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リーズナブルから高級まで。おすすめコンパクトフィルムカメラ9選
味わいのあるフィルム写真を気軽に楽しめる「コンパクトフィルムカメラ」。その名の通りコンパクトなボディは行き先を選ばず、操作も簡単なため、初心者でも難しいことを考えずに撮影できます。では、どのような写真が撮れるのでしょうか。おすすめの機種を、作例を交えご紹介します。
著者: ONE SCENE編集部 | 作成日: 2020/08/03 | 更新日: 2023/01/28
コンパクトフィルムカメラの魅力
「コンパクトフィルムカメラ」は一眼レフや二眼レフカメラと比べ、コンパクトなフィルムカメラの総称です。
ファインダーとレンズがそれぞれ独立した”ビューファインダーカメラ”や、フィルム1コマに2枚の写真を焼き付ける”ハーフサイズカメラ”などがあり、レンズは交換できないものがほとんど。
“写ルンです”のように簡単な操作で撮影できるものばかりで、どこでも誰でも気軽にフィルム写真を楽しめるのが何よりの魅力です。見た目はレトロで可愛らしいものから現代的なデザインのものまで様々。
実は名機揃いで、中古でも高額で取引されているカメラがいくつもあるほどです。高級コンパクトカメラに至ってはこの描画力。
コンパクトフィルムカメラの種類
■ リーズナブル単焦点機
中古価格帯:¥10,000〜60,000前後
ズームができない代わりに高性能な単焦点レンズが搭載されています。外装がプラスチック製でも、描画力は一級品の機種が多数。リーズナブルとはいえ、レアモデルとなるとやはりお高くなってしまう場合があります。
■ ハーフサイズカメラ
中古価格帯:¥10,000〜30,000前後
ヴィンテージ感溢れる金属製のカメラが多いハーフサイズカメラは、フィルム1コマに対して2枚の写真を焼き付けるカメラです。その分1枚1枚の画質は低下しますが、撮影可能枚数は2倍に。2枚で1つの作品として撮影し、プリントしてみるのも面白いかもしれません。
尚、普通に構えて撮影すると縦写真になるため、横写真を撮りたい場合はカメラを縦に構えましょう。
■ 高級コンパクトカメラ
中古価格帯:¥60,000〜150,000前後
プロカメラマンのサブ機としても使われていた高級コンパクトカメラは、高品位な外装に高級レンズを搭載し、全自動だけではなく絞り優先AEやマニュアルフォーカスにも対応しています。コンパクトな割に一眼レフと遜色がないレベルといわれることも。
おすすめのリーズナブル機
■ OLYMPUS μ-II
中古相場:¥20,000前後
グッドデザイン賞を受賞したこともある「オリンパス μ-II」は、写真家やカメラ愛好家の中でカルト的人気を誇るカメラです。スライド式レンズカバーが付いた防滴のボディは、まるでロボットのようにユニークなデザイン。
常にシャープなピントを得ることができる的確なオートフォーカス機能と、35mmF2.8という大口径レンズを搭載し、夕暮れや屋内のように比較的暗いシーンでも、その微妙な光線状況を活かして雰囲気のある写真を撮影できます。
■ Konica BiG mini
中古相場:¥30,000〜60,000前後
90年代のガーリーフォトブームで中心を担い、一世を風靡したBiG miniシリーズ。
電動の沈胴式レンズを採用したことで、レンズの設計に制約をかけず、且つ持ち運びにも便利なカメラとなっており、写真家の荒木経惟やガーリーフォトの旗手HIROMIXが使用したカメラとしても有名です。
単焦点レンズを搭載した「BiG mini(1989年)」「BiG mini BM-201(1990年)」「BiG mini BM-301(1992年)」「BiG mini F(1997年)」に加え、ズームレンズを搭載した「BiG mini ZOOM BM-310Z(1991年)」「Ai BiG mini ZOOM BM-410Z(1992年)」など複数の製品が登場しています。
Konica BiG miniについて詳しく知りたい方はこちらへ >> Konica BiG mini
おすすめのハーフサイズカメラ
■ OLYMPUS PEN EE-3
中古相場:¥10,000〜20,000前後
“コストのほとんどがレンズ”というくらいレンズ描写にこだわったPENシリーズ。
レトロで可愛らしいデザインも相まって、ファンが多いカメラです。中でもEEシリーズはボタンひとつで写真が撮れるよう開発されたシリーズで、被写体の明るさに合わせて絞りやシャッタースピードを自動調整。
光量が足りない場合はシャッターが下りなくなるなど、とにかく初心者に優しいカメラとなっています。特にこの「EE-3」は人気が高く、後継機のFEよりも長く生産されていたため、今でも状態の良い中古品が多数。最短焦点距離が0.9mなので、被写体から大きく一歩下がった位置で撮影するとピントが合います。
PEN EE-3について詳しく知りたい方はこちら >> PEN EE-3
■ RICOH AUTO HALF
中古相場:¥10,000〜30,000前後
RICOH AUTOHALF
高度経済成長期の電化製品を思わせる、レトロなデザインの「RICOH AUTO HALF」。
シャッターを押すたびにゼンマイでフィルムを巻き上げるという当時のカメラにはなかった機能を搭載し、1960年代に人気を博しました。
