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定額買取
Nikon Z50
Nikon Zマウント
2019/11/22発売
Nikonは2011年に初のミラーレスNikon 1を発売。2018年には初のフルサイズミラーレスZ7、Z6を発売しましたが、ミラーレスの分野では今ひとつ評価が上がっていませんでした。そんな中、2019年に発売されたZ 50はNikonらしいミラーレスとして高評価を集めています。Z50がNikonらしいカメラである理由をみていきましょう。
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ボディの買取額:60,900円(定額)
著者: enoF
NikonはミラーレスでもやっぱりDX
Nikonは1999年発売のD1から、デジタル一眼レフの歴史をDXフォーマット(他社で言うところのAPS-C)でスタートしたのは旧知の事実ですね。
センサーサイズがフルサイズ、FXフォーマットよりも小さいDXフォーマットの利点を活かし、Canonよりも圧倒的な低価格のデジタル一眼レフとなったことで、D1はプロカメラマンを中心にデジタル一眼レフが普及するきっかけを作ったカメラとなりました。
2007年発売のD3からFXフォーマットが登場しましたが、NikonはCanonの様にフルサイズ>APS-Cというようなスペック差をつけてランク付けせずに、FXのプロ機D3、DXのプロ機D300というように、FXもDXもフラッグシップモデルについては同等のラインアップを続けてきました。
DXフォーマットはセンサーサイズが小さく画角が狭いので同じ画素数では望遠で大きく撮影出来るというメリットがあり、望遠撮影が多用されるスポーツや野鳥撮影ではプロでもDXを使うことがあります。
Nikonは2018年にFXミラーレスとしてZ 7、Z 6をZマウントという新しいレンズマウントで発表しました。Canonも追うようにフルサイズミラーレスEOS Rを発表したわけですが、CanonはフルサイズではRマウント、APS-CではEF-Mマウントとレンズマウントを住み分ける道を選びました。
Nikonはミラーレス時代において、DXフォーマットをどうするのかというところが注目される中で発表されたのがZ 50でした。Z 50は価格的には予算10万円で買えるということでエントリークラスのミラーレスですが、Nikonらしい質実剛健な作りで高評価を得ています。
Z 50の最大の魅力はDXフォーマットなので望遠に強いということと、APS-Cカメラとしてはトップクラスの毎秒11コマの高速連写、そしてZ 7、Z 6譲りの高い描画力です。高速連写といえば、Nikon DXレフ機ではフラッグシップモデルであるD500でしか実現できないこのスペックを、発売開始時の価格で半額ほどのZ 50で実現しているのですからミラーレスならではのメリットを感じさせます。
D500になかなか手を出せなかったユーザーにしてみればZ 50はとても魅力的です。野鳥撮影などで、望遠レンズと高速連写が必要な撮影シーンでは大活躍が期待されます。
製品 | ||
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価格 | 新品: 98,920円 中古: 72,910円 | 新品: 138,500円 中古: 76,082円 |
センサーサイズ | APS-C(23.5×15.7mm) | APS-C(23.5×15.7mm) |
有効画素数 | 2,088万画素 | 2,088万画素 |
連続撮影速度 | 最高約11.0コマ/秒 | 最高約10.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 280枚 | 1240枚 |
重量 | 395g | 760g |
発売日 | 2019/11/22 | 2016/04/28 |
外観
ミラーレスカメラとしてのスペックは
Nikonは他社メーカーとは違い、DXがFXのスペックダウンカメラであるとはしていません。もちろん、Z 50はエントリーモデルなので、Z7やZ6と比べればボディ内手ブレ補正が非搭載だったり、約2000万という画素数などハード面でのスペックダウンはあります。
しかし、Nikonらしい描画力はDXエントリー機でもしっかりと発揮されていて、描画力やAF性能ではまったく手抜かりありません。今やミラーレス必須の機能ともいえる瞳AFにももちろん対応していて、動いている被写体への追従性もZ7譲りの速度と精度になっています。
ボディサイズはZ7から上面液晶などを削減することで一回りコンパクトになっていて、ミラーレスとしての携帯性の良さはさすがDXフォーマットです。しかし、グリップなどのホールド感や操作性はしっかりしていて、さすがはNikonのデザインとなっています。さらに電子ビューファインダー、EVFは好評だったZ7譲りで光学ファインダーに慣れた一眼レフユーザーでも違和感少なく使うことができます。
