HOMEズームレンズSIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary [ソニーE用]
SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary [ソニーE用]

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary [ソニーE用]

標準ズームレンズといえば24-70mm。そんな固定概念はもはや古いのかもしれません。SIGMAの新しい標準ズームレンズは28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary。SIGMAはなぜフルミラ用レンズに28-70mmという焦点距離を選んだのでしょう。

ズームレンズ / SONY / 標準
新品:
88,500円〜(91)
中古:
81,800円〜(50)

大口径が十八番のSIGMAからコンパクトF2.8ズーム

SONY α7 III / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@mt_life2020)
SONY α7 III / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@mt_life2020)
SONY α7 III / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@mt_life2020)

SIGMAレンズといえばやはりArtレンズ群の大口径単焦点レンズが思い浮かびます。

2012年に発表された35mm F1.4 DG HSM | Artという一眼レフ用の大口径単焦点にはじまり、次々と解像感の高い大口径レンズを生み出してきました。

2019年に発売されたフルミラ用大三元標準ズームレンズ24-70mm F2.8 DG DN | Artも高い解像力があるとともに、フィルター径82mm、重量830gのかなり大きなレンズです。一眼レフよりもさらに高解像度化が進んだフルミラにおいて、大三元などのフラッグシップ的なレンズはどうしても大口径になる傾向にあります。

このことは、ミラーがなくなったことで小型になったフルミラボディのメリットと大きく矛盾することで、特にミラーレスから一眼ライフをはじめた人にとってはレンズが大きいというのは不満点でもありました。

SIGMAの新しいF2.8通し標準ズームレンズ28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryは470gというF2.8通しズームとしては驚異的な軽さを実現したレンズとなっています。重いレンズをつけると、どうしても重心がレンズ寄りとなりやすいフルミラですが、28-70mm F2.8 DG DNはバランス良く扱えるレンズとなっています。

さて、軽量コンパクトが特徴のレンズの気になる点といえば光学性能です。

28-70mm F2.8 DG DNはSIGMA自身がレンズ発表時に「コピー商品」と称しています。もちろん他社のコピーなどではありません。24-70mm F2.8 DG DN | Artのコピーです。

24-70mm F2.8 DG DNの基本設計を元にして、広角端を28mmにし、スイッチ類などをシンプルにまとめることで超軽量F2.8標準ズームレンズを生み出しました。

Artレンズを元に、Contemporary、常に傍においておけるレンズとして大きさのや価格などのバランスを取って作り直されたレンズが28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryです。
製品

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary [ソニーE用]

SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN|Art [ソニーE用]

価格新品:88,500円〜
中古:81,800円〜
新品:90,000円〜
中古:94,980円〜
焦点距離28-70mm24-70mm
F値F2.8〜22.0F2.8〜22.0
最短撮影距離19.0cm18.0cm
絞り羽根枚数9枚11枚
手ブレ補正--
防塵
防滴
重量470g830g
発売年月2021年03月2019年12月
 

24mmと28mmの違いとは


軽量コンパクトとはいえ、28-70mm F2.8 DG DNの懸念点はやはり広角端が28mmであるという点でしょう。

数字的な話をすると、24mmの画角は85度、28mmの画角は75度となります。もちろん、同じF2.8通しの明るさがあるレンズであれば、ズーム域は広い方が良いのですが、この10度の画角差は許容できるのでしょうか。

一般的に、50mmが人の視覚に近い焦点距離とされ、35mmは広角の始まりとされます。28-70mmという画角があれば、ちょっとした広角から見たままにちかい画角までがカバー出来ていると言えます。

もちろん、画角についてはこのレンズを購入するときに真っ先に確認する必要がありますが、広角を強く意識する撮影スタイルでなければ、そこまで気にするポイントではなさそうです。

レンズの大きさを考えれば、広角は別で持ち歩くということもできるので大きなネガティブ要素とはなりません。
 

ライバルはTAMRONか


軽量コンパクトなF2.8通しレンズといえばSIGMAに先行して2018年に発売されたTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)、そして進化した第2世代の28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)があげられます。

これまた28-75mmという独特の焦点距離で、フィルター径は67mm、重量は500g台という大三元標準ズームとしてはかなりコンパクトなレンズです。SIGMA 28-70mm F2.8 DG DNがこのTAMRONレンズの存在をまったく意識せずに作られたということはないでしょう。

価格はほぼ同じような価格帯で、サイズ的にはフィルター径は同じ。望遠端の焦点距離が違うのでフェアな比較ではありませんが、SIGMAの方が短く、重さも100g弱軽いコンパクトなレンズとなっています。

