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定額買取
Canon EF24mm F2.8 IS USM
Canon EFマウント
2012/06/01発売
単焦点レンズを買ってみると、手ブレ補正がないことにがっかりしませんか?Canonに限らず、望遠以外の単焦点レンズでは手ブレ補正付きのものを探す方が難しいのが現状です。そんな中、Canonが広角単焦点レンズで世界初となる手ブレ補正付きレンズEF24mm F2.8 IS USMを発売しました。
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本体の買取額:34,600円(定額)
著者: enoF
広角で最も手ブレしないレンズ
2012年6月、Canonは世界初となる広角単焦点手ブレ補正付きレンズ、EF24mm F2.8 IS USMを発売しました。
確かにCanonのEF単焦点レンズで、望遠以外でIS付きとなるとEF35mm F2 IS USMしかありません。広角では唯一の存在ともいえる手ブレ補正付きなのがEF24mm F2.8 IS USMとなります。
IS性能は4段分なので、同じ24mmのEF24mm F1.4Lよりも暗がりでシャッタースピードを稼ぐことができます。社外評価でも3.5段分という評価を得ているので、広角で最も手ブレしにくいレンズと言っても過言ではないでしょう。
さて、どうしても手ブレ補正に目がいきますが、肝心の光学性能はどうでしょう。単焦点としてはあまり明るくない開放F2.8であり、Lレンズではない無印レンズということで、レンズ構成は9群11枚と比較的シンプルな構成です。
そのため、そこまで際立ったパフォーマンスではありません。特に周辺減光はこのレンズのウィークポイントとなっているので、開放で風景などを撮影した場合はデジタル補正が必須となります。
しかし、中心部は他のCanon広角レンズ同様、非常にシャープでCanonらしいハイコントラストな画作りに貢献します。
全体的には、Lレンズではないので、鏡筒の作りやレンズフードの別売りなどコストカットされた部分が見受けられますが、コスパとしてみればパフォーマンスは十分なレベルと言えます。
レンズフードについては、EF24mm F2.8 ISは逆光耐性が非常に高いと好評なのでレンズ購入時に必ずしも同時購入する必要はないかもしれません。
歪曲収差はほぼ目立ちませんが、周辺減光はレタッチが必要です
背景を広くボカすのは広角ならではの撮影です
かなり寄れるのでちょっとした接写もこなせます
中心部のシャープな描写はさすが単焦点といった感じです
APS-Cと組み合わせると標準ど真ん中の画角となります
ミラーレスユーザーこそマストバイ?
広角単焦点手ブレ補正付きという稀有な特徴をもったEF24mm F2.8 IS USMですが、昨今のミラーレス事情を鑑みると、ミラーレスユーザーにも貴重な存在となるのではないでしょうか。
ボディ内手ブレ補正を持つEOS R5やR6はISと組み合わせて最大8段分の効果を得ることができます。レンズ単体でも4段分稼げますが、さらにその倍ということを考えると、他の広角レンズとは全く違った写真が取れそうです。
もちろん、RF24-70mm F2.8 L IS USMというレンズがあるので24mmで手持ちのスローシャッターを切りたい場合はこちらでもEF24mm F2.8 ISと同等の手ブレ補正効果があります。
しかし、RFレンズはどうしても価格的な難点があります。EF24mm F2.8 ISであれば、新品で6万円台、中古なら3万円台から購入が可能です。
RF24-70mm F2.8というズームレンズと単焦点の価格を比べることはアンフェアですが、なかなか手を出しにくい価格帯の多いRFレンズよりも、マウントアダプターを介してEFレンズの装着を検討するというのはミラーレスユーザーにとって現実的です。
レンズサイズ的にもコンパクトなミラーレスに装着しても違和感ない大きさで、広角のF2.8をEF24mm F2.8 IS USMに任せてしまうというのはミラーレスでもアリな選択肢といえます。
常用レンズとして使っても楽しめる1本
フルサイズカメラでは24-70mmというのが標準ズームとなりますが、その焦点距離域で24mmで撮影する機会って結構多くないですか?
