HOME単焦点レンズSIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art [キヤノン用]
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art [キヤノン用]

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art [キヤノン用]

近年発売される単焦点レンズの多くは一眼レフ用だけでなく、ミラーレス用レンズでも大口径で大きなものが多いですよね。高解像度のカメラに合うのは大口径レンズというトレンドを生み出したレンズの1つがSIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Artであると言われています。SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Artはどういったレンズなのでしょう。

単焦点レンズ / Canon / 広角
新品:
82,377円〜(104)
中古:
51,980円〜(117)

SIGMA Artレンズを代表するレンズ

Nikon D610 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art ※作例はNikon Fマウント用
出典:flickr(@Tiomax80)
Nikon D610 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art ※作例はNikon Fマウント用
出典:flickr(@Ivan Radic)

長年カメラに携わっている人にしてみると、SIGMAといえば廉価版レンズや高倍率望遠ズームといった印象があった人は少なくないでしょう。

ですが、最近のSIGMAレンズでは「でかくて重いが高解像力のレンズ」といった印象がある人も多いでしょう。

そんなイメージを生み出したのがArtレンズラインというブランドであり、それを代表するレンズである35mm F1.4 DG HSM|Artです。

SIGMAがレンズラインを「Art」「Sports」「Contemporary」の3つにわけ、従来のイメージを一新させるブランディングをはじめたのが2012年。そのタイミングで、Artレンズのフラッグシップとして発売したのが35mm F1.4 DG HSMでした。

2012年といえば3600万画素のNikon D800が登場し、超高解像度カメラが広がりをみせた時代でした。SIGMAも前年に4600万画素の一眼レフ SD1を発売し、それに合わせて開発された高解像力レンズが35mm F1.4 DG HSMでした。

35mm F1.4 DG HSMはSD1ユーザーだけでなく、Canon、Nikonユーザーにとってもも純正レンズに勝るとも劣らない高解像力があり、なおかつ低価格でもあり人気のレンズとなりました。

特に四隅までしっかりと解像するシャープな画質には高い評価が集まり、その後発売されたArtラインレンズでも、このシャープさは一貫していて、「Artレンズといえばシャープ」という新たなイメージを作り上げました。

そして、CanonやNikonから続々と超解像度一眼レフが発売されたことで、Artレンズの需要はさらに高まっています。
 

大口径であることのメリット・デメリット


レンズは大きほうが良い。このトレンドを生み出したとも言える、35mm F1.4 DG HSM。

確かにレンズは口径が大きい方がより多くの光を取り込むことができ、それだけ開放が明るく、シャープなピント面を作り出すことができます。

しかし、口径が大きくなればそれだけ大きく光を屈折させる必要があり、大きく屈折させれば「収差」という問題がつきまといます。

収差を抑えるには様々なレンズを組み合わせる必要があり、さらにレンズは巨大になっていきます。SIGMA 35mm F1.4 DG HSMでは、FLDガラスとSLDガラスという特殊素材のレンズを組み合わせることで11群13枚のレンズで収差を抑えています。

これは当時発売されていたCanon EF35mm F1.4L USMの9群11枚よりも多い枚数で、その分、重いレンズとなりましたが、収差がよく抑えられていることでシャープな結像を可能としています。

その後発売されたEF35mm F1.4L II USMは11群14枚で、重量も35mm F1.4 DG HSMの665gを上回る760gとなっていることからも分かる通り、このトレンドに追従していることがわかります。

SIGMAも2020年に発売したフルミラ用 35mm F1.4 DG DNでは重量こそ同じですが、11群15枚とレンズを増やし、さらなる高解像力化を図っています。

ちなみにCanon用35mm F1.4 DG HSMは、EFマウントレンズをEマウントに変換するSIGMAのMC-11アダプターでSONYフルミラでも使用可能ですが、AFの追従性能などを考えるとSONYフルミラには新しい35mm F1.4 DG DNを購入する方がベストとなります。