コンパクトでEVFを使うミラーレスの宿命ともいえるのがバッテリー持ちですが、Z7の約400コマに対してZ 50は約320コマということで、いずれもサブバッテリーが欲しくなるところです。Z7はバッテリーがNikonユーザーおなじみのEN-EL15タイプですが、Z 50はEN-EL25という新バッテリーなので既存Nikonユーザーは注意が必要です。
残念なのはボディ内手ブレ補正非搭載ではなく・・・
Z 50はZ7などと違い、ボディ内手ブレ補正が搭載されていません。それによってコストカットされ、手の出しやすい価格となっているわけですが、それによってZレンズのほとんどが使いにくいというデメリットが発生しています。
もちろん、Z 50のキットレンズとして販売されているNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRはレンズ内手ブレ補正が搭載されているので問題ありません。また、Nikonのレフ機用Fマウントレンズはレンズ内手ブレ補正が搭載されていますので、それをFTZアダプターを使ってZ 50に搭載すれば問題なく使うことができます。
つまり、既存のNikonレフ機Fマウントレンズを持っているユーザーにとってはZ 50にボディ内手ブレ補正が搭載されていないということは実は大した問題ではないと言えます。
Z 50はFマウントレンズをある程度持っている既存Nikonユーザーは様々なレンズで楽しめるカメラとなっています。それよりも非搭載で問題なのはイメージセンサークリーニング機能です。Z7やZ6はボディ内手ブレ補正があるのでイメージセンサーを振動させてクリーニング可能ですが、Z 50はボディ内手ブレ補正を非搭載としたことで、クリーニング機能も非搭載となってしまいました。
ミラーレスカメラは、レフ機と違ってレンズ交換時にイメージセンサーが露出してしまうので、レンズ交換を頻繁に行う場合はレフ機以上にホコリに注意する必要がありそうです。せめてCanonのフルミラの様に、レンズ交換時にはシャッター幕が降りてイメージセンサーを保護するような機能は欲しかったところです。
他社とは違うターゲット
CanonはAPS-Cとフルサイズでミラーレスではマウントを別にしたことで明確なターゲットの違いがあります。APS-Cミラーレスは家族写真などのライトユーザー向け、フルサイズはEOS R、RP、R5、R6のいずれもハイコストなカメラでエントリーユーザーが気軽に買えるカメラではありません。
SONYはAPS-Cもフルサイズも同一のレンズマウントですが、APS-Cのα4ケタシリーズとフルサイズのα9、7シリーズとはボディ形状も違い、性能も大きく開きがあります。
その点でNikon Z 50はZ7、6と同じZマウントでボディ形状も近く、ミラーレス一眼入門機として購入したり、サブ機としての利用もしやすくなります。
予算はあまり割けないけれど、本格的にカメラを趣味としてスタートさせたいというユーザーはどのカメラを選ぶでしょう。Z 50のZ7譲りのデザインや性能は10万円で手が届くミラーレス一眼とは思えない満足感を与えてくれます。本格的にカメラを趣味とするなら、大型EVFを搭載し、フルミラと同じようなデザインのZ 50が機能的にもデザイン的にもメリットがあります。
まずはNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRと組み合わせて
手の出しやすい価格で、スペック的にも期待感の高いZ 50ですが、いかんせんレンズがありません。ボディ内手ブレ補正がないのでFX用Zレンズは、諸手を挙げておすすめというわけにもいきません。
FマウントレンズがあればFTZを介して使えますが、既に手持ちがあるならともかく、今から新たにレフ機レンズを購入するというのも、ミラーレス時代がはじまろうとしているご時世ではおすすめともなりません。
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRというキットレンズは唯一ともいえる選択肢ですが、絶対の選択肢でもあります。Z DX 16-50mmはさすがNikonのキットレンズといった仕上がりで、フルサイズZに迫る描画力であるZ 50の実力を十分に発揮させてくれる性能があります。DXフォーマットとは思えないヌケの良い写真が撮れると高評価のレンズです。
さらにレンズデザインもZ 50にマッチしたコンパクトでありながら、オールドレンズを思い出させるような独特なデザインとなっています。手持ちのFマウントレンズを使う予定があっても、Z 50を購入するときは標準レンズキットで購入することがおすすめです。
愛用者のコメント
maho
