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最初のオールドレンズ に。M42マウントのおすすめレンズ&マウントアダプター
ミラーレス一眼レフの普及と共に、再注目されているオールドレンズ。現代レンズのように高画質ではないけれど、意図せず撮れる独特の世界はオールドレンズにしか生み出せません。今回はオールドレンズの中でも人気の高いM42マウントレンズを中心に、ミラーレス一眼レフカメラでオールドレンズを楽しむ方法をご紹介いたします。
著者: ONE SCENE編集部 | 作成日: 2021/05/15 | 更新日: 2023/01/28
オールドレンズ の魅力
フィルムカメラと共に活躍した「オールドレンズ」は、現代レンズのような高画質ではありませんが、繊細な描写や豊かな階調や、現代レンズには無い多種多様な特性を持つレンズが揃っています。
特に、現代レンズではエラーとして発生しないように排除されたフレアやゴーストが楽しめるレンズや、レンズの性質から発生するグルグルボケなど、M42マウントはユニークなレンズが多くオールドレンズの中でも人気の高いレンズが揃っています。
人気の高いM42マウントのおすすめレンズ5選
Super-Takumar 55mm F1.8
オールドレンズらしい柔らかい描写に加えて、豪快なフレアやゴーストが楽しめるためSuper-Takumarの中でも最も人気の高いレンズです。比較的安価なので、最初の一本として選ばれることも多いレンズです。
後期型はアトムレンズを使用しているため黄変しているものが多いですが、この変色したレンズを通したレトロな写りにハマるユーザーも多いです。
Helios 44-2 58mm F2
オールドレンズらしい柔らかい描写に加え、Helios 特有の画面中央を中心にぐるぐると渦巻くようなグルグルボケが楽しめるレンズで、こちらも安価で入手しやすいことからSuper-Takumar 55mm F1.8と並んで、最初の一本として選ばれることの多いです。
また、絞ることでしっかりとした描写も味わえる優秀なレンズです。
INDUSTAR-61L/Z 50mm F2.8
背景をぼかした時に、イルミネーションや木漏れ日が玉のように丸くボケることを玉ボケと言いますが、こちらのレンズは玉では無く星型にボケることから「星ボケ」が楽しめるレンズとして人気を博しています。
星ボケの原理は簡単で、ある一定の条件が揃うと絞りの羽根の形が星形になるために星ボケが発生します。
INDUSTAR 50-2 50mm F3.5
手のひらに収まるほどの超小型で、100g以下という超軽量のレンズでありながら「重いレンズはよく写る」という認識を覆すほどのシャープな描写力を持つパンケーキレンズとして人気のレンズです。
虹色のフレアが出るレンズとしても人気ですが、中古価格はお手軽なのでオールドレンズの入門編としてもおすすめのレンズです。
Super-Takumar 28mm F3.5
広角レンズの中でおすすめの一本がこちらのレンズです。逆光ではオールドレンズ特有の柔らかなフレアと大胆なゴーストが楽しめ、順光では強いコントラストが楽しめるという二面性を持っています。
また、28mmというのはスマホでよく採用されている画角なので、馴染みやすく扱いやすいレンズでもあります。
フルサイズミラーレス機でM42マウントレンズを楽しむなら
M42マウントレンズを最大限楽しむ為には、フルサイズミラーレス機がおすすめです。おすすめの理由は2つあります。
1.ボディが薄く、フランジバックの観点から他の一眼レフに比べて有利
フランジバックとは、ボディのレンズを取り付けるマウント面からイメージセンサーまでの距離の事で、マウント毎に長さが違います。この距離が正しく守られないと、∞マークに合わせても遠くにピントが合わないなどのズレが生じます。オールドレンズの場合は、「オールドレンズ のフランジバック = カメラ本体のマウントのフランジバック+マウントアダプターの厚み」で計算します。
マウントアダプターとは、レンズとボディの間に入れることによって、マウントが違って装着できなかったレンズとボディを繋いでくれる変換器のような中間リングのことです。
ミラーレス一眼は構造上20mm前後とフランジバックが短いので、アダプターの厚みで調整しやすく相性が良いですが、普通の一眼レフはフランジバックが40~50mmと長いので、調整できる幅がありません。
