HOMEズームレンズTAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)[キヤノン用]
TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)[キヤノン用]

TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)[キヤノン用]

多眼カメラが搭載された高性能スマホでも、一眼カメラに絶対にかなわない分野が超望遠撮影です。スマホの薄い筐体には超望遠レンズは搭載できません。望遠鏡にスマホを接続する方法もありますが、それならばサイズ感は一眼カメラも同じで、だったら高画質な一眼カメラに分があります。そうは言っても、超望遠レンズはなかなか高価なものです。そんな中で一眼レフで手軽に超望遠撮影を可能としてくれるレンズの一つがTAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2です。そんなSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2の魅力をみていきましょう。

ズームレンズ / TAMRON / 望遠
新品:
120,898円〜(114)
中古:
85,000円〜(117)

TAMRON超望遠の魅力

Canon EOS 1D-X Mark II / TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)
Canon EOS Kiss X9 / TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)

TAMRONは2013年にSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USDを発表し、一眼レフでのテレ端600mmという超望遠撮影をアマチュアカメラマンにも身近な存在としてくれました。

600mmの超望遠撮影は、従来は所謂ロクヨンなどの高価な単焦点レンズを購入する必要がありましたが、SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USDは定価約15万円という価格で、超望遠レンズとしては手に入れやすいレンズでした。

それから3年という短いスパンでTAMRONは後継となるSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2を発表します。

他社からも150-600mmズームが発売されたことで、SP 150-600mm G2は全体的な描画性能の向上や、三脚座にアルカスイス互換性をもたせるなど使いやすさの向上が図られ、より洗練された後継レンズとなっています。

旧型との目立った変更点としては手ブレ補正を制御するボタンにはシャッターを押した瞬間だけに作動するmode 3が追加され使いやすくなっています。

TAMRONの手ブレ補正は、AEが作動した瞬間にガコッとファインダー像が止まる効き具合が高評価ですが、ファインダーの見え方に好みもあるので、選択の幅が増えたことは好感です。また、レンズ内手ブレ補正高価は4.5段へと向上し、望遠撮影時の手ブレをサポートしてくれます。

一応、ここでTAMRONレンズの名称パターンを振り返って起きましょう。

最初の「SP」はスーパーパフォーマンス、Canonで言うところのLの様な感じの意味です。焦点距離と開放F値の後の「Di」はフルサイズ一眼レフ用であることを示しています。もちろんDiレンズはAPS-Cにも使えますが、APS-C専用レンズは「Di II」、ミラーレス用は「Di III」なのでこれらはフルサイズ一眼レフには使えません。次のVCは手ブレ補正、USDは超音波モーターを示していて、最後のG2は第2世代であるという意味です。

SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2は超音波モーターを利用し、手ブレ補正を搭載した、TAMRON150-600mmとしてはSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USDに続く2世代目のカメラということです。

さらにTAMRONはSP 150-600mm G2を発売した2016年の少し前からSPレンズにルミナスゴールドの金リングをマウント前部に採用していて、新しい150-600mmにもマウント前にこの意匠があります。

また全体的なデザインも凹凸が少なく曲線も多用した高級感のあるものになり、先代のSP 150-600mmから大幅に改善されていると言えます。

TAMRONレンズといえば、サードパーティ製の純正廉価版レンズというイメージがありましたが、SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2からは、純正レンズにはない焦点域のズームレンズで、レンズ選びの幅を広げる役割を担っています。
 

他のレンズとの比較は


このレンズとの比較で真っ先に思い浮かぶのがTAMRONレンズ最大のライバルとも言えるSIGMAの150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | C/Sです。
製品

TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)[キヤノン用]

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary [キヤノン用]

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports [キヤノン用]

価格新品:120,898円〜
中古:85,000円〜
新品:99,850円〜
中古:81,800円〜
新品:126,000円〜
中古:97,800円〜
焦点距離150-600mm150-600mm150-600mm
F値F5.0〜40.0F5.0〜22.0F5.0〜22.0
最短撮影距離220.0cm280.0cm260.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚9枚
手ブレ補正
防塵-
防滴
重量2,010g1,930g2,860g
発売年月2016年09月2015年03月2014年10月
ちょうどTAMRON SP 150-600mm G2は価格的にSIGMA 150-600mm ContemporaryとSportsの中間になります。
重さはTAMRON SP 150-600mm G2とSIGMA 150-600mm Contemporaryが同じくらいで、Sportsが重くなっています。