2000年、東京都生まれ、大阪府在住。大学1年生のときにカメラを始める。風景や友達のスナップをメインに撮影。寿司とラーメンのためならどこへでもゆく。愛用カメラはZ50とZ6。
Z50は私がはじめて手にした一眼カメラです。写真を撮るのが好きな父はいつも撮る側だったため「父を含む家族の何気ない瞬間を残したい」と思ったことや、散歩や旅行など出歩くことが好きだったことなどから、「普段から持ち歩ける一眼カメラ」として選びました。
Z50のお気に入りのポイントは、やはり「持ち歩きやすさ」と「Nikonらしい見た目の格好良さ」です。ボディもキットレンズも軽くコンパクトな作りのため、鞄にいれて持ち歩くことを日常にしてくれます。そして、そのなかで撮りたいものが増え、交換レンズを増やしていっても、それらとしっかり馴染むNikonらしいボディの格好良さがZ50にはあります。
本当に、何気ないお散歩にも、気合いを入れた撮影にも、高いパフォーマンスを発揮する最高の相棒だと思っています!!
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- Nikonらしい、一眼レフのイメージを踏襲したデザインに好感
- 物理ボタンの配置はさすがNikonといった感じで使いやすい
- AF追従性は高く、よほど速く動く被写体でない限りピントは外さない
- Z6同様の素晴らしいEVF
- どこにでも持ち運べるコンパクトさでありながら驚きの画質
画質の高評価はさることながら、Nikonらしいデザインの高評価が目立ちました。
■ ネガティブレビュー
- Zマウントが無駄に大きすぎる感じがする
- バッテリーは絶対に予備バッテリーが必要となる
- 高感度はISO6400ぐらいからノイズが目立つ
- エントリーモデルならカラーバリエーションが欲しかった
- グリップは他社よりもホールド感は良いが若干小指があまる
バッテリーなどミラーレスはならでは問題はありますが、致命的な弱点はなさそうです。
まとめ
CanonやSONYなどのAPS-Cミラーレスは、どうしてもフルサイズの「格落ち」感がありますが、NikonのDXフォーマットミラーレスZ 50は全くそういうところを感じさせません。もちろん価格的にはエントリーモデルなので、Z7などと比較すると非搭載の機能もありますが、ミラーレス時代を体感するには十分な性能となっています。
Nikonでミラーレス一眼デビューを考えるなら、ファーストステップに最適のカメラとなっています。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ミラーレス一眼 > ミドル
Nikon Z50
新品: 110,999円 / 中古: 74,800円
新品: 105,340円 / 中古: 72,910円
新品: 98,920円 / 中古: 74,050円
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
ボディの買取額:60,900円(定額)
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | Nikon |
タイプ | ミドルモデル |
マウント | Nikon Zマウント |
関連製品
製品 | Nikon Z50 (本製品) | ||||
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価格 | 新品: 98,920円 中古: 72,910円 | 新品: 114,519円 中古: 88,380円 | 新品: 86,153円 中古: 80,830円 | 新品: 140,499円 中古: 108,200円 | 新品: 261,948円 中古: 231,900円 |
センサーサイズ | APS-C(23.5×15.7mm) | APS-C(23.5×15.7mm) | APS-C(23.5×15.7mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9mm×23.9mm) |
有効画素数 | 2,088万画素 | 2,088万画素 | 2,088万画素 | 2,432万画素 | 2,450万画素 |
連続撮影速度 | 最高約11.0コマ/秒 | 最高約11.0コマ/秒 | 最高約11.0コマ/秒 | 最高約4.5コマ/秒 | 最高約30.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 280枚 | 310枚 | ライブビュー:330枚 | 390枚 | 360枚 |
重量 | 395g | 390g | 350g | 590g | 630g |
発売日 | 2019/11/22 | 2021/07/23 | 2022/08/05 | 2020/08/28 | 2023/10/27 |