HOMEズームレンズCanon EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
Canon EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

Canon EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

人間の視界に近い写真が撮れる、焦点距離50mm前後、標準域のレンズは当然ですがニーズが高くなります。Canon EFマウントはこの標準域に単焦点、ズームともに様々なレンズがあります。EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは、そんな数ある標準域のレンズの1つです。

ズームレンズ / Canon / 標準
新品:
49,800円〜(36)
中古:
36,800円〜(34)

高評価ながら唯一の非L標準レンズでレンズ沼を回避


Canon EOS 5D Mark III / EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

Canon EOS 6D / EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

Canon EOS RP / EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは標準域のEFズームレンズでEF-Sレンズを除くと唯一の非L、無印レンズとなります。

使用機会の多い標準ズームに、CanonはEF24-70F2.8L、F4L、24-105F4LとLレンズをずらりと並べています。そんな中に廉価版ともいえる無印レンズを投入する必要はあったのでしょうか。

しかし、蓋を開けてみるとEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMにはユーザーの高評価レビューが集まっています。EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMに集まるレビューはEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMへのレビューに似ています。

EF-S18-55mmはキットレンズとは思えない高い描画力が人気のレンズです。EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMも同様に無印レンズとは思えない描画だと人気となっています。

Lレンズはプロも納得の高い描画と防塵防滴のタフなボディが特徴のレンズです。一方で、無印レンズはレンズの構成枚数を減らしてシンプルにしたり、鏡筒もプラスチックを多用したり、AFモーターにUSMではなくSTMを採用するなど様々な部分でコストを抑えています。

ただし、EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMやEF-S18-55mmはそういったコストカットされた部分が描画力に与える影響は極力抑えられていて、価格と比較して納得の写真が撮れると高評価が集まっています。

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMはLレンズと比較すると非球面レンズや反射を防止するASC(Air Sphere Coating)などが省かれていますが、収差も目立つほどのものはなく、逆光耐性も悪くありません。

Lレンズであれば細かい収差や周辺減光まで完璧さを求めてしまいますが、無印レンズでは収差や周辺減光もレンズの設計上、コストを抑えるために完璧には抑えられないという妥協も生まれます。

フルサイズレンズの最初の1本としてLレンズを持つと、期待感から逆に細かい欠点が目立ち、完璧なレンズを追い求め、単焦点や社外レンズなども試したくなり、レンズ沼に陥りやすくもなります。

最初の1本がEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMであれば、自分が気になる欠点を補完するLレンズを探せばよく、また、収差や周辺減光を抑える撮影テクニックも身につくのでLレンズでの不満点があっても技術でカバーすることもできます。

そもそもEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMはある程度の描画力があり、AFモーターもSTMとは思えないほど高速で無音ということで、標準域はLレンズではなく、このレンズに任せるということもできます。

Lレンズという名前に振り回されること無く、レンズの性能と真摯に付き合うならEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMの存在はとても価値があります。


EOS 6Dと相性の良い軽量レンズ


EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMはある意味、EOS 6Dシリーズ専用に設計されたレンズと言っても良いでしょう。

EOS 6DシリーズはCanonフルサイズのアマチュアモデルですが、前述の通りフルサイズ用レンズはプロ向けのLレンズがずらりと並んでいます。

しかし、フルサイズ一眼レフを使うのはプロやハイアマチュアカメラマンだけではありません。暗所に強く、大きなボケが作れるフルサイズカメラは子供の写真や観光地での夜景撮影などアマチュアが使っても大きなメリットがあります。

そんなフルサイズカメラが10万円台で購入できるEOS 6Dシリーズはとても魅力的ですが、装着するレンズがLレンズになると、ただ家族写真や旅行写真を撮るだけの目的では手が出しにくい価格になります。

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMはEOS 6Dとキットレンズで購入すれば20万円ほどで購入できます。

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは購入しやすい価格、軽量コンパクト、標準からちょっとした望遠までカバーできる焦点距離で、EOS 6Dとセットで使えば運用費用が抑えられつつ、フルサイズカメラのメリットを活かす撮影が可能となります。


望遠を使ったポートレートで使えるレンズ


EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは価格を考えれば全体的に描画力は不満のないレンズですが、周辺が流れるという評価が多い広角側よりも、望遠よりの方が歪みも少なく描画力が高くなります。

大きな背景ボケが得られるフルサイズカメラですが、焦点距離が長くなればよりボケも大きくなります。EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMの、歪みが少なく大きなボケが得られる105mm側ではLレンズにも匹敵する描画力が得られ、ポートレートなどで活用できます。

望遠側を使ったポートレートは、被写体をシャープに描画し、背景を大きくぼかすというフルサイズ写真の真骨頂ともいえる撮影ができます。


作例


Canon EOS 6D / EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
収差や周辺減光が目立ちやすい単調な景色ですが、絞りやデジタル補正で気になるものはありません

Canon EOS 6D Mark II / EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
広角側はあまり評価が高くありませんが、しっかりと設定すれば十分な写真が撮れます

Canon EOS 6D Mark II / EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
24-70よりもあと一歩寄れるというのは大きな魅力です

Canon EOS RP / EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
本格的な星空撮影としては滲みなどが気になりますが、入門用としては十分なレベルです

Canon EOS 6D Mark II / EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
望遠側のポートレートは大きなボケが被写体を引き立てます


ネット上のユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー

  • Lレンズと価格差ほどの描画の差はなくコスパ良
  • 他のSTMと違い、このレンズのSTMはほぼ無音でUSM並に速い
  • 逆光耐性はシグマの標準と比べてかなり良好
  • 近接撮影はLレンズよりも使いやすい
  • ピンズレもなく、信頼性は高い

全体的にコスパへの高評価が多くありますが、とくにSTMが優秀で、無音で速いと好評です。

■ ネガティブレビュー

  • すぐに鏡筒がガタつくようになってしまった
  • レンズフードは別売りな上に大きく使いにくい
  • APS-Cを持っているなら気軽な撮影はそっちに任せるので、中途半端なレンズ
  • 広角側はやはり並のレンズといった平凡な描画
  • ちゃんとロックしないとズームがすぐに伸びてしまう

どうしても見た目など外観へ低評価が集まってしまうのは無印レンズということで仕方のないことでしょう。


まとめ


標準域のレンズは使用頻度も高くなりますが、レンズの種類も多く、沼にハマりやすいレンズでもあります。そんな中でもEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMは標準域を広くカバーし、フルサイズカメラの基本的な描画を体感できるレンズです。

レンズの基本的な性能を身に着けておけば、標準域のレンズを買い漁って沼にハマってしまうリスクも少なくなります。フルサイズ一眼レフを買ったら、まずはEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMを使い倒してみると良いでしょう。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成13群17枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

最短撮影距離40.0cm
最大撮影倍率0.3倍
開放F値F3.5〜36.0
画角84~23.2度
手ブレ補正機構
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ83.4x104mm
重量525g
フィルター径77mm
発売日
発売日2014年11月13日