セレン光電池という、光を電気に変えるソーラーパネルのようなものが搭載されているため、電池は不要。絞りやシャッタースピードといった露出の知識も不要で、フィルムを入れたらシャッターボタンを押すだけです。
様々なモデルがありますが、「AUTO HALF ゾーンフォーカス」と「AUTO HALF SL」はピント合わせが目測式、「AUTO HALF EF」と「AUTO HALF EF2」にはストロボが付いているなど細かい相違点があるので、自分に合ったモデルを選びましょう。
AUTO HALFについて詳しく知りたい方はこちらへ >> AUTO HALF
おすすめの高級コンパクトカメラ
■ CONTAX T2
中古相場:¥70,000〜150,000前後
“コンパクトカメラだからといって妥協しない”というコンセプトで、高品質な部品を使い開発された「CONTAX T2」は、プロカメラマンにも愛用されている名機中の名機。
美しく、手触りの良いチタン合金のボディ、サファイアガラスが使われたクリアなファインダー、一眼レフと同じ機構を持ったカールツァイス製のレンズによる描写は色乗りが良く、一眼レフに引けを取らない写りで、発売から30年経った今でも人気のコンパクトカメラです。
基本的にはオートフォーカスのカメラですが、マニュアルフォーカスでの撮影も可能。絞り優先AEを前提としたカメラのため、レンズ周囲のダイヤルを回して絞りの設定を行い撮影します。
CONTAX T2について詳しく知りたい方はこちらへ >> CONTAX T2
■ RICOH GR1v
中古相場:¥60,000前後
RICOH GR1 / GR10 / GR1s / GR21 / GR1v
1996年のGR1誕生からデジタルカメラの時代まで、着々と進化を遂げてきたGRシリーズ。 この「GR1v」はフィルムカメラ時代最後のGRです。
搭載されたGRレンズ28mmF2.8は使い手を唸らせる描画力で名玉とも謳われ、単体でも販売されました。
ダイヤルボタンの操作感や設定確認のしやすさなど、実用面を重視したGRシリーズですが、GR1vでは新たにマニュアルISO設定・マニュアルフォーカスモード・オートブラケット機能(露出を変えて3枚のカットを撮影)を装備し、更に実用性をアップしています。
RICOH GRシリーズについて詳しく知りたい方はこちらへ >> RICOH GRシリーズ
■ FUJIFILM NATURA CLASSICA
中古相場:¥60,000〜110,000前後
デジタルカメラ全盛期の2006年に発売された、コンパクトフィルムカメラ「NATURA CLASSICA」。
当時の女性向けカメラ雑誌では見かけないことがないというくらい、ナチュラルなフィルム写真を愛する人達に人気のカメラで、デジタル時代のフィルム写真ブームの中心を担った一台といっても過言ではありません。
このカメラ一番の特徴は、「NATURA 1600」というフィルムを装填することで、自動的に「NP(ナチュラルフォト)モード」に切り替わり、暗い場所でもフラッシュなしで綺麗な写真を撮影できるところ(他のフィルムでもISO800以上あればNPモードになります)。
2倍ズームやオートフォーカスロック、光量が足りない場合の警告など、より美しい写真を撮るための機能も満載です。
NATURA CLASSICAについて詳しく知りたい方はこちらへ >> NATURA CLASSICA
■ LEICA minilux
中古相場:¥100,000〜130,000前後
LEICA minilux / minilux zoom
チタン製のボディ、正面の革張り、ロゴの配置など、全てが美しい「LEICA minilux」。
名玉ズマリットレンズの性格を継承した新生ズマリット40mmF2.4による描写は、シャープながらも暗部を潰さない柔らかさがあり、有名なM型ライカに何ら遜色ない色調表現ともいわれることも。オートフォーカスの精度が良いため、プログラムAEと組み合わせてフルオートで撮影するのもおすすめです。
miniluxについて詳しく知りたい方はこちらへ >> minilux
■ Nikon 35Ti
中古相場:¥60,000〜90,000前後
大型で重厚なイメージのあるニコンが、ニッコールレンズとチタンを組み合わせて完成させたコンパクトフィルムカメラ「35Ti」。
写りは一眼のニッコールレンズよりもマイルドですが、露出の精度が高く、どんなモードで撮影しても露出が外れることがないと評判です。フィルム残数や絞り値・露出補正量・撮影距離が時計のように表示されるアナログパネル、通称”クルクル針”がチャームポイント。長時間露出やパノラマ写真も楽しめます。
Nikon 35Tiについて詳しく知りたい方はこちらへ >> Nikon 35Ti
おわりに
コンパクトといえども侮れない性能を兼ね備えたカメラの数々。
フィルムならではの美しい描写を、難しいことを考えずに気軽に楽しむことができるというのが何よりの魅力で、フィルムカメラはなんだか難しそうだと二の足を踏んでいる初心者の方にもおすすめです。
時代を彩った名機たちを操って、美しいフィルム写真を残してみませんか。
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