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SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN|Contemporary [ソニーE用]
SONY Eマウント
2021/10/29発売
SONYのAPS-Cミラーレス、α6000シリーズは一貫して直方体をベースとしたコンパクトなボディデザインが採用されています。そんなコンパクトなボディにはやはりコンパクトなレンズが似合います。一方で、明るいレンズはどうしても鏡筒が太くなりがちです。しかし、SIGMAの新しいAPS-Cミラーレス用レンズ、18-50mm F2.8 DC DNは、F2.8通しの明るさがありながら非常にコンパクトな鏡筒となっています。そんな18-50mm F2.8 DC DNの実力をみていきましょう。
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出品する割り切った開発で生まれた1つの最適解
2012年から始まったSIGMAのArt、Sports、Contemporaryという3つのブランディングですが、近年、ミラーレス用のレンズを続々と発売するSIGMAからは、さらにこのブランディングにこだわったレンズが開発されているように感じます。
Artレンズは、とにかく解像力にこだわり、Contemporaryはより持ち運びやすく、身近に置いておけるレンズとなっています。
2021年10月に発売された18-50mm F2.8 DC DNはそんな持ち運びに特化したContemporaryレンズとして発売されました。
F2.8通しのレンズでありながら全長74.5mmで重量290gという驚きのコンパクトボディとなっています。65.4mmという外径はSONY Eマウントとほぼ同じ外径で、カメラに装着するとマウント面から真っ直ぐレンズが伸びていきます。
コンパクトなミラーレスボディに大径レンズを装着するとどうしてもグリップをホールドする指とレンズが干渉しがちになりますが、このレンズであればコンパクトなα6000シリーズに装着してもホールド感を損なうことはありません。
このレンズは17-50mm F2.8 EX DC OS HSMというSIGMAのAPS-C一眼レフ用レンズがベースとなっていますが、広角端を1mm短くしたことと、ミラーレスのショートフランジバックを生かしたことで非常にコンパクトなレンズとなりました。
キットレンズでは満足できない?
SONYのα6000シリーズはE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650というレンズを標準レンズキットとして購入することができます。E PZ 16-50mm F3.5-5.6は単体購入した場合、18-50mm F2.8 DC DNとの価格差は2〜3万円ほどですが、レンズキットでの購入であればより安価に手に入れることができます。
焦点域は18-50mm F2.8 DC DNより広く、レンズ内手ブレ補正も搭載されていて、パワーズームまであり、さらに安価となれば、わざわざ18-50mm F2.8 DC DNを購入する意義はあるのでしょうか。確かに開放F2.8という明るさは魅力ですが、E PZ 16-50mmもF3.5〜ということでそこまで違いもなさそうに感じます。
しかし、18-50mm F2.8 DC DNは間違いなく購入する価値あるレンズです。
APS-Cカメラはフルサイズに比べると画角が狭くボケにくいというデメリットがあります。そんなAPS-Cカメラにおいて、F2.8通しという明るさは非常に大きな武器となります。
前ボケを使って、奥行き感のある撮影をしたり、豊かなボケで主題を浮かび上がらせたり、絞って使うことで高い解像感の全景を撮影したりと、一眼カメラならではの撮影をAPS-Cで満喫するなら明るいレンズは必須となります。
SONYにはE 16-55mm F2.8 G SEL1655GというF2.8通しの明るいズームレンズがありますが、こちらは価格も重さも18-50mm F2.8 DC DNの約2倍あるので、手軽さといった点からみると18-50mm F2.8 DC DNに比較にならない優位性があります。
もちろん純正Gレンズの優位性もありますが、それは価格や大きさとのトレードオフとなります。
製品 | |||
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価格 | 新品: 24,255円 中古: 10,100円 | 新品: 143,500円 中古: 92,600円 | |
焦点距離 | 18-50mm(35mm判換算:27-75mm) | 16-50mm(35mm判換算:24-75mm相当) | 16-55mm(35mm判換算:24-82.5mm相当) |
F値 | F2.8〜22.0 | F3.5〜36.0 | F2.8〜22.0 |
最短撮影距離 | 12.1cm | 25.0cm | 33.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 | 9枚 |
