写真はかけがえのない存在。 写真を通じて、四季や天候の奥深さ・美しさを伝えていく

― はじめにYuyaさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。

ディズニーが好きでディズニーリゾートで綺麗な写真を撮りたいということから写真に夢中になっていきました。そこから絶景など風景写真に興味を持ち今に至ります。

― まるで映画のワンシーンのような圧巻の写真の数々に魅了されます。「絶景を追い求める＝過酷」というイメージを持つ方も多いと思いますが、Yuyaさんは四季折々の旅を楽しむように撮られている印象を受けます。Yuyaさんにとって写真はどんな存在で、どんな瞬間に魅力を感じ残されていますか。

カメラ、写真を好きにならなかったら風景・絶景に全く興味を持つことはなかったと思います。カメラ・写真を通じて季節の花や天候など、様々なことに興味を抱くようになったため、かけがえのない存在であり、この趣味が好きで良かったなと思っています。

― Yuyaさんのイメージ力やイメージを写真として表現する技術に驚かされます。当日の条件によっては、イメージ通りにいかないことも多いと思いますが、そんな中でも最高の一枚を収めるために撮影前・撮影当日においてどんな工夫をされていますか。

撮影前は、行ったことのない場所であればGoogle MAPで撮影地を細かく確認して、撮影ポイントも到着後に探さなくていいようにしています。また、太陽の位置を把握するのに今まで撮られた写真をSNSで見て、撮影者に失礼のないように時間を聞いていたりします。時間を聞いてある程度光のイメージを固めます。構図についても、どのようなものが撮れるのかSNSに投稿されている写真について過去数年分は全て見ていたりします。

また、当日の天気がイメージと異なる場合はその場所に行かず別のポイントへ行くことも視野に複数の撮影地を検討しておきます。

そして、当日は構想を練ったように撮ることとまたその構想に囚われすぎないように柔軟に考えて撮影したりします。なるべく当日までに撮影地のロケハン準備をすることで当日の時間ロスを極力無くすようにしています。

― Yuyaさんの圧巻の写真は、納得のいく一枚を追求するからこそ生まれるものだと思います。それだけに苦労されたことも多いと思います。特に印象にエピソードや感動した瞬間について教えてください。

佐倉ふるさと広場での夕焼け空とひまわりの写真になりますが、この日は夕方日没前まで雷雨が酷く、今日は絶対無理だろうなと思いながら別の撮影地から家へ向かっていました。なんとなく太陽の落ちる方を見ると雲が抜けていて日没間際にこれは晴れると確信して急いで向かったところ、撮影者もほとんどおらず、太陽も出てきて素晴らしい写真を撮ることができました。

ダメな時はダメですが、撮影に行かない日でも空を見て雲の動きとアプリを見てどうなるか見ていたりしています。

― 続いて、Yuyaさんがメインで使っているカメラ・レンズについて、それぞれの機材を選ばれた経緯や用途、お気に入りの点について教えてください。

最初はSONYの安いミラーレス機を使っていました。その後Canonの色味が気に入り、以降Canonを使っています。　今使用しているEOS R6はバリアングルモニターで無理な体勢をしていてもモニターを見ることが出来、とても気に入っています。また連写、AFも申し分無くストレスないです。画素数が少し足りない感あるかもしれませんが。

― 最後に、Yuyaさんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。

やはり直近ですと、桜隠しと会津鉄道です。

元々は早朝に別の桜並木で撮影をしようと考えていたところ、深夜の出発前に積雪しているということを現地からの情報で知りどうするか考え、南会津はかなりの積雪が見込めることから行き先を急遽変更しました。元々会津は晴れの満開の桜を撮る予定だったのですが、積雪した桜なんて到底見ることが出来ないと考え、向かいながら積雪の情報を確認していました。

明け方まで降雪し、日の出から風が出始める予報だったのである程度桜に積もった雪は吹き飛ぶだろうと予測し撮影ポイントでスタンバイしていました。おかげで予想通りの一枚が撮れました。

これから家族が増えるので機材の入れ替えはなかなか出来なそうですが、Canon RF100-500mm が気になっています。今後はまだ出したことのないフォトコンなどに出してみたいなと考えています。