HOMEズームレンズCanon EF24-105mm F4L IS USM
Canon EF24-105mm F4L IS USM

Canon EF24-105mm F4L IS USM

一眼カメラは4年周期ぐらいで新型に総入れ替えされ、様々な新機能が付加されていきます。しかし、交換レンズは基本的に複数のレンズを組み合わせたシンプルな作りなので、革新的な新機能が発明されることも少なく、10年以上前のレンズも十分現行レンズと対抗できるクオリティがあります。EF24-105mm F4L IS USMも古いレンズですが、今でもニーズのあるレンズです。

ズームレンズ / Canon / 標準
新品:
59,800円〜(5)
中古:
38,295円〜(228)

レンズの旅を効率よく


Canon EOS 5D Mark IV / EF24-105mm F4L IS USM
出典:flickr(@Christian Collins)

Canon EOS 5D Mark IV / EF24-105mm F4L IS USM
出典:flickr(@Christian Collins)

Canon EOS 5D Mark IV / EF24-105mm F4L IS USM
出典:flickr(@Christian Collins)

Canon EOS 6D / EF24-105mm F4L IS USM
出典:flickr(@Dave Young)

一眼カメラを購入すると、撮影スタイルに合わせてレンズを次々と買い揃えていく必要があります。

オールドレンズやサードパーティまで含めると、無限の如く広がるレンズの選択肢の中から自分にあったレンズを探していくことは、「自分探しの旅」に例えることもできます。お金に余裕のある方なら、何年でも自分が納得するまで世界各国を旅してみれば良いですが、限られた予算でレンズを探していくなら、ガイドブックや旅サイトで効率のよいルートを探す必要があります。

EF24-105mm F4L IS USMは、まさに「レンズの旅」を効率アップしてくれるレンズです。

EF24-105mm F4L IS USMは2005年発売で、初代EOS 5Dのキットレンズ、さらに5D MarkII、5D MarkIIIでもキットレンズとなっていて、世界で最も売れたフルサイズレンズの1つと言うことができます。EF24-105mm F4L IS II USMが2016年に発売されるまでの11年もの間、Canonのフルサイズカメラを支えたレンズとも言えます。

標準域のレンズは通常24-70mmという焦点距離が一般的ですが、テレ端を105mmまで伸ばすことで、画角が広いフルサイズカメラでありがちな、「望遠がちょっと足りない」というシチュエーションをカバーできる便利ズームとなっています。

レンズの旅の終着点を大三元レンズとするなら、F4通しの小三元はなるべくささっと通過したいポイントです。24-105mmなら、これと広角F4通しレンズの2本で小三元を補完できます。

また、望遠よりでレンズの旅をするなら、100-400mmのレンズを買ったときに24-105mmだと焦点距離の繋がりがよくなります。この様に、効率よくレンズの旅をしていく上での入り口ともなるEF24-105mm F4L IS USMは5Dのキットレンズとしてだけでなく、レンズ単体でも人気で、販売本数も多いレンズとなりました。

後継のEF24-105mm F4L IS II USMが発売されたあとは、I型は中古市場で手に入りやすいレンズとして注目されています。キットレンズで販売されていたので、あまり使わずに下取りに出された状態の良い中古品も多く、狙い目のレンズといえます。


レンズの違いは体感できるのか


さて、24-105mmはレンズ選びで使い勝手の良いレンズですが、あえてEF24-105mm F4L IS USMを中古で買う意味はあるのでしょうか。

性能を求めるなら、後継のII型があり、価格を求めるならEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMという無印レンズがあります。まず、無印レンズとの比較ですが、中古レンズの購入が気になる場合は新品購入価格が安い無印レンズがお得です。

しかし、やはり無印ということでLレンズと比べると全体的なクオリティが下がります。無印24-105mmは描画性能自体もあっさりしていたり、防塵防滴性や距離目盛りもなく、レンズフードは別売りということで、実用で物足りなさを感じます。やはりLレンズと無印では体感できる使用感の違いがあります。

ではLレンズ同士の比較はどうでしょう。11年ぶりのリニューアルとなったEF24-105mm F4L IS II USMは様々な部分で進化しています。最も大きな差が手ブレ補正で、I型の2.5段から4段へと大きく進化しています。その他にも、絞り羽が2枚増えたり、ASCでフレアやゴーストが低減されたりと進化があります。

