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Konica BiGmini

Konica BiGmini

1989年にKonicaから発売されたコンパクトカメラBiGmini。現代のコンパクトカメラの常識にもなっている電動沈胴式レンズを始めて採用したカメラで、その描写力の高さから多くの写真家からも愛されるカメラです。そんなKonica BiGminiの魅力や作例、BiGminiシリーズについてご紹介いたします。

フィルム / Konica / コンパクトカメラ
新品:
29,800円〜(1)
中古:
5,280円〜(49)

コンパクトカメラの新基準となった名シリーズ


Konica BiGminiの外観
出典:flickr(@Image Catalog)

Konica BiGmini
出典:flickr(@C.楊)

Konica BiGmini
出典:flickr(@C.楊)

Konica BiGmini
出典:flickr(@C.楊)


1.コンパクトカメラの当たり前を作ったカメラ

1989年に発売されたBiGminiは、コンパクトカメラのレンズが自動でボディに収納される仕組みを初めて搭載したカメラです。

今でこそ当たり前になっている技術ですが、BiGminiが発売する以前のコンパクトカメラは、レンズ部分にカバーを被せて収納するか、手動でボディに収納するタイプのものしかなかったので、BiGminiのように電動でボディにレンズを収納してフラットになるものは初めてで、革新的でした。

 
2.誰でも安定した写りが楽しめる

コンパクトカメラは元々誰でも写真を楽しめるという事をコンセプトに開発されるものが多く、機能も1980年代前半に完成してはいたのですが、レベルの高い安定した写りにまで到達しているものはありませんでした。

しかし、1980年後半ごろから段々と技術が安定し、1990年前後から普通に良く写るカメラが登場し始めました。その中の一つがBiGminiです。

その技術力の高さから多くの写真家にも愛され、90年代に誕生したガーリーフォトの先駆けである写真家HIROMIXも愛用していました。
 

3.中古市場

BiGminiシリーズは全10製品あるので、市場には多く出回っています。しかし、初代の流通量は少なく、オンラインショップではほとんど見つけることができません。たまに数千円でオークションやフリマアプリに出品されていることはありますが、ちゃんと整備されていないことも多いのでおすすめしません。

BiGminiシリーズの中では、一番最後に発売されたBiGmini Fが一番流通しています。状態に応じて、15,000円から45,000円の間で販売されていることが多いです。


BiGminiシリーズ全10製品


ここではBiGminiシリーズの発売時期と主な特徴を紹介します。
 
1.      BiGmini(1989.02)
BiGminiシリーズの初代モデルで、海外向けモデルの名前はKonica A4。マクロ撮影時はシャッター横の小さなボタンで切り替える必要がある。
 
2.      BiGmini BM-201(1990.08)
レンズが改良され、初代より写りが良くなっている。マクロ撮影切り替えボタンが無くなり、何もしなくてもマクロ撮影が可能になった。
 
3.      BiGmini ZOOM BM-310Z(1991.11)
BiGminiシリーズ初のズームレンズを搭載したモデル。マクロ撮影時は、ボタンで切り替える必要がある。
 
4.      BiGmini BM-301(1992.03)
BM-201が更に改良されたモデル。遠景撮影モードが搭載されたので、ガラス越しの風景などを撮影する場合でも、手前に焦点が合わずちゃんと風景を撮影できるようになった。
 
5.      Ai BiGmini ZOOM BM-401Z(1992.12)
ズームレンズ搭載モデルの第二弾。新たにチャイルドフラッシュモードが搭載され、シャッターを押している間連続でフラッシュ撮影が可能になったので、動き回る子どもや動物のシャッターチャンスを逃しにくくなった。
 
6.      WATERPROOF BiGmini(MERMAID)(1993.03)
裏蓋が二重になって水深5mでの撮影が可能になったモデル。水中では自動的にオートフォーカスが固定焦点に切り替わり、1.1~2.3m程の距離にある被写体がきれいに撮影できる。
 
7.      BiGmini NEO(1993.07)
ズームレンズ搭載モデルだがマクロ撮影切り替えボタンが無くなった。レンズが改良され、写りがさらに良くなっている。
 
8.      BiGmini Standa(1995.03)
シリーズでは珍しいレンズカバーの付いたモデル。レンズカバーとボディ底面のミニスタンドを出すことで簡易的な三脚になることから、Standaの名前が付いた。
 
9.      BiGmini NOU(1995.04)
望遠撮影に特化した異色のBiGmini。Konicaの高機能コンパクトカメラ「アイボーグ」を継承した高変倍ズームレンズが当時の世界最小最軽量のボディに詰め込まれた。
 
10.    BiGmini F(1997.09)
シリーズの最後にして頂点の写りを実現したモデル。レンズがさらに改良されており、描写力の高さは2000年代の有名コンパクトカメラと遜色ない。


作例紹介


Konica BiGmini
出典:flickr(@C.楊)
一眼レフのようにピントがばっちり合った一枚。猫の毛並みの質感までよく写っています。


Konica BiGmini
出典:flickr(@laurent gauthier)
ビビッドな発色の青空が印象的な一枚。立ち昇る煙のもくもく感がしっかりと出ています。

Konica BiGmini
出典:flickr(@ Albert Dobrin)
写ルンですのような仕上がりの作品。フラッシュのきつい光が効果的に効いています。

Konica BiGmini
出典:flickr(@laurent gauthier)
ざらっとしたフィルムの粒子感と周辺に向けて落ちていく光量のグラデーションが心地よい一枚。

Konica BiGmini
出典:flickr(@laurent gauthier)
細かいところまでしっかり描写されている一枚。歪みもなく、濃厚な色調で引き締まった作品になっています。


ネットユーザーのレビュー


小さくて薄くポケットにもすっと入ってくれるので、持ち運びがとても楽との意見が多かったです。ただ、レンズを収納してもレンズ部分はカバーされていないモデルがほとんどなので、傷やほこりが気になる方は専用のケースに入れて持ち運んでいるようです。

マクロ撮影機能も充実しているので、一眼レフで撮影したような雰囲気も味わえるという方もいらっしゃいました。


まとめ


自動でレンズをボディに収納する沈胴式レンズや安定した質の高い描写から、多くの写真家に愛されたKonica BiGmini。BiGminiシリーズとして10種類ものモデルを発売し、今なお人気のシリーズです。中古市場ではシリーズの最後に発売されたBiGmini Fが一番多く流通し、15,000円から入手できます。

非常にコンパクトで軽いので、ポケットに入れて気軽に写真撮影が楽しめるカメラです。ぜひ、BiGminiシリーズで写真を気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

35mmレンズシャッター式オートフォーカスカメラ
以下はKonica BiGminiのスペックを記載

レンズマウントその他
ファインダー
視野率
倍率
ミラー
露出制御
測光方式
測光範囲

露出モード/撮影モード

プログラムAE

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/500〜3.6秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池CR123AまたはDL123A x 1個
サイズ・重量
サイズ115 x 63 x 31mm
重量175g
発売日
発売日1989年02月01日