両社の比較でよく言われることが、ズームリングの回転方向がCanon方向かNikon方向かということで、TAMRONはCanonの逆方向になっています。

他に良く言われることがUSB接続機器についてで、TAMRONはTAP-in Console、SIGMAはUSBドッグという接続機器があり、これを使うとピンズレの微調整やAF調整ができるのでかなり便利になります。TAMRONやSIGMAのレンズを150-600mmの他にも買う予定がある場合は、どちらかに統一したほうがUSB接続機器が1台で済むのでお得です。

150-600mmに限った話では、TAMRONは今回「フレックスズームロック」という機能を採用しました。これは、任意の焦点距離でズームリングをロック出来る機能で、三脚撮影などをするときに自重で前玉が動いて焦点距離が変わってしまうことを防ぎます。

野鳥撮影などで、長時間、上向きの角度で望遠ズームレンズを三脚固定していると、意外と前玉が自重で下がってきたりするので、あると便利な機能です。

光学性能としては、TAMRON SP 150-600mm G2はSIGMA 150-600mm ContemporaryとSportsは価格順で若干の性能差がありますが、価格差ほどの体感できる性能差はないので、機能などを重視して選ぶと良いでしょう。
 

ミラーレスでもおすすめの150-600


SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2はDiということでフルサイズ一眼レフ用レンズですが、ミラーレスユーザーもとりあえず1本買っても損はないレンズと言えます。

CanonのRF100-500mmやSONYのFE200-600など、フルミラのズームレンズではテレ端400mm以上のレンズが注目を集めています。

もちろん、これらのレンズを即決出来る財政的余裕があれば問題ないのですが、新機種ごとに高騰していくフルミラボディを考えるとレンズに回す予算が限られる人も少なくないでしょう。

SP 150-600mm G2はマウントアダプターを使えばフルミラでも問題なくAFも手ブレ補正も可能です。また、2016年発売ということで価格も下がっており、中古でも美品を探すことができます。

FEマウントであれば、FE用のサードパーティ150-600mmもありますが、Canon RFマウントはなかなかサードパーティ製レンズも出揃ってないのでTAMRON SP 150-600mm G2にマウントアダプターを介してEOS Rシリーズで使うというのは有力な選択となります。
 

作例紹介

Canon EOS 7D Mark II / TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)
旧型に比べて接写性能もかなり向上しています
Canon EOS 7D Mark II / TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)
奥行き感を消失させる圧縮効果も超望遠レンズならではの撮影です
Canon EOS 80D / TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)
小さな野鳥も600mmならグッと引き寄せることができます
Canon EOS 80D / TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)
かなり離れた石油プラットフォームですが、解像感はこの通り
Canon EOS 80D / TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2(Model A022)
ドローンの撮影でも、ブレ感はほとんどありません
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • テレ端600mmでも手持ちで撮影できるくらいコンパクト
  • 手ブレ補正の効きにクセがあるので、効きのタイミングなどを設定できるのは良い
  • フレックスズームロックがけっこう便利
  • AFは600mmでもほぼストレスを感じない速度
  • 2倍のテレコンを使ってもあまり画質の劣化はなく満足
600mmとしてはコンパクトな鏡体ですが、基本的な性能で不満な点はなくコスパの高い製品です。


■ ネガティブレビュー
  • わざわざ旧型から買い換えるほどの性能差は感じられなかった
  • 全体的に解像感が甘く、解像感を求めるならSIGMAの方が良さげ
  • EOS Rで使うと、AFがワンテンポ遅く感じる
  • TAP-in Consoleでのピント微調整は必須
  • F8くらいまで絞らないと解像感は物足りない
やはり超望遠ズームということで、高い精度を求めるとAF速度や描画性能で不満点が出てきてしまいます。
 

まとめ


一眼カメラならではの超望遠撮影。TAMRONは150-600mmでそれを身近な存在としてくれました。

SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2は旧型をさらにブラッシュアップさせ、外装も高級感のあるものとして発売されました。

超望遠レンズというと、手が届かないほどの高級レンズと考えている人もいるかもしれませんが、SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2ならば、ちょっと手をのばすだけで届く価格帯で、超望遠ならではの標準レンズでは撮れない画を作り出してくれます。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成13群21枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

150-600mm

最短撮影距離220.0cm
最大撮影倍率
開放F値F5.0〜40.0
画角16.25~4.8度
手ブレ補正機構
防塵-
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ108.4x260.2mm
重量2,010g
フィルター径95mm
発売日
発売日2016年09月23日