一方で、レンズ構成が変わったことで全長が11mm、質量が125gサイズアップしたことは注意点で、II型は明らかに一回り大きくなっています。

描画性能については無印も含めて広角側での周辺減光が24-105mmの問題とされてきましたが、LレンズII型でも改善はされているものの周辺減光自体は残っていますが、周辺の流れについてはII型>I型>無印で少なくなっているので高解像度のEOS 5D ㈿では解像感の違いが体感できる部分となります。

ただし、焦点距離が違うわけではないので、写る写らないという違いはないので、描画の違いの体感については個人差があるといえます。

周辺の流れや周辺減光、様々な収差まで気を遣って撮影する上級者であればその差は体感するレベルですが、レンズ選びの最中の初中級者にとっては、全ての焦点距離をカバーすることを優先のであれば描画性能はそこまで気にならない差となります。

Canon EOS 6D / EF24-105mm F4L IS USM
玉ボケも真円で綺麗に出て、全体的なボケ感も悪くありません

Canon EOS 5D Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
周辺減光はデジタル補正で気にならないレベルにできます

Canon EOS 5D Mark III / EF24-105mm F4L IS USM
広角端では歪みや流れが出ていますが旅写真としては十分な画質といえます

Canon EOS 6D / EF24-105mm F4L IS USM
標準レンズではちょっと寄れない対象もうまく引き寄せて撮影することができます

Canon EOS 5D Mark II / EF24-105mm F4L IS USM
結婚式でもカメラ1台とこのレンズがあればほとんどのシーンに対応できそうです


やっぱり旅をしよう


レンズ選びの旅を最短距離ですすめるための効率的な中継地点となるEF24-105mm F4L IS USMですが、現実の旅行ではあちこち寄り道したくなるレンズです。

II型よりも軽量コンパクトなI型はより旅向けレンズといえます。24mmの広角から、105mmでやや遠目の被写体も撮影できるので、レンズ1本で多くの撮影を完結出来るのは魅力的です。

24-105mmという焦点距離はAPS-Cでは39-169mmとなるので若干広角側が足りないかもしれませんが、屋外ではちょうどよい画角となります。EF24-105mm F4L IS USMはAPS-Cと組み合わせると周辺減光も目立たなくなり、かなり良好な画質となるので相性が良いという評価も多くなっています。

APS-Cカメラの場合は標準のキットレンズであるEF-S18-55mmと2本あったほうが旅では安心ですが、将来的にフルサイズと考えいるAPS-Cユーザーなら、かなり使えるレンズの組み合わせとなりそうです。


ネット上のユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー

  • 太さはあるけど軽いので携帯性は良好
  • 防塵防滴なので屋外の過酷な環境でも安心
  • 2段分とはいえ、それなりに効果を感じる手ブレ補正
  • 初Lレンズですが、さすがCanonのLで納得の描画
  • 癖のない素直なレンズで、普通に使える

描画力への評価は賛否ありますが、初Lレンズとしては納得できる価格と描画力のバランスとなっているようです。


■ ネガティブレビュー

  • 今の高解像度センサーカメラに装着するには荷が重い
  • ボディがプラスチック感満載で剛性に不安を感じる
  • 収差補正は悪く、F4では歪曲も色も盛大に収差が出る
  • ピントを何度調整しても甘さが残ってしまう
  • 良くも悪くも器用貧乏でLレンズとしてはクオリティが低く感じる

やはりLレンズヘビーユーザーにとっては物足りないレンズという印象があるようです。


まとめ


今後、フルサイズミラーレスを購入することを考えると、なかなかレフ機レンズにお金を割く気にはなりにくい時代となっています。

しかし、EF24-105mm F4L IS USMの様に古くて安くて、でも使えるレンズというのは、フルミラでもアダプターを介して使うことの抵抗感も少なく、高価なRFのLレンズを追いかけるよりも、使えるRFレンズが出揃うまでのつなぎとしても使うことができます。

もちろんレフ機でもEF24-105mm F4L IS USMはフルサイズだけでなくAPS-Cにも適していて、Lレンズといえども、肩肘張らずに買って使えるレンズとなっています。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成13群18枚
絞り羽根枚数8枚
焦点距離

最短撮影距離45.0cm
最大撮影倍率0.23倍
開放F値F4.0〜22.0
画角
手ブレ補正機構
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ83.5x107mm
重量670g
フィルター径77mm
発売日
発売日2005年09月28日