M42マウントレンズをSony Eマウントのミラーレス一眼に装着するという想定で計算してみると、M42マウントのフランジバックは45.50mm、Sony Eマウントのフランジバック18.00mmなので、「45.50mm-18.00mm=27.50mm」となり、27.50mm分がマウントアダプターが入れる隙間であり、調整すべき距離となります。
2.APS-Cと違って一部切り取られてしまう心配がない
デジタルカメラは、フィルムの代わりにイメージセンサーという物が使われています。このイメージセンサーにはさまざまな大きさがあり、デジタル一眼ではフルサイズとAPS-Cというイメージセンサーが主に使用されています。
フルサイズとは35mmフィルムと同じ大きさの約36mm×24mmのイメージセンサーを指し、APS-Cはフルサイズよりも小さい約23.6mm×15.8mmのイメージセンサーを指します。
イメージセンサーは小さい方が価格も安く、ボディも小型になるというメリットがあるので、APS-Cを搭載したカメラの方が多い傾向にありますが、オールドレンズの魅力を最大限楽しむために、ぜひフルサイズをおすすめします。
その理由は、APS-Cではセンサーサイズが小さい分、撮影した際に周囲が一部切り取られてしまうからです。APS-Cは写せる範囲が狭くなる分、被写体を大きく写すことが可能になりますが、オールドレンズ特有の周辺の光量落ちやグルグルボケを最大限楽しむには、周囲が削られてしまうと効果も半減してしまいます。
なので、オールドレンズを楽しむためには、フルサイズのイメージセンサーを搭載したカメラがおすすめしています。
おすすめM42対応マウントアダプター
マウントアダプターはさまざまな会社から販売されていますが、基本的には使用したいレンズとボディのマウント形状から適したものを選びます。
最近では、K&F Conceptのマウンアダプターが高品質でありながら手ごろな価格であることから世界的に人気ブランドとして注目を集めています。K&F Conceptは2011年に中国で設立されたデジタル一眼レフのアクセサリーを中心に開発している企業で、Amazonで販売している他に、日本では「焦点工房」が正規代理店として販売するなど、日本でも人気のブランドです。
ここではK&F Conceptのマウントアダプターをいくつかご紹介いたします。
M42→SONY Eマウント
SONY αシリーズなどのSONY Eマウントのミラーレス一眼に取り付ける際には、こちらのマウントアダプターがおすすめです。
SONY αシリーズの角ばったデザインに合うように平面カットを取り入れたユニークな外見が特徴で、ボディのマウント部分と同色に塗装されたオレンジ色のマウントが統一感がありカッコいいと評判のアダプターです。
マウントアダプターの内面反射によるフレアやゴーストを軽減する反射防止もされています。
M42→Canon RFマウント
EOS RシリーズなどのCanon RFマウントのミラーレス一眼に取り付ける際には、こちらのマウントアダプターがおすすめです。
ボディやレンズの邪魔にならないシンプルなデザインで、アルミニウム合金による高級感のある仕上がりになっています。そして、こちらのマウントアダプターもちゃんと反射防止加工がされています。
オールドレンズはどれもMFなのでピント調整などが難しいという方は、ボディの方で「MFピーキング」をONにして撮影するとピント調整が楽になります。
M42→Nikon Zマウント
Nikon ZシリーズなどのNikon Zマウントのミラーレス一眼に取り付ける際には、こちらのマウントアダプターがおすすめです。
値段が5,000円以下でありながら、しっかりした造りと高級感のあるマウントアダプターになっています。
SONYやCanon製品の場合は、電子接点を持たないレンズを装着した際は「レンズなしレリーズ」をONにするとシャッターが切れますが、Nikonの場合は該当する機能が無いので、撮影する際は「マニュアル」または「絞り優先オート」を選択する必要があります。
まとめ
近年人気が高まりつつあるオールドレンズの中でも、特にユニークなSuper-TakumarやHeliosなどM42マウントレンズについて紹介しました。
そして、オールドレンズを楽しむ方法として、フルサイズミラーレス一眼がおすすめであることや、ボディとレンズを繋ぐマウントアダプターの役割や実際の商品についても紹介しました。
ぜひ、お気に入りのオールドレンズを探して、自分だけの世界を見つけてみませんか。
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