広角レンズというと、独特の画角で、通常とは違った構図が求められて難しいというイメージがありますが、24mmはそこまで肩肘張らずに広角撮影を楽しめる画角となります。
もちろん、標準ズームの広角端の画角なので、星空や夜景撮影など広大な空間全体を切り取ることもできますが、スナップ的に使ったり、ポートレートに使ったりということもしやすい焦点距離です。
そういった点から考えると、常用レンズとしてカメラにつけっぱなしにして、寄りや引きでの撮影、広角っぽい撮影など、単焦点ですが様々な撮影が楽しめるレンズです。また、最短撮影距離は20cmなのでかなり寄った撮影も可能です。
無印レンズですがAFモーターはUSMなのでAF速度はとても速く、フルタイムマニュアルなので即座にピント位置のマニュアルでの微調整も可能ということで、スナップにはもってこいです。また、EOS 90DなどのAPS-Cカメラと組み合わせると、画角は39mmなので更にスナップ向けのレンズとなります。
APS-Cと組み合わせた場合はEF24mm F2.8 ISの弱点となる周辺減光などが起こるの周辺部がカットされるので中心部のシャープな描写が活きてきます。APS-C一眼レフにつけっぱなしにしても面白いレンズです。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 大きなポスターなどのシビアな撮影でなければ十分な画質
- 1/10程度のスローシャッターも手持ちで使える
- ISがあるのでかなり絞っても撮影できる
- 軽くてつけっぱなしにしても取り回しが良い
- フィルター径が58mmなのでフィルターの汎用性が高い
やはりIS搭載への好感が多く寄せられています。ユーザーそれぞれの撮影方法で楽しめるレンズとなっています。
■ ネガティブレビュー
- ズームレンズから画質向上を期待したが、やや期待はずれ
- 単焦点なのに開放がF2.8というのが残念
- 新品で買うにはちょっと抵抗のある価格
- 周辺減光は1、2を争うレベルでひどい
- 広角レンズとしては周辺部の描写など価格ほどの価値は感じられない
新品価格が評価を下げていますが、中古価格を考えるとその点はカバーされそうです。
まとめ
EF24mm F2.8 IS USMは手ブレ補正がついた広角単焦点というのが最大の注目点ですが、画角などを考えても使いやすいレンズで、価格的にも入手性がよく、万能性が高いレンズと言えます。
その分、Lレンズのような尖った性能はありませんが、Canonフルサイズ一眼レフだけでなく、ミラーレスやAPS-Cと組み合わせても使い勝手の良いレンズとなります。
EF24mm F2.8 IS USMをカメラにつけっぱなしにしといて、少々暗くても手持ちでどんどん撮影していけば、広角の撮影手法も身につきますし、手ブレ補正を活かした他の単焦点レンズでは出来ない撮影にも挑戦できます。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
単焦点レンズ > 広角
Canon EF24mm F2.8 IS USM
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本体の買取額:34,600円(定額)
製品情報
カテゴリ | 単焦点レンズ |
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メーカー | Canon |
タイプ | 広角 |
マウント | Canon EFマウント |
関連製品
製品 | Canon EF24mm F2.8 IS USM (本製品) | |||||
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焦点距離 | 24mm | 28mm | 35mm | 35mm | 24mm | 35mm |
F値 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F1.4〜16.0 | F2.0〜22.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜22.0 |
最短撮影距離 | 20.0cm | 23.0cm | 30.0cm | 24.0cm | 25.0cm | 28.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 | 9枚 | 8枚 | 9枚 | 9枚 |
重量 | 280g | 260g | 665g | 335g | 665g | 760g |
発売日 | 2012/06/01 | 2012/06/01 | 2012/11/30 | 2012/12/07 | 2015/03/19 | 2015/09/17 |