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Nikon 28Ti

Nikon 28Ti

その他
1994/01/01発売

Nikonで唯一の高級コンパクトカメラシリーズとしてNikon 35Tiの翌年に兄弟機として誕生したNikon 28Ti。漆黒のチタンボディにアナログパネルという高いデザイン性とNikonらしい質の高さから35Tiと共に今なお人気のカメラです。今回は、Nikon 28Tiの魅力や中古市場についてご紹介いたします。

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漆黒のチタンボディを纏った35Tiの兄弟機

Nikon28Tiの外観
Nikon28Tiの外観出典: wikimedia(@Austin Calhoon)
Nikon28Ti
Nikon28Ti出典: instagram(@neontetra25)
Nikon28Ti
Nikon28Ti出典: instagram(@neontetra25)
Nikon28Ti
Nikon28Ti出典: instagram(@neontetra25)

1.コンパクトな漆黒のボディとニッコールレンズ

28Tiでは35Tiと同じ純チタンが使用されていますが、そのボディは黒塗装され全体的に引き締まった印象に変わりました。レザーのような黒ちり緬塗装がされているので、デザインとして良いだけでなく、カメラのホールド性も向上しています。

>> Nikon 35Tiについて

また、Nikonのコンパクトカメラでは、35Tiと28Tiにのみニッコールレンズが採用されています。自然な色味と逆光でもクリアな写りを実現するために、Nikon独自のマルチコーティングがされています。28Tiのレンズは一眼レフで培った技術をコンパクトカメラ用にカスタマイズされたレンズなので、一眼レフに劣らない描写力が楽しめます。

2.35Tiとの違い

最大の違いは、35Tiでは使いづらかったストロボスイッチが改良されているところです。35Tiでフラッシュの強制発光/発光禁止の撮影するときは、ストロボスイッチを押した状態でシャッターを切らなくてはならなかったのですが、28Tiではスライドスイッチで強制発光/オート/発光禁止を切り替えることができるようになりました。

また、名前の通り35Tiは35mmレンズが使用され、28Tiは28mmレンズが使用されています。この数字は焦点距離を表していて、数字が小さくなるほど広角レンズというより広い範囲を写すことができるようになります。

35mmは人の視界に近いと言われていて、仕上がりも自然な雰囲気になります。それよりも少し広角な28mmレンズを搭載した28Tiは35Tiよりも広い範囲写すことができるので、ちょっと壮大な雰囲気の写真を撮ることができます。

3.中古市場

オンラインショップでは100,000円から120,000円前後で販売されています。製造期間が3年弱と短かったため、元々の個体数が少なく兄弟機の35Tiよりも価格は高くなっています。フリマアプリやネットオークションでは、60,000円前後で販売されている事もありますが、専門店のような整備がされてない事が多いので、初めてフィルムカメラを持つという方にはおすすめしません。

また、電池がないと起動しないので、合わせてリチウム電池(CR123AまたはDL123)も購入しましょう。

撮影モードについて

35Tiと同様に28Tiにもいくつか撮影モードがあります。モードの切り替えは簡単で、カメラ上部のセレクトダイヤルで選択します。

P:プログラムAEモード

シャッターボタンを半押しにすることで、絞り値やシャッタースピードなどを自動で適正な露出値になるように設定してくれます。

A:絞り優先オートモード

コマンドダイヤルを回して絞り値を設定すると、シャッタースピードを自動で調節してくれるモードです。絞り値は小さくするほどピントの合う範囲が小さくなっていきます。背景が大きくボケた写真にしたい時に使うと便利です。

T:長時間露出モード

シャッターボタンを押すとシャッターが開き、もう一度シャッターボタンを押すとシャッターが閉じます。その間、フィルムカウンターが露光(シャッターが開いている状態)時間のカウンターになります。

番外編的な使い方として、パノラマ撮影も可能です。カメラ背面にパノラマモードの切り替えがあります。

この製品を楽しむシチュエーション

35Tiと同様に絞り値や露出補正などがアナログパネルで表示されているので、シャッターを切る前に針が指す数値を確認しながら撮影してみると楽しいかと思います。

絞り値がどのような値になっているか確認したり、少し露出オーバー(プラスの方に針が動いている状態)で撮影してみたりと、色々な状況で撮影してみてください。撮影と現像を繰り返していくうちに、自分の好きな写真が撮れる設定が分かってくると思います。

ネットユーザーのレビュー

露出制御が絶妙で、ストロボスイッチも35Tiに比べると操作性が上がっていて使いやすいという方が多く見られました。逆光でも適切な露出に調整してくれるようです。複数台カメラを所有している方ほど、測光技術が高いと絶賛していました。

また、写りとしては35Ti同様にあっさりとした色味で、ニッコールレンズらしい切れも楽しめるようです。

まとめ

Nikonで唯一の高級コンパクトカメラシリーズの28Ti。黒い塗装の純チタンのボディとアナログパネルが特徴で、35Tiと共に今なお人気のカメラです。搭載されているニッコールレンズはシャープですっきりとした色味で、少し広角気味なので35Tiよりもちょっと壮大な写真に仕上がります。

販売数が少なかったことと、高級コンパクトブームが再熱していることから中古価格は高騰していて100,000円以上の価格で取引されています。35Ti同様、多彩な撮影モードが選択でき露出精度も非常に高く、失敗することが少ないのでフィルムカメラ初心者にもおすすめです。

ぜひ、Nikon 28Tiで高級コンパクトカメラを体感してみてはいかがでしょうか。

価格情報

Nikon 28Ti

フィルム > コンパクトカメラ

Nikon 28Ti

製品情報

カテゴリフィルム
メーカーNikon
タイプコンパクトカメラ
マウントその他