HOMEズームレンズCanon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

Canonの望遠Lレンズ、白レンズにおいてはEF70-200 F2.8などもポートレートなど万能性があり人気のレンズですが、白レンズと聞いて真っ先に思い浮かぶレンズがEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMではないでしょうか。まさに、これぞ白レンズといったレンズで、中望遠から超望遠という広いカバー範囲で望遠撮影には欠かせないレンズです。そんなEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの実力をサードパーティ製との比較を交えながら解説します。

ズームレンズ / Canon / 望遠
新品:
234,580円〜(42)
中古:
151,800円〜(76)

This is 白レンズ


Canon EOS 7D Mark II / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


Canon EOS 5D Mark II / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


Canon EOS 5D Mark II / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


Canon EOS 5D Mark IV / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM


EF100-400mmはI型からなんと16年という歳月を経て2014年にEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMへとリニューアルされました。

100-400mmという中〜超望遠ズームレンズはスポーツ撮影には必須ともいえるレンズです。オリンピックをはじめスポーツイベントの撮影ブースでは多くのカメラマンが望遠単焦点と100-400という組み合わせて撮影しているのを目にします。

その他にも野鳥撮影や鉄道、航空機撮影でもよく使われるので、白くて大きなレンズとして一般に認知されているレンズの多くがEF100-400mmといえます。

I型のEF100-400mmは手ブレ補正も搭載されていて、AF速度もUSMなので十分で高評価のレンズでということで息が長いレンズとなりました。とはいえ、デジタル一眼の高画素化に対応するレンズが求められるようになり16年ぶりに大幅リニューアルされたII型の発売となりました。

I型は直進ズームが特徴的でしたが、II型では一般的な回転ズームとなっていることが目に見える大きな変更です。

高倍率ズームレンズでは、ワイド端からテレ端まで素早くズームできるという特徴があり、回転ズームは正確に焦点距離をコントロールできるという特徴があります。利便性としては素早くズームできる直進ズームの方に分がありますが、II型はズームリングのトルクコントロールもできるので、軽いトルクで素早くズームしたり、重いトルクで精密にズームさせることもできます。

操作系を変更するということは大きな変更ですが、AFを利用した撮影が一般化し、ピントリングを常に操作するということがなくなったということも変更の理由にありそうです。

その他の目立つ変更としては手ブレ補正の強化もあります。I型が2段分ととりあえずの手ブレ補正だったことに対してII型は4段分となったことでカメラの固定をさほど意識せずに撮影できる様になりました。

見えない部分でも当然バージョンアップはされていて、I型では望遠端で低下が見られた解像感ですが、II型ではズーム全域で高い解像感を保てる様に改良されています。

逆光対策としてはASC(Air Sphere Coating)を施すことでかなり改善されたという意見がありますが、光源によっては明らかなフレアやゴーストが出現するという意見もあり、かなり評価が別れています。そのため、逆光については、主観的評価が大きな割合となるので、実際に見たり試したりして確認した方が良さそうです。

いずれにしても、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは評価、真価共に白レンズを代表するに値するレンズとなっています。

Canon EOS 7D Mark II / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
望遠レンズといえば月撮影。クレーターの細部まで描画しています

Canon EOS 6D Mark II / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM ※こちらは旧型レンズの作例
Lレンズなので水しぶきも砂塵も気にせず撮影できます

Canon EOS 80D / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
遠方で素早く動く航空機にも正確にピントを合わせることができます

Canon EOS 7D Mark II / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
鳥の細い羽毛1本まで描画されています

Canon EOS 7D Mark II / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
逆光時のフレアやゴーストは光源によって出方が変わるようです

Canon EOS 5D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
ボケ味は望遠レンズなりのボケ感です


TAMRON、SIGMA100-400ではダメなのか


以前は100-400mmは純正レンズというのが定番でした。純正レンズの性能が高いということも当然ですが、AF速度や精度が求められる超望遠撮影ではサードパーティ性に満足な性能や価格の選択肢がなかったという理由があります。

しかし、昨今ではTAMRONとSIGMAにライトバズーカと呼ばれる軽量安価な100-400mmレンズが発売されたことで状況が一変しています。レンズ購入に予算を全力投入できないアマチュアカメラマンにとっては安価に超望遠レンズが手に入るのは嬉しい限りです。

そうは言っても、予算が許すのであればCanonユーザーはEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM以外を購入するという選択肢はありません。

なぜなら白いからです。他のカメラマンも集まるような撮影スポットにおいて白レンズは別格の威圧感があります。白レンズには所有欲を高める魔力があります。

冗談はさておき、CanonとTAMRON、SIGMAの100-400mmとは3倍の価格差があります。

しかも、TAMRON、SIGMAの100-400mmはEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMに匹敵する描画力とも評価されています。価格も安く、描画力に差がないのであればTAMRON、SIGMAが魅力的に見えてきます。

