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自分だけの色を大切に。 日常も非日常も、目に映る美しい光景を残していく
医療関係の仕事の傍、休日にはカメラを持って美しい光景を残されているaya*さん。淡く青味がかった抜け感のある写真には、aya*さんの感性が詰まっていて観る人を魅了します。そんなaya*さんがどんな光景に魅力を感じ写真に残されようとしているのかを知りたくて、お話を伺いました。
著者: aya * | 作成日: 2021/05/05 | 更新日: 2023/01/28
― はじめにayaさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
中学生ぐらいの頃から、思い出や記録として人や風景を写真に残すことがとても好きで携帯でよく撮っていましたが、高校生の時にデジタルカメラを買ってからは出かける度に持ち歩いて友人を撮ったり、セルフタイマーにして自分も含めた思い出写真を撮ることが増えました。
より画質の綺麗な写真が撮りたいと思い、就職してからミラーレスカメラを購入。出かける時や旅行の時だけではなく、飲み会にすら持って行って使うぐらい頻繁に写真を撮っていたと思います。
今のような写真を撮るようになったきっかけは、ある時久しぶりに会った高校時代の友人と遊びに行った際に友人がカメラで撮ってくれた自分の写真を見て、私もこんな素敵な写真が撮りたいと思ったことです。
当時使っていたレンズはカメラとセットでついている標準レンズ。背景がボケることもなく、単焦点レンズという言葉もオールドレンズの存在も全く知らない状態でしたが、その日をきっかけにいろいろ調べたり単焦点レンズを買ったり、友人を撮らせてもらったりしてどんどんのめり込んで行きました。
― ayaさんの写真は余白感やモデルさんの表情や仕草を含めて、とても自然体で力が抜けている印象を受けます。ayaさんの感性や人柄がそのまま写真に反映されているのだと思いますが、写真を撮る際どんなことを意識してシャッターを切っていらっしゃいますか。
まず自分自身が力を抜くこと。
"写真を撮る"というよりは"目に写ったものを切り取って残す"みたいな感覚でシャッターを切っています。
あとはモデルさんには指示を細かく出しすぎずに自然に動いてもらったり、撮影には関係ない話を挟んだりすることでお互い少しでもリラックス出来るような撮影は意識しています。
― 先ほどの質問とやや重複するのですが、風景を含めたバランスや構図がとても多様でayaさんが頭の中でどう組み立てているのかがとても気になります。インスピレーションの源泉や、構図を組み立てるにあたって、どんなことを心がけていらっしゃいますか。また、写真家でも写真家でなくても影響を受けた方はいますか。
考えたり組み立てて撮るよりも目に入った風景の中で「あ、この風景を写したい。」と直感で思ったものを写して撮ることが多いのですが、空が広く見渡せる場所や抜け感のある場所がとても好きなので、そのような場所を見つけた時は写真でも空の広さや抜け感が伝わるような構図を心がけて撮っています。
特定の方で影響を受けた方はいないのですが、Instagramや Twitterで見つけたいろいろな方のお写真を参考にさせてもらっています。
― また、ayaさんの写真は色合いの統一感に驚かされます。どんなシーンでの撮影であっても、一目でayaさんの写真だと分かる程です。撮影時の設定や現像時において、どんなことを心がけていらっしゃいますか。
撮影時は白飛びしないぐらいのギリギリの設定にして、特に空や海の青さや雲の輪郭が必ず残るように意識して撮っています。
現像時は、基本的にいつも同じ自分のプリセットを当てはめてから微調節をすることで、色味を揃えています。明るめでほんのり青めの色合いにしています。
― ayaさんは関東近郊を中心に様々なロケーションで撮影されていらっしゃいますが、どのように撮影ポイントを探していますか。また、特にお気に入りの場所があれば教えてください。
これが撮りたい、ここで撮りたいというものが特別なければ(海・公園・屋上・季節のお花とかそういったもの)モデルさんと自分の住んでいる場所や、お互いの前後の予定を配慮した範囲で、何があるのか分からないような駅をあえて選んで、お散歩しながらか撮影することが多いです。予想外の発見だったり、穴場を見つけたりするのが楽しいです。
お気に入りの場所は、横浜の大桟橋です。海や空が広く見渡せて好きです。
― ayaさんがメインで使っているカメラ・レンズについて教えてください。それぞれに辿り着いた経緯や、それぞれのカメラ・レンズのお気に入りの点について教えてください。
カメラはSONYのα7 IIIを使っています。
元々、SONYがなんとなく好きという理由から家電製品などでもSONYを選ぶことが多く、ミラーレスカメラもSONYのα5100という種類を使っていました。その頃からオールドレンズのスーパータクマーを利用しており、そろそろフルサイズのカメラを買うか検討していた頃に友人から、オールドレンズを使っているならSONYのフルサイズがいいとお薦めされ、α7 IIを購入しました。
1年ほど使っていたところで紛失してしまい、別のメーカーのAPS-Cのカメラも考えましたが、SONYのカメラが使い慣れていることと、フルサイズが良かったので同じシリーズのα7 IIIを購入し今も使っています。
レンズはSONYのFE 35mm F1.8です。風景や空を広めに写すことが多いので広角めのレンズにしています。FEマウントのレンズの中では価格が安いレンズなのですが、写りも良くAFも速く正確なので使いやすいです。
メインはデジタルカメラを使っていますが、日常の思い出用としてコンパクトフィルムカメラもよく使用しています。友人と会う予定がある時はほとんど持ち歩いていて、ピースしてくれているところ、笑い転げている場面、集合写真、歩いている後ろ姿、なんでもない道や風景、撮りたいと思った瞬間はなんでも残しています。そんな写真たちも好きです。
― 最後に、ayaさんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
*ベストショット
なんとなく持っていった青いバラのドライフラワー と、モデルさんがなんとなく着てきた青いニット。そして前日の午前中に降った雨が、次の日の午後にもまだ残っていいたためにリフレクションで水溜りに写る青空。
全く計算のしていなかったいろんな青色が集まった1枚です。偶然が重なったからこそ自分にとって特別な1枚だったりします。
*狙っているカメラやレンズ
しばらくカメラやレンズを新しく買う予定はないのですが、もし買うとしたらデジタルだと Distagon T* FE 35mm F1.4 ZA というレンズです。以前、知人のを使わせてもらった時に、描写やボケがとても綺麗で好みだったためです。
あとは、まだまだ先になりそうですがいずれかは中判カメラを購入したいと思っています。
*今後の抱負
抱負というわけではないのですが、これからもずっといろんな形で写真を撮り続けていきたいのと、写真を通して出会って仲良くなれた人たちとはずっと仲良く出来たらいいなと思っています。最初は軽い気持ちで踏み込んだ写真の世界でしたが、今ではなくてはならないものになっていたし、自分にとって必要不可欠な大切な人がたくさん出来ました。ずっと大切にしていきたい存在です。
著者
aya *
1992年、東京生まれ。医療関係の仕事をしながら趣味で休日に写真を撮っています。日常も非日常も大好きなものを写真に残しています。
aya *さんの使用カメラ
aya *さんの使用レンズ