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いつまでも遊び心を忘れずに。 たくさんの幸せな瞬間を、写真を通してカタチにしていく
学生でありながらプロのフォトグラファーとして活躍されている、やぶけんさん。やぶけんさんの撮る透明感と笑顔に溢れる写真は、眺めていると思わずこちらまで笑顔になってしまいます。そんなやぶけんさんが、どんな瞬間に惹かれ、どんな思いでシャッターを切っているのかを知りたくてお話を伺いました。
著者: やぶけん | 作成日: 2020/12/15 | 更新日: 2023/01/28
― はじめに、やぶけんさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
小学生の頃から興味本位で親のカメラをよくさわっていたので、写真を撮ることは昔から好きでした。よく旅行先で風景を撮っていたように思います。
本格的にのめり込んだのは大学1年の秋のことです。ちょうどこの記事を書いている日から1年くらい前ですね。写真自体はずっと好きだったので、大学1年の春に奮発して一眼レフを買ったんです。
でも、1人で風景を撮るだけだったのですぐに飽きてしまって。そんな時ふと、大好きなカメラで誰かの役に立てないかなと思い、ネットで求人を探してみました。そこで出会ったのがLovegraphでした。同社の理念や目指す世界に心打たれ、ここでカメラマンになりたいと即応募しました。
しかし、それはプロカメラマンの求人。当時はただの素人だったので、2度落ちました。しかし、どうしてもそこでカメラマンになって誰かのために写真を撮りたいと思い、夢中で写真を勉強し始めたのがのめり込んだきっかけです。
― やぶけんさんの写真を見ていると、被写体の方々の表情なども相まって前向きな気持ちになるように感じます。やぶけんさんの感性や人柄が表れているからだと思うのですが、どんな瞬間に魅力を感じ、シャッターを切っていらっしゃいますか。
撮られる人も、その写真を見た人も、みんな幸せで温かい気持ちになる写真を撮りたいんです。「笑って!はい、ポーズ!」のような記念写真ももちろん素敵です。ただ、撮られていることを意識していない、「飾らない笑顔の瞬間」が特に魅力的に感じます。そんな瞬間を作り出し、逃さずにシャッターを切ることを意識しています。
― やぶけんさんは、ポートレート撮影が多いですが、バリエーション豊かでどのように頭の中で組み立てているのかが気になります。その場のインスピレーションなのか、ある程度事前にイメージしているのか、どのように組み立てていらっしゃいますか。
結論から言うと、その両方です。撮影の前に、こんな写真を撮りたいというイメージは必ず持っています。それは基本的にInstagramで見たことのある写真から、自分もこんなの撮ってみたいと思った写真を参考にしています。
そしてそんな写真をマネして撮っている間に、そのロケーションにしか無いものや、写ってくれる人が何気なくした仕草などからオリジナリティのある写真を思いつくことが多いです。
― 色合いなどの写真表現について教えてください。やぶけんさんの写真は透明感と柔らかい光がとても魅力的です。撮影時の設定や現像面など、写真表現において心掛けていらっしゃることを教えてください。
写真の柔らかさや透明感を出すために意識していることは主に3つで、
1.写したいもの以外写さないこと
2.光の向きを意識すること
3.色味
です。いくら背景が綺麗な海でも、その中に巨大なタンカーや落ちているゴミ、散歩している人などが写り込んでいたらどうでしょうか。到底透明感は出せそうにないです(笑) 何を写すかはもちろん大切ですが、「何を写さないか」を大事にしています。
光の向きを意識するというのは、何を撮りたいかの違いで光の向きを変えているということです。逆光と順光という2種類の光の特性を理解し、使い分けるだけで劇的に写真が変わります。
3つ目の色味に関しては、編集時に「青の色味」と「彩度」を意識しています。青はシアン寄りに、そして彩度は上げすぎないことを意識しています。色が濃すぎるとわざとらしく見えてしまうことが多いので、気を付けています。
透明感や柔らかさを出したいときは、主にこの3つを意識しています。
― 続いて、やぶけんさんがメインで使っているカメラ・レンズについて、それぞれの機材を選んだ理由と、お気に入りのポイントについて教えてください。
カメラ→Canon 5D Mark3
レンズ→Canon EF135mm F2L USM , EF35mm F2 IS USM
このボディを選んだ1番の理由は、できるだけ安くフルサイズかつプロ機が欲しかったからです。このカメラの良いポイントは、性能のバランスの良さだと思っています。AF性能、連写性能、処理速度、操作性、バッテリー持ち、ホールド感、どれをとっても平均点以上です。8年前に発売された機種ですが、プロの現場でも多くの方が愛用しています。それでいて、僕は10万円以下で購入しました。仕事でも使えるカメラが欲しいけど、そこまで機材に予算を出せないという方にはピッタリのカメラだと確信しています。
レンズに関しては、上記の単焦点2本をメインに使用しています。135mmは、幻想的な雰囲気やふわっとした雰囲気を演出するのにもってこいのレンズです。望遠ならではのボケ感となめらかなボケ味に、優しい描写が魅力のレンズです。望遠のこのレンズで人を撮る際は、必然的に写る人と距離ができるため、撮られ慣れない人を撮るときにも大活躍のレンズです。
35mmは、F2まで下げられるのでボケ感を出すこともできれば、引いて広角レンズのように広く写す事もできたりと、色んな用途で使いやすいレンズです。また、逆光で撮った際のゴーストが、オールドレンズのような綺麗なオレンジ色なこともお気に入りポイントです。個人的に趣味で撮るスナップはすべてこのレンズを使用しています。ちなみに現時点でInstagramのいいね数が2000件を超えた5件すべての投稿がこの35mmで撮った写真なんです。人気の画角ですね。
― 最後に、やぶけんさんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
ベストショットは、この日ラストセーラー服だった4人が、キラキラと輝く海と空に向かって歩いていく写真です。
一般的には高校を卒業すると青春は終わりだと言われがちだけど、僕は一生青春したいし、してほしいなという思いがこの写真には込もっています。僕自身学生をしながらカメラマンをしているため、周りには本業、副業でカメラマンをしている大人が多くいます。そんな好きなことを仕事にしている大人たちは、仕事も遊びも本気の人だらけで、まさに一生青春を体現している人が沢山で。僕もそんな、いつまでも遊び心を忘れない生き方をしたいという気持ちをカタチにした1枚なので、ベストショットに選びました。
次に狙っているカメラはとレンズは、Canon R6とRF28-70mm F2 L USMです。
ここ1年で、写真を通じてたくさんの人に喜んでもらえる経験をできました。これからは撮影回数を増やすことで、もっともっとそんな機会を増やしていきたいと思っています。また、ウェディングフォトにも力を入れて撮影していく予定です。大学生兼、ウェディングフォトグラファーとして認知され、たくさんの幸せな瞬間を、写真を通してカタチにしていくのが今の僕の目標です。
著者
やぶけん
2000年生まれ。和歌山県出身。大阪府内の大学に在学中。Lovegraphカメラマン。BLANZ(韓国風ウェディングフォトスタジオ)のスタッフ。 出張撮影を中心にフリーでカメラマンをしています。
やぶけん
2000年生まれ。和歌山県出身。大阪府内の大学に在学中。Lovegraphカメラマン。BLANZ(韓国風ウェディングフォトスタジオ)のスタッフ。 出張撮影を中心にフリーでカメラマンをしています。
やぶけんさんの使用レンズ