重量 | 290g | 116g | 494g |
発売日 | 2021/10/29 | 2013/02/22 | 2019/10/11 |
高いビルドクォリティは高い満足感が得られる
F2.8通しの明るいズームレンズとしては比較的手の届きやすい価格となっている18-50mm F2.8 DC DNですが、その価格とは違い、ビルドクォリティは高く、安っぽさを感じさせない鏡筒となっています。
SIGMAといえば国内生産にこだわっていることは有名ですが、本レンズも会津工場製で安心の品質となっています。開発段階から、量産を見据えて設計されていて、樹脂を多用しながらもチープさを全く感じさせない作りとなっています。
特に海外では剛性感が重要視されることが多く、ズーム機構から、レンズフードの取り付けに至るまでカッチリとした組み立てとなるように工夫が施されています。精巧に組み上げられた鏡筒は簡易防滴性もあり、安心感もあります。
F2.8通しのズームレンズを持つという満足感が得られるレンズとなっています。
手ブレ補正がないことへの懸念
このレンズは広角端を18mm、望遠端を50mmとしたことでコンパクトボディを実現していますが、軽量化には手ブレ補正を省いたことも寄与しています。
SONY α6600にはボディ内手ブレ補正が搭載されているのでレンズに手ブレ補正が搭載されていなくても問題はなさそうです。
一方でα6400にはボディ内手ブレ補正がありません。また、18-50mm F2.8 DC DNはEマウントだけでなくLマウントにも対応したものが発売されています。
SIGMA fpやsd Quattroにも装着できますが、いずれもボディ内手ブレ補正はありません。これらのカメラを使う場合は、明るさを活かしてシャッタースピードを稼ぐか、三脚などへの固定、ジンバルを組むなどの手ブレ対策が必要となります。
コンパクトさを追求した分、こういった面でテクニックを要求されるレンズとなっていることは注意が必要です。
動画で使っても面白いレンズ
SONYにはVLOGCAM ZV-E10/E10LというAPS-Cフォーマットの動画向けカメラがあります。Eマウントなので18-50mm F2.8 DC DNを使うことができます。
手ブレ補正は電子手ブレ補正なので、ボディ内手ブレ補正ほど強力ではないですが、ジンバルなどを組まなくとも使えそうです。
もちろん、カメラを固定して自撮りする場合などは手ブレ補正は不要なのでよりクォリティの高い動画を作りたい場合はもってこいのレンズといえます。
軽量コンパクトな撮影セットは、固定をしやすいというメリットも生みます。18-50mm F2.8 DC DNは静音で正確に動くステッピングモーターを採用し、フォーカスブリージングも抑えられているので、動画に向いているレンズです。
作例紹介
APS-Cとは思えない大きくてきれいな玉ボケです
最短撮影距離は12.1cmと短く、ハーフマクロ的な使い方もできます
各種収差は電子補正でほぼ目立たなくなります
うるさくなりがちな前ボケも自然な雰囲気で作品を引き立てます
少し絞ることで高い解像力が得られるので風景でも活躍します
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- コンパクトな鏡筒からは想像もつかないほどの解像感
- 逆光でもフレアやゴーストは気にならない
- この価格でF2.8通しが使えるというのはお得
- 作りはしっかりしていて、ガタツキなどは一切ない
- フルサイズの大きさに疲れた自分には最適なサイズ感
やはりそのサイズ感に大しての高レビューが多くあり、また、光学性能についても満足度の高いレンズといえます。
■ ネガティブレビュー
- やはり手ブレ補正がないのはけっこう致命的
- 開放で使うと軸上色収差がちょっと気になる
- 歪曲収差は電子補正が必須
- 広角はやはりもうちょっと欲しくなってしまう
- AF-Sで合焦に多少もたつきを感じる
全体的に多少の各種収差がみられますが、そのほとんどが補正によって解消されます。
まとめ
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DNはF2.8通しレンズでありながら非常にコンパクトなレンズで、まさにミラーレスの小型という優位性を全面に出したようなレンズとなっています。
その分、手ブレ補正がない、広角が若干狭いといったデメリットはありますが、解像感や写りはさすがSIGMAといった感じで、そこには一切の妥協点も見られない優秀な光学性能を併せ持ったレンズです。
APS-Cカメラを活用するという目的以外にもVLOGCAM ZV-E10やα7Cなどと組み合わせて動画も楽しめるといった、まさにContemporaryなレンズといえます。
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
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メーカー | SIGMA |
タイプ | 標準 |
マウント | SONY Eマウント |
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