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今を濃厚に鮮やかに。 出会った仲間と、楽しく素敵な景色を追いかけていきたい
日本各地の美しい風景を友人と共に巡り写真に収めているNAMIKOさん。一枚一枚が奇跡の瞬間と思えるような美しい写真には思わず見惚れてしまいます。それだけではなく、ストーリー性のある独創的な写真からはNAMKOさんが心から写真を楽しんでいる様子がヒシヒシと伝わってきます。そんなNAMIKOさんがどんな瞬間を写真に残されようとしているのかを知りたくて、お話を伺いました。
著者: NAMIKO | 作成日: 2020/10/10 | 更新日: 2023/01/28
― はじめにNAMIKOさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
きっかけは、弟が一眼レフで撮った写真を見た時に、私も友達との思い出を綺麗に残したいという想いでした。
社会人になって初めてのボーナスでミラーレス一眼を購入し、旅先に持ち歩くようになりました。次第に映えるスポットを訪れるようになり、Instagramでの投稿を始めると、カメラ友達が増えていきました。
友達の作品や感性に刺激を受ける過程で当時使用していたカメラのスペックでは物足りなく感じるようになり、フルサイズ(D750)を購入して、レンズも一通り揃えました。すると、自分の思い描く画角や構図をより再現できるようになり、ますます写真にのめり込むようになりました。
― NAMIKOさんの写真はどれも圧巻の完成度ですが、それ以上にNAMIKOさんが心から写真を楽しんでいることがひしひしと伝わってきます。風景写真は、満足する一枚に辿り着くまでがとても大変だと思いますが、NAMIKOさんにとって風景写真とはどんな存在で、どんな瞬間を納めたいと思っていますか?
ありがとうございます。
私にとって風景写真とは、自分の心の動いたとっておきの一瞬を納めるものだと思っています。四季折々を彩る草木や、神出鬼没な絶景、何となく見つけた田んぼ道も、日本は美しさで溢れているなと感じます。常に表情を変えるその一瞬を逃さずシャッターを切り、その写真を通して観て下さる人々と感動を共有出来たら嬉しいなと思います。
どんな撮影も、とても楽しいです。好奇心旺盛でこれまで沢山の趣味がありましたが、ここまで没頭して続いている趣味は初めてかもしれません。一人で撮りに行くこともありますが、普段は誰かと一緒に撮影に出かける私としては、これも偏に、毎回本当に楽しいと思わせてくれる周りの仲間に恵まれたからだと思います。
― 先ほどの質問とも少し重なるのですが、「ザ・風景写真」ではなく、人物が登場することが多く、それによって多彩な表現が生まれていると思います。NAMIKOさんのアイデアの源泉や、特に表現において心がけていることを教えてください。
風景については、最初こそ人物の登場しない「ザ・風景写真」を撮っていました。ポートレートにも興味はありましたが、自分としては人物を美しく撮ることにハードルを感じていたので、風景の中に人物を登場させるようになりました。
今では風景写真に人物を添えることで、物語の一部を切り取っているような写真になるよう意識しています。私の写真を見てくれた人が、写っている人物の目線から見える景色も想像できたりして、足を運んでみたいと思ってもらえるような写真を撮れたらなと思っています。
― 風景写真は、せっかくその地に向かっても季節や天候によっては見たいと思った景色に出合えないことや、過酷なシチュエーションも多くあると思いますが、特に苦労したエピソードを一つ教えてください。
大阪から九州まで車で行ったり、暖冬で全然雪のある景色を撮れなかったり、氷点下の中秋服同様の服装で何時間も夜が明けるのを待ったり、狭い山道を永遠に登ったり.......色々とありましたね(笑)
風景を撮るカメラマンにはきっと共感してもらえると思うのですが、雲海を撮りに行く時はいつもドキドキしながら現地に向かいます。
例えば、福井県では雲海に浮かぶ大野城を撮影することが出来ます。撮影スポットへは日の出前から山を登り、日の出である程度、霧が晴れる必要があり条件に恵まれないと目的の景色に巡り会えません。
私も一度目は霧が深くて城が見えず、二度目は霧が薄過ぎて城が浮かんでいなかったり(笑)。三度目の正直で、やっと天空の城と言われるその素晴らしい景色を見ることが出来ました。
