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RICOH GR1 / GR10 / GR1s / GR21 / GR1v

RICOH GR1 / GR10 / GR1s / GR21 / GR1v

その他
1996/10/01発売

高い評価を得たRICOH R1をユーザーの声に応える形で更に進化させ、1996年に誕生したGR1。薄いボディに高画質広角レンズを搭載した高級コンパクトカメラGRシリーズはここから始まりました。今回は、GR1を中心にGRシリーズの特徴や作例をご紹介いたします。

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デジタル時代に引き継がれたフィルム時代の名スナップシューター

RICOHGR1
RICOHGR1出典: flickr(@Sai Mr.)

RICOHGR1
RICOHGR1出典: flickr(@Sai Mr.)

RICOHGR1
RICOHGR1出典: flickr(@Sai Mr.)

RICOHGR1
RICOHGR1出典: flickr(@Sai Mr.)

1.R1から改良された驚きの機動力

GR1の元となったRICOH R1はグリップ部分にフィルムのパトローネを収納することによって、ボディがパトローネよりも薄いことで有名なカメラです。

他社は高級コンパクトならばと高級感のあるチタンを採用しているところ、RICOHはGR1に実用性の高いマグネシウム合金を採用し、コンパクトなボディはそのままにプロの使用にも耐える堅牢さを実現しました。

また、GR1は立ち上がりがとても早いので、シャッターチャンスを逃しにくくなっています。R1では電源を切ると発光禁止などの設定がリセットされていましたが、GR1からは電源を落としても設定が保持されるようになったので、撮りたいと思った瞬間に最高の状態で撮影が可能になりました。

2.最高のレンズ

GRシリーズの最大の強みともいえるのが画質の高さです。GR1から搭載されているGR28mm F2.8レンズは非常に描写力が高く、シャープな線と落ち着いた発色、カリッとした描写から辛口レンズと表現されることもあります。あまりにも質が高く、高性能だったため他のカメラでも使いたいというユーザーも多く、Lマウントレンズとしてレンズ単体で発売されたほどでした。

3.中古市場

人気が高いシリーズなので、オンラインショップでの流通量は少なめです。初代GR1は30,000円から50,000円の価格帯で販売されていますが、すぐに売れてしまうため、根気強く探す必要があります。中古販売店で入荷したら教えてもらえるようにお願いするのも良いでしょう。

GRシリーズは後のモデルになるほどに価格は上がっていく傾向にありますが、流通量も多くなっていくのでGRシリーズなら何でも良いという方はGR1以降のモデルを検討しても良いかと思います。GRシリーズはレンズが命のカメラなので、レンズの傷の有無は必ず確認してから購入するよう気を付けましょう。

GR1からのマイナーチェンジモデル「GR1s」「GR1v」

GR1の最初のマイナーチェンジモデルとして1998年4月に「GR1s」が発売されました。GR1sはレンズにフードが取り付けられるようになり、強い光の中でも高画質で撮影できるようになっています。また、ファインダー内に照明がついたので、暗い場所での撮影が楽になりました。

そして、*GRシリーズの完成形と言われる「GR1v」*は2001年9月に発売されました。GR1vでとうとうGRシリーズ初のマニュアルフォーカスが搭載されました。その他に、ISOが手動で設定できるようになり、自動的に3段階の露光設定で撮影してくれるオートブラケット機能も追加されました。

廉価版の「GR10」と超広角21mmレンズ搭載の「GR21」

1998年4月、GR1sと同時に発売された「GR10」は、プロ向けに作られたGR1を誰にでも使えるように改良され販売されました。絞り優先AEや露出補正などの機能は省き、頻繁なフラッシュの使用に耐えるように電池が増強され、価格も手ごろな値段になりました。

そして、世界が初めてコンパクトカメラに*超広角21mmレンズを搭載した「GR21」*は2001年4月に発売されました。超広角レンズ用のファインダーの設計は複雑で、コンパクトなボディに収めるのは大変なことなのですが、RICOHはGRレンズの名に恥じぬ高品質な広角レンズを見事に収めました。

作例紹介

RICOHGR1
RICOHGR1出典: flickr(@Sai Mr.)

木漏れ日の形が面白い一枚。拡大すると細部まで丁寧に描かれています。

RICOHGR1
RICOHGR1出典: flickr(@Garrison Gunter)

暗い店内が賑わう声が聞こえてくるような一枚。ガラスのボトルが放つ光がとても美しいです。

RICOHGR1
RICOHGR1出典: flickr(@Alani Cruz)

モノクロで撮影された作品。周辺に行くほどに滑らかに光量が落ちて行っているのがよくわかります。

RICOHGR21
RICOHGR21出典: flickr(@Charley Lhasa)

GR21で撮影された一枚。超広角で捉えられた建物は端までシャープに描かれ、迫力のある一枚になっています。

ユーザーレビュー

コンパクトなのでポケットに入れて外出でき、立ち上がりも早いのですぐに撮影できるので、スナップショットを撮るために作られたカメラと表現する方もいました。

また、レンズの性能の良さに対するレビューが多く、広角特有の歪みはほとんどなく、シャープで細かなところまでしっかり写ると評価が非常に高かったです。

まとめ

プロの意見を反映して作られた、プロのための高級コンパクトカメラRICOH GRシリーズ。ポケットに収まるほどにコンパクトなボディに、RICOHの技術を詰め込んだ最高の広角レンズGR 28mm F2.8が搭載された究極のカメラです。今なお人気のため、なかなか市場に出回りませんが安ければ30,000円台で購入できます。

GR1をマイナーチェンジした「GR1s」や「GR1v」、一般ユーザー向けの「GR10」や超広角21mmレンズを搭載した「GR21」などバリエーションも豊富です。

ぜひ、GRシリーズで究極のスナップショットを楽しんでみてはいかがでしょうか。

製品情報

カテゴリフィルム
メーカーRICOH
タイプコンパクトカメラ
マウントその他