HOMEズームレンズSONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2
SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2

SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2

良い機材は大きく重い。一眼レフユーザーにとって、これは常識とも言えるでしょう。しかし、ミラーレスにおいてはそうではありません。カメラはもっと身近なもの。それを体現するメーカーSONYが発売した新しい大三元。FE 24-70mm F2.8 GM IIは新しい概念をフルミラに生み出したレンズとなりました。

ズームレンズ / SONY / 標準
新品:
263,000円〜(19)
中古:
249,350円〜(13)

フルミラは大三元もコンパクトに

SONY α7 III / FE 24-70mm F2.8 GM II
出典:instagram(@czj.io)
SONY α7 III / FE 24-70mm F2.8 GM II
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SONY α7 III / FE 24-70mm F2.8 GM II
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SONY α7 III / FE 24-70mm F2.8 GM II
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SONY α7 III / FE 24-70mm F2.8 GM II
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既存の一眼レフユーザーにとっては、カメラ機材が大きく重いというのは当たり前です。カメラボディとレンズセットで2kgを超えるというのは標準域で撮影するなら普通のことで、さらに重い撮影機材を使うということも当然ありました。

エントリーモデルのカメラとレンズであれば、1kg未満で撮影できますが、プロスペックの一眼レフカメラとレンズでは2kg、3kgは当たり前でした。3kgというのは筋トレで使うダンベルの重量で、それを持って1日撮影というのはかなりの重労働ですが、それはプロカメラマンなら当然のこととして受け入れられていました。

その流れが変化するきっかけを作ったのがSONYと言って間違いないでしょう。

フルサイズミラーレス。フルサイズ一眼というプロやハイアマチュアが愛用するカメラに、フルミラという新たなカメラを投入し、一眼レフよりも300g近く軽く、そして女性の小さな手でも持ちやすい、圧倒的コンパクトなフルサイズ一眼を発売しました。

しかし、残念ながら、カメラが小さくなってもレンズは大きいままというジレンマもありました。一眼レフでも、入門用レンズなどはかなりコンパクトで軽いレンズが多くありますが、いわゆる大三元と呼ばれるようなプロ向けの高画質レンズはフルミラにおいても依然として大きく重いものがほとんどでした。

しかし、今回新しく発売されたSONYの大三元標準ズームレンズ、FE 24-70mm F2.8 GM IIはI型よりも20%軽く、全長も10%以上短くなりました。このレンズの登場で、一眼レフ+大三元標準ズームで撮影する重さの半分程度、1kgちょっとの重さでフルミラ+大三元を組むことができます。
製品

SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2

SONY FE 24-70mm F2.8 GM SEL2470GM

価格新品:263,000円〜
中古:249,350円〜
新品:204,580円〜
中古:137,980円〜
焦点距離24-70mm24-70mm
F値F2.8〜22.0F2.8〜22.0
最短撮影距離21.0cm38.0cm
絞り羽根枚数11枚9枚
手ブレ補正--
防塵
防滴
重量695g886g
発売年月2022年06月2016年04月
 

コンパクトなレンズが登場した理由とは


FE 24-70mm F2.8 GM IIは発売時点で、24-70mm F2.8レンズとして、世界最小最軽量レンズとして発売されました。

今までになかったレンズをSONYが発売できた理由はなんなのでしょう。

まず大前提ですが、FE 24-70mm F2.8 GM IIは非常に優秀な描画力を持ったレンズです。I型と比較して、II型はコンパクトでありながら、画面全域、非常に均質性の高い画質となりました。

広角端で周辺減光がやや気になるものの、軽量化による光学的なデメリットは全く感じられない、描画力も進化したレンズとなっています。

にも