HOME単焦点レンズCanon EF35mm F2 IS USM
Canon EF35mm F2 IS USM

Canon EF35mm F2 IS USM

EF35mm F2 IS USMは、1990年に発売されたEF35mm F2の後継モデルとして2012年に発売されました。高速オートフォーカス機能や約4段分の手ブレ補正機能など搭載し、高画質なだけでなく高性能なレンズへとパワーアップしました。今回はより使いやすくなったEF35mm F2 IS USMの位置付けや特徴などを作例を交えながら解説します。

単焦点レンズ / Canon / 広角
新品:
48,800円〜(58)
中古:
36,750円〜(34)

常用レンズとして満足度の高い高評価レンズ


EF35mm F2 IS USMは、強力な手ブレ補正機能を搭載し、重量約335gの本製品は気軽に持ち運べて手持ちの撮影でも手ブレしにくいため、スナップ撮影やお散歩撮影などで大活躍です。

そんな本製品の特徴は大きく分けて3つあります。1つ目は「軽量・IS搭載」という特徴から常用レンズにぴったりであるという点、2つ目は広角単焦点の35mmという画角の汎用性の高さ、3つ目は開放からシャープな写り、という3点です。それそれの特徴について詳しく見ていきましょう。

Canon EOS 6D Mark II / EF35mm F2 IS USM
出典:flickr(@KIM S.H.)

Canon EOS 6D / EF35mm F2 IS USM
出典:flickr(@Dane)

Canon EOS 6D / EF35mm F2 IS USM
出典:flickr(@Koziro Hasegawa)

Canon EOS 5D / EF35mm F2 IS USM
出典:flickr(@Dane)

1.手ぶれ補正を搭載した使い勝手の良さ

製品は重量約335gでカメラ本体に取り付けて移動しても苦にならない重さです。そのため街中を散歩しながらのスナップ撮影などに最適です。またレンズ内手ブレ補正機能であるISが搭載されているため、手持ちでの撮影や室内・暗いシーンでの手持ちでの撮影も、従来の製品に比べるとストレスなく行うことができます。

三脚などを持たない気軽なスナップ撮影では、手ブレ補正機能は強力な味方になるでしょう。また最短撮影距離が24cmと近いため、カフェやレストランなどあまり大きな立ち回りができないシーンでも、様々な角度からの撮影が楽しめます。

Canon EOS M5 / EF35mm F2 IS USM
出典:flickr(@MiNe)

2.ポートレートも風景もこなす35mmの焦点距離

2点目は35mmという画角の汎用性についてです。35mmレンズは一般的に広角レンズに分類されます。

50mmレンズが標準レンズとされ、人間の目で見た感覚に一番近いと言われていますが、35mmレンズはそれよりも少し広い画角です。標準レンズよりの広角レンズと言えるでしょう。

しかし、35mmという画角は標準レンズよりの広角レンズであるがゆえに、写したいもの写したくないものをしっかり厳選してフレーミングを行わないと、さまざまなものが写り込み雑多な印象を与えかねません。その見極めや取捨選択が撮影者の腕のみせどころであり35mmという画角の難しさなのかもしれませんが、思い通りの構図で撮影できた時にはとても印象的な作品になる画角でもあります。

頻繁にレンズを変えられないシーンや、旅行やお散歩などたくさんのレンズを持ち歩きたくないシーンなどで、標準よりの広角である35mmレンズは重宝するでしょう。

Canon EOS 5D / EF35mm F2 IS USM
出典:flickr(@Dane)

3.開放から使える解像力

3点目は、描写力。開放付近で撮影するとピント合わせが難しかったり描写があまいレンズが多くありますが、本製品は開放から高い解像力を発揮します。

絞るにつれてシャープな描写力は高まりますが、開放付近からシビアなピント合わせが要求されないため滑らかなボケ味を楽しみながらの撮影が可能です。絞り付近では周辺減光が目立ちますが、現像ソフトで処理する、もしくはその周辺減光をこのレンズの特徴として作品作りに活かすことでより雰囲気のある撮影が可能になります。