― また、濃厚で記憶に強く残るような色合いもとても魅力的です。NAMIKOさんはどんな色合いや表現に魅力を感じますか。また、撮影時の設定や、現像の際に心がけていることを教えてください。
実は、自分の写真と真逆な淡い柔らかな写真も大好きです(笑)私には無い表現や突出した表現を見つけると、「写真」の奥深さを感じると共に、その人の魅力が詰まっている感じがして素敵だなと思います。
私は「今を濃厚に鮮やかに」をモットーに写真と向き合っています。
そのモットーに基づいて、現像する際にはあくまで自然の色を引き立たせることと、色味に濃淡を付けて立体感が出るようにしています。細部まで鮮明に見えるようにしたいため、F値は9あたりに絞ることが多いです。
― NAMIKOさんがメインで使っているカメラ・レンズについて教えてください。それぞれのカメラ・レンズに至った経緯や、お気に入りの点、こんな人にオススメ!というポイントがあれば教えてください。
・Nikon Ai AF NIKKOR 24-85mm f/2.8-4D IF
フルサイズに変えてひとまず標準レンズはマストでいるなと思い安くても使えればという軽い考えで購入しました(笑)もう10年前に作られたレンズという事ですが、とても優秀だと思います。マクロ機能も備わっているので、そういう写真に興味あるけどレンズまではとお考えの方も楽しめるレンズだと思います。
・SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary C017
実は1番初めに購入したのは望遠レンズでした(笑)以前はTAMRON 70-300のレンズを使用していましたが、壊れてしまい、それを機に「より遠くを撮りたい」という気持ちにあったレンズを、周りの方々の意見も参考にしながら検討した結果、このレンズに行き着きました。
SIGMAのレンズは初めてでしたが、解像度の高さにかなり驚きました。細部まで繊細に表現してくれるこのレンズは、かなりのお気に入りです。
・SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM | Art
広角レンズはしばらく持っていなかったのですが、標準レンズの限界を感じ出し、購入を考えるようになりました。
広角レンズで述べていた通り、SIGMAのレンズに惚れ込んでいたので、値段は張りますが確実に良いレンズに違いないとほぼ迷いなくこのレンズの購入を検討しました(笑)
購入後の感想としては、抜群の解像度は然る事ながら、広角特有の歪みもそこまで気にならないと感じています。
― 最後に、NAMIKOさんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
思い出深い写真という意味で言うと、フルーツバス停での1枚ですかね。
私を含め女子4人でキャンピングカーを借り、九州を旅して、様々なトラブルや出会いがあったのですが、そのトラブルを乗り越えたり素敵な出会いを果たせたのも、カメラを趣味としていなかったら出会えなかったこの仲間たちのお陰だなと、これから一生大切にしたい人に出会えたと思っています。
今の機材で充分満足しているので、狙っているカメラやレンズは特にないです。
これからも、出会えた沢山の仲間たちと楽しく素敵な景色を追いかけて行けたらいいなと思います。
著者
NAMIKO
愛知生まれ。保育士。2020年4月 雑誌「GENIC」掲載。同年、「関西Walker」の「絶対に見てほしい春絶景」にも掲載される。フォトコンテストでは、東京カメラ部「日本の百選」、jalan主催「旅先で撮った奇跡の一枚」にも入選し、カメラのキタムラ主催「秋冬フォトコンテスト」では特選に選ばれる。
NAMIKO
愛知生まれ。保育士。2020年4月 雑誌「GENIC」掲載。同年、「関西Walker」の「絶対に見てほしい春絶景」にも掲載される。フォトコンテストでは、東京カメラ部「日本の百選」、jalan主催「旅先で撮った奇跡の一枚」にも入選し、カメラのキタムラ主催「秋冬フォトコンテスト」では特選に選ばれる。
NAMIKOさんの使用カメラ
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Nikon D750NAMIKOさんの使用レンズ