にリモートワークの普及でWebカメラが品薄となり話題になりましたが、fpは他の一眼カメラと違い、Webカメラとして利用できます。
CanonやSONYの一眼もWebカメラとして利用できますが、専用のソフトが必要ですが、SIGMA fpであればUSBで接続するだけで他のWebカメラ同様に使うことができます。
それにカメラ自体の大きさがコンパクトなので、大きな三脚でカメラを固定しなくとも、デスクのスペースをさほど必要なく使えます。
ただし、ボディ内手ブレ補正はないので、手持ちで使う場合は注意が必要です。もちろんレンズに手ブレ補正があればそれが機能しますが、動画撮影をするときは、三脚固定かジンバルで撮影した方が良い画が撮れます。
しかし、ボディがコンパクトなのでジンバルでの撮影も他の一眼よりも手軽です。また、シネマカメラの様に本格的な動画カメラのようなスタイルに拡張することもできます。
まさに写真から動画まで自在に撮影スタイルを変化させることができます。
思わずマニアックな要求もしたくなるカメラ
SIGMAカメラと言えばフォビオンセンサーを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、SIGMA fpではSONY製のベイヤータイプの裏面照射型CMOSセンサーが使われています。
SIGMAは2020年にフォビオンタイプのフルサイズカメラを発表予定でしたが、イメージセンサーの開発に問題が発生していて発表は延期されています。fpにフォビオンセンサーが使われていたら…とも考えたくなりますが、技術的に高いハードルがある様です。
もう一つマニアックなリクエストがあるとすれば放熱ではないでしょうか。SIGMA fpは近年のミラーレスの多くが抱える熱問題も放熱構造を見直すことで改善していると謳われていますが、残念ながらそれでも十分ではありません。
SIGMA fpをプロが動画撮影で酷使した場合は他のミラーレス同様にやはり熱が問題となります。シネマカメラと違い、ファンによる冷却システムをもたない一眼カメラでは長時間の動画撮影ではどうしても熱が問題となります。
SIGMA fpはコンパクトなボディにアルミヒートシンクを適切に配置することでかなり排熱性が良くなってはいますが、せっかくならヒートシンクを拡張出来るような機能も欲しかったところです。
思わずこういったマニアックなリクエストもしてしまいたくなるほど、SIGMA fpは個性的で将来性を感じさせるカメラです。
まずはSIGMA 45mm F2.8 DG DNから
SIGMAはLeicaやPanasonicとLマウントアライアンスでレンズマウントを共通化しています。
ちょっと注意しておきたいのはLeicaのオールドレンズも同様にLマウントなどと呼ばれますが、性格にはL39と呼ばれるマウントなので、Lマウントに装着するにはアダプターが必要です。もちろんマウントアダプターを使えばL39のLeicaオールドレンズは問題なく使うことができます。
fpも当然Lマウントとなっていますが、いきなりオールドレンズ専用機とする人は少ないでしょう。
fpはキットレンズとしてSIGMA 45mm F2.8 DG DNが設定されています。45mm F2.8 DG DNはコンパクトな単焦点なので、fpを素の状態で持ち運ぶときにバランスの良いレンズとなっています。
まずはこのレンズを装着してfpを常に持ち歩いて楽しみたいですね。
もちろん、異彩を放つfpですが一眼カメラなので他のレンズも選択できます。fp発売時点でSIGMAのLマウントは14種類ですが、マウントアダプターであるMC-21を使えばレフ機用レンズも使えるので、43種類が使えます。
一応、MC-21は公式にはSIGMA SAマウントレンズを変換するものと、SIGMA製EFマウントレンズを変換するものとなっていますが、SIGMA製EFマウントレンズが使えるということは、CanonのEFマウントレンズも使えます。
SIGMA製以外のEFマウントレンズは動作保証外ですが、レビューでは特にCanonのEFレンズが使えないというものはありません。Canonレフ機ユーザーにとってはかなり使いやすいカメラと言えます。
Canon、Nikon、SONY以外の一眼カメラはレンズの選択肢が少ないイメージがありますが、SIGMA fpはLマウント用レンズに加えて、アダプターを使うことでEFレンズやオールドレンズなど選択肢はかなり広いカメラとなっています。
愛用者のコメント
柴田 佳代子
福島県いわき市出身、神奈川県在住。 クレジットカード会社勤務を経て、フリーフォトグラファーに転身。ポートレート・スナップを中心に、関東を拠点に活動中。 2020.03 エプソンフォトコンテスト2019入選。 2020.08 Nine Gallery 公募展「9の穴」 2位。 2021.01 Mellow Art Award 2020入選。
機動性が課題でもあり、フルサイズで370gという軽さ、GoodDesign賞を受賞した機能面・デザイン面の良さから、世界最小のフルサイズミラーレスカメラのSIGMA fpを購入。