Canon EOS 6D / EF35mm F2 IS USM
出典:flickr(@fototsubu)


APS-C機からフルサイズ機に移行しても楽しめる


35mmという焦点距離はフルサイズ機・APS-C機どちらに装着しても使いやすい画角になるというのが大きな特徴としてあります。フルサイズ機に装着すればそのまま35mmに、APS-C機に装着すればやや望遠寄りの標準レンズとなる56mmになります。

35mmは広角レンズに分類され、風景やスナップ撮影など空間の広がりや周りの景色も一緒に伝えたい場合の撮影に向いています。標準レンズでは目の前に広がる広大な風景の雰囲気を伝えきれない場合がありますが、35mmの広角レンズなら、見たままの風景に近い自然な画角でありながらスケール感のある撮影が可能です。

56mmは標準レンズと言われている50mmよりも若干望遠寄りですが、被写体との自然な距離感を演出したいポートレート撮影などに向いています。また人の視野に近い焦点距離と言われているだけあり、街中スナップやお散歩撮影などでも使いやすい焦点距離です。

35mmも56mmもスナップ撮影で使いやすい焦点距離ですが、35mmの方が画角が広くなる分、メインとなる被写体と背景の関係性を表現したい場合に向いています。一方、56mmは35mmに比べ、被写体との距離感が近くなるため、スナップ撮影でありながらも被写体と撮影者の距離の近さが感じられる、ストーリー性のある作品作りに向いているでしょう。

35mmと50mmは一般的に使いやすいと言われている焦点距離ですが、その両方を1本のレンズで撮影できるのは本製品の大きな特徴の一つでもあります。将来的にフルサイズ機にステップアップしたいAPS-C機ユーザーの方でも、使い慣れたレンズをそのまま引き継ぐことができるのはとても魅力的ではないでしょうか?


併せて検討したいレンズ


TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)

本製品と同じ35mmの焦点距離のレンズがTAMRONから発売されているSP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)です。F1.8、最短撮影距離20cmで、明るさと接写という点ではSP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)の方が本製品より優っています。

ピント付近でのシャープな描写が特徴で、風景を撮影した際には波の飛沫などボケてしまいがちな細かい描写までくっきりと写し出すことができます。

しかしSP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)は4段分の手ブレ補正が搭載されている本製品に対して3段分であったり、重量が480gであったりと、手軽に持ち運べる常用レンズとしては今回ご紹介しているEF35mm F2 IS USMの方が優れていると言えるでしょう。気軽さよりもF1.8の明るさを求める方にはオススメのレンズです。

Canon EOS 80D / TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD(Model F012)
出典:flickr(@Artem Beliaikin)


ネット上のユーザーレビュー


  • IS機能が搭載されたことで暗い環境でも絞っての撮影が可能に
  • 重さ大きさともにAPS-C機に装着してもちょうど良い
  • 手ブレ補正機能もあるため初心者用の単焦点として重宝
  • 驚くほどの描写力を発揮し、開放での解像度は素晴らしい
  • 絞っていくことで周辺までしっかり描写し、周辺減光は3.5付近から解消されていく
  • 広角よりの35mmという焦点距離はスナップ撮影にぴったり
  • 広角で撮影しながらも滑らかなボケ味が楽しめる


まとめ


今回ご紹介したEF35mm F2 IS USMはF値、焦点距離などレンズの特徴としては突出したものがないかもしれません。しかし描写力、持ち運びやすい重量、汎用性の高い35mmという焦点距離、手を出しやすい価格など、気軽に持ち運べる常用レンズとしてはとても使いやすいレンズです。

クセがないからこそどんなシーンでも活躍してくれるEF35mm F2 IS USM、将来的にフルサイズ機も視野にあるAPS-C機ユーザーの方にもオススメの一本です。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成8群10枚
絞り羽根枚数8枚
焦点距離

最短撮影距離24.0cm
最大撮影倍率0.24倍
開放F値F2.0〜22.0
画角63度
手ブレ補正機構
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ77.9x62.6mm
重量335g
フィルター径67mm
発売日
発売日2012年12月07日