ミラーレス化によってカメラボディは小さくなっていますが、35mm F1.4 DG HSMにはじまる高解像力の大口径レンズというトレンドはまだまだ続きそうでそうです。
製品

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art [キヤノン用]

Canon EF35mm F1.4L II USM

価格

新品:82,377円〜

中古:51,980円〜

新品:198,000円〜

中古:149,800円〜

焦点距離35mm35mm
F値F1.4〜16.0F1.4〜22.0
最短撮影距離30.0cm28.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚
手ブレ補正--
防塵-
防滴-
重量665g760g
発売年月2012年11月2015年09月
 

35mmという画角を使いこなす


標準域の単焦点レンズでよく使われる35mm、50mmという焦点距離。50mmの画角は、人間がモノを見るときの視界に近い画角とされ、見たままに撮れる、使い勝手の良い画角です。

一方で、35mmの画角は、人間がぼんやり眺めているときの視界に近いとされます。つまりそのまま撮るとぼんやりとした写真になることが多く、少し扱いが難しい画角ともいえます。

また、35mmはスマホカメラの画角に近く、ありきたりの写真になりやすいという難しさもあります。だからこそ、35mm F1.4 DG HSMを使って一眼カメラにしか撮れない写真を撮ってはどうでしょう。

スマホの小さなレンズでは写せない、明るい大口径レンズだからこそ写せるシャープなピント面とそこから広がる豊かなボケ描写のワンランク上の写真に挑戦してみてはどうでしょう。
 

作例紹介

SONY α7 III / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art ※作例はソニーEマウント用
収差の少ないレンズは夜景や星空撮影で大きな武器となります
SONY α7 III / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art ※作例はソニーEマウント用
明るいレンズは35mmでも十分なボケ量があるのでポートレートでも活用できます
SONY α7 III / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art ※作例はソニーEマウント用
ピント面だけでなく、ボケ描写も純正に迫るものを感じさせます
SONY α6000 / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art ※作例はソニーEマウント用
シャープに写る被写体と豊かなボケ味が写真に特別感をプラスしてくれます
Canon EOS 5D Mark IV / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM|Art
色収差が抑えられているの色のり良く撮影できます
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • SIGMAレンズとしてはそこまで重くなく扱いやすい
  • 室内で子供を撮るときには丁度よい焦点距離
  • 買う価値のあるMade in Japan
  • ポートレートで使うには最高の一本
  • APS-Cと組み合わせれば丁度よい焦点距離で価格も明るさもGood
SIGMA愛好家の好レビューが多く、愛好家人口の広がりが感じられます。

■ ネガティブレビュー
  • 接写は不得意なレンズなので、接写リングなどを携帯した方が良い
  • フォーカスリングの動きはちょっと渋く感じる
  • さすがにAF速度は純正に劣るので、この点は購入前に知っておく必要がある
  • 重くて持っていると手がプルプルする
  • 好き嫌いは個人差があるが、ちょっと固すぎる描写の印象
AF速度や追従性はやはり社外レンズのネックの1つとなってしまうことは頭に入れておく必要があります。
 

まとめ


Artライン最初の1本となったこのレンズは自身も「フラッグシップ」と語る通り、SIGMAの魅力が詰まったレンズとなっています。

35mmの単焦点はその画角から、どうしてもぼやけた写真となってしまうこともありますが、35mm F1.4 DG HSMという切れ味鋭いレンズを使うことで、一味違った写真を撮ることができます。

現在、多く発売される大口径単焦点の流れを理解するために、その源流となった35mm F1.4 DG HSMは使ってみる価値のあるレンズです。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成11群13枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

35mm

最短撮影距離30.0cm
最大撮影倍率0.19倍
開放F値F1.4〜16.0
画角63.4度
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ77x94mm
重量665g
フィルター径67mm
発売日
発売日2012年11月30日