さらに、レンズの重量は純正の半分。EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは1500g超というお世辞ににも取り回しが良いレンズとは言えません。手持ちでも撮影できますが、長時間の撮影なら一脚や三脚のサポートが欲しくなります。

しかし、EF100-400mmは無駄に重いわけではありません。

重量が嵩む理由の1つがEF100-400mmは大径で望遠端の開放F値がライトバズーカより1/3段明るいということです。シャッタースピードを速くして瞬間を切り取るような撮影が多い望遠レンズでは1/3段でも明るいということは大きなメリットです。

もう一つの理由がレンズボディのメイン素材が金属であるということです。金属鏡筒はどうしても重量が嵩みます。しかし、プラスチックなどの樹脂に比べると加工精度や強度が高いのでレンズの精度も高くなります。

TAMRONやSIGMAなどのサードパーティ製レンズはCanon専用設計ではなく、Nikonなどの他社マウントとも共通設計ということや、鏡筒が主に樹脂製ということもあり、製品誤差で購入時点でもカメラによってはピンずれが発生することがあります。もちろん、サポートセンターで無償調整してくれますが、ちょっとした手間です。

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは製品誤差も少なく、購入時にピンずれがあったという報告はほとんどありません。また、鏡筒の強度もあるので、長年愛用しても歪みによってピント精度が低下したり、収差が発生するということも少なくなります。

鏡筒の強度による精度以外にも、基本的なAF性能や手ブレ補正性能もやはり純正レンズに分があるので、予算が許すのであればEF100-400mm以外を選ぶという選択肢はないでしょう。


愛用者のコメント


ストーリー:「心から撮りたい瞬間を。 自分の“目線” と “感覚”で、ひたむきに写真に向き合っていく」にてEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの魅力について語っていただいたhiroshiさんのコメントをご紹介します。

Canon EOS 6D Mark II / EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
出典:instagram(@hirossie1641)

Canon EOS 70D / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
出典:instagram(@hirossie1641)

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サードパーティー製のレンズも素晴らしいと思います。一般的なシチュエーションなら大きな問題はないと思います。
 
しかし、CANON製のカメラ(CANON EOS 6DmkⅡ)を使う僕としては白レンズへの憧れは、やはりありましたし、本当に気に入ったものを永く大切に使う事を大事にしているので僕にとって純正の白レンズは大きな目標でした。
 
重量はズッシリときますし、三脚はほば使いませんので撮り歩く時は身体的な負担にもなりますが、それは撮れた写真を視たら辛い事ではなくなります。
 
望遠レンズの魅力、このレンズに関してはやはり最短焦点距離が0.98mと1mを切る短さ。寄って撮れるので使い方次第でボケを活かす写真も撮れる。手振れ補正や解像感も素晴らしくアマチュアでも多くの方が使われているのも納得の描写です。
 
フルサイズのカメラで400mmで撮る迫力あるカットや想像以上のカットが撮れた時の喜び。
 
写真撮影は一度でも自分の想像を超える素晴らしい瞬間を捉えることが出来たらこの感覚をまた味わいたいと思うようになると思っています。
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ネット上のユーザーレビュー


■ポジティブレビュー

  • エクステンダーをつけてもAFは爆速
  • レンズ内手ブレ補正でファインダー像が安定するので撮影しやすい
  • 信頼して購入でき、安心して使用できる高品質なレンズ
  • 開放での解像感が高く、絞る必要がほとんどない
  • AFは迷うことなく正確に素早くピント位置に合わせてくれる

AF速度に対する高評価が目立ちました。純正カメラの性能を活かすにはやはり純正レンズ。

■ネガティブレビュー

  • 望遠単焦点があればあまり使わない
  • 直進ズームに慣れてると回転ズームは使いにくい
  • 重いので体に負担がかかる
  • ズームリングが少し重く、回す量も多い
  • ズームして鏡筒を伸ばすとちょっとかっこ悪い

I型から変更されたズームリングの仕様が評価の分かれるポイントになっています


まとめ


航空祭などカメラマンが集まる望遠撮影スポットで一際目立つ存在の白レンズですが、定番となっているのがEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMです。

100-400mmは中〜超望遠までの便利な高倍率ズームということで社外製の比較的安価なレンズも出回るようになりましたが、Lレンズは全てに精度が高くAFも爆速なので、一瞬を逃せない望遠撮影では価格差を埋めるメリットがあります。

妥協なき撮影をするにはCanonユーザーであればLレンズが必要ではないでしょうか。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成16群21枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

最短撮影距離98.0cm
最大撮影倍率0.31倍
開放F値F4.5〜32.0
画角24~6.1度
手ブレ補正機構
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ94x193mm
重量1,570g
フィルター径77mm
発売日
発売日2014年12月19日