スナップが楽しくなりました。たまにAFってどうですか?と聞かれるのですが、スナップには問題なく使えていますし、暗部等で、ちょっとゆっくり目の時は、じっくりと考えて撮る時間をくれているのだなと思っています(笑)
注意して工夫して使いながら、うまく自分とシンクロさせていく、ひいてはそれが愛着となり、毎日かかさず首から下げている相棒カメラです。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 使いこなす楽しみがあるカメラ
- 階調豊かでISO6400までは問題なく使える
- 他のカメラとは違うスッキリした魅力的なデザイン
- 個人差はあると思われるがホールド感は悪くない
- ヒートシンクは効果的で、熱ノイズはかなり少ない
まず、見た目のスッキリしたデザインに魅了されて購入したユーザーの声が多くみられました。
■ ネガティブレビュー
- 全ての操作でワンテンポ遅れるような操作性
- AFはやはりSONYやCanonに遠く及ばない
- Webカメラとして使うときにオーディオの遅延がある
- USBで給電できないのは残念
- 電池は予備が3、4個必要なくらい
動画機としての機能性はあまり評判が良くなく、SIGMAが想定するような拡張機能を活かしたシネマカメラとしての仕様にはハードルが高そうです。
まとめ
本来カメラは、フィルムの収納スペースとファインダーのミラーやペンタプリズムなどの収納スペースという設計上の成約がありました。デジタル一眼になったことでフィルムの収納は不要となりました。ミラーレスが登場したことでファインダーも不要となりました。
SIGMA fpは不要なものは全て取り払い、拡張機能を充実させることで本体を究極までコンパクトに設計した、カメラの新たな未来を示してくれるようなカメラです。
ちょっとした撮影なら、素のままコンパクトに、ストロボが必要ならホットシューを外付けで、屋外撮影ならファインダーをつけて、など撮影に応じて自在に拡張できることで「自分にピッタリのカメラを作る」という未来が見えてきます。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ミラーレス一眼 > ハイアマチュア
SIGMA fp
新品: 178,527円 / 中古: 144,100円
新品: 180,164円 / 中古: 142,960円
新品: 180,164円 / 中古: 145,190円
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ボディの買取額:115,900円(定額)
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | SIGMA |
タイプ | ハイアマチュアモデル |
マウント | LEICA Lマウント |
関連製品
製品 | SIGMA fp (本製品) | |||||
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価格 | 新品: 178,527円 中古: 142,960円 | 新品: 163,580円 中古: 114,800円 | 新品: 222,070円 中古: 189,800円 | 新品: 224,800円 中古: 119,800円 | 新品: 239,990円 中古: 215,450円 | 新品: 335,000円 中古: 206,500円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.6mm×23.8mm) | フルサイズ(35.6mm×23.8mm) | フルサイズ(35.6mm×23.8mm) | フルサイズ(36.0×24.0mm) | フルサイズ(36mm×24mm) |
有効画素数 | 2,460万画素 | 2,420万画素 | 2,420万画素 | 2,420万画素 | 6,100万画素 | 4,730万画素 |
連続撮影速度 | 最高約18.0コマ/秒 | 最高約7.0コマ/秒 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約9.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 | 最高約9.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 約280枚(23℃時、CIPA 試験基準による) | 470枚 | 370枚 | 380枚 | 240枚 | 360枚 |
重量 | 370g | 630g | 657g | 899g | 375g | 898g |
発売日 | 2019/10/25 | 2020/09/25 | 2023/02/16 | 2019/03/23 | 2021/04/16 | 2019/03/23 |