世界最小最軽量のコンパクトズームと言えばTAMRONの代名詞ともなっていますが、F2.8の標準ズームレンズにおいてはSIGMAにあると言って良いでしょう。

大きさもそうですが、肝心なのは写りです。

写りに関しては2018年発売のTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDよりもSIGMA 28-70mm F2.8 DG DNが全体的に上となっていますが、28-75mm F/2.8 Di III VXD G2とはかなり拮抗した光学性能となっています。

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DNには24-70譲りのシャープな解像力がある一方、TAMRON 28-75mm F/2.8はTAMRONならではの柔らかなボケがあるといえます。ここについては作例やレビュー写真などをよく確認してみると良いでしょう。
製品

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary [ソニーE用]

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063) [ソニーE用]

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) [ソニーE用]

価格新品:88,500円〜
中古:81,800円〜
新品:92,447円〜
中古:90,090円〜
新品:87,400円〜
中古:59,480円〜
焦点距離28-70mm28-75mm28-75mm
F値F2.8〜22.0F2.8〜22.0F2.8〜22.0
最短撮影距離19.0cm18.0cm19.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚9枚
手ブレ補正---
防塵--
防滴
重量470g540g550g
発売年月2021年03月2021年10月2018年05月
 

簡易防塵防滴機構があるので持ち出しても安心


このレンズは高級なArtラインではなく、軽量コンパクトでユーティリティ性を重視したContemporaryラインということで、鏡筒には樹脂が多く使われています。

金属と比較すると樹脂は工作精度が出しにくく、ビルドクォリティが下がってしまう傾向にありますが、28-70mm F2.8 DG DNはそこも加味して設計してあり、適切なシーリングを施すことで簡易防塵防滴機構が付与されています。

砂漠やジャングルといった極端に過酷な環境での撮影ではさすがに心配ですが、街角スナップで多少小雨が降る程度であれば問題なく撮影続行することができます。樹脂製鏡筒だと、チープ感が気になったりもしますが、精巧に作られたボディのビルドクォリティは高く、Artレンズのような高級感もあります。

24-70mm F2.8 DG DN | Artは大きさや、その価格を考えても「気軽に」とは行きませんが、28-70mm F2.8 DG DNであれば、街角スナップに気軽に使うことができます。
 

初期ロットは注意


本製品は初期ロットにおいて、逆光耐性が低下する可能性があり、メーカーから新品交換がアナウンスされています。

既にレンズをお持ちの場合は製品のシリアル番号を確認し、対象の場合はメーカーへの対応を求める必要があります。
  

作例紹介

SONY α7 III / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@mt_life2020)
SONY α6400 / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@mt_life2020)
SONY α7 III / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@mt_life2020)
SONY α7 III / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@mt_life2020)
SONY α7 III / SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary
出典:instagram(@mt_life2020)
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • ミラーレスレンズにおいて軽さはかなりの正義
  • 特に広角側での描写力がお気に入りのレンズ
  • ビルドクォリティは高く、安っぽさはまったくない
  • 単焦点と同じようなサイズ感で使えるF2.8ズーム
  • 24mmを使わないなら最高のズームレンズ
やはり軽くコンパクトなので、持ち出す機会が増えたと好評価があつまっています。


■ ネガティブレビュー
  • SIGMAはSONY純正とズームの回転方向が逆なので注意
  • AF-Cは純正に比べるとあまり信用できない
  • ボケ感は好みではなく使う機会は少ない
  • AFはかなりうるさいので動画向きではない
  • Artにはあったロックスイッチがないのは残念
AFは純正レンズと比べるとSIGMAの弱点となっているようです。動き物をメインに撮影するなら、確認する必要があります。
 

まとめ


ミラーレス用レンズは大口径で超重量なプロ向けのレンズが先行して発売されてきましたが、徐々に、サイズも価格も手頃なレンズが増えてきました。

SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporaryはフルミラレンズとしては価格も抑えられていて、サイズはF2.8標準ズームレンズとしては最軽量クラスです。

描画力を追求するのであればやはり大口径となりますが、最初に手にする大三元としては十分な性能のあるレンズとなっています。
基本仕様
対応マウントSONY Eマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成12群16枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

28-70mm

最短撮影距離19.0cm
最大撮影倍率
開放F値F2.8〜22.0
画角75.4-34.3度
手ブレ補正機構-
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ72.2x103.5mm
重量470g
フィルター径67mm
発売日
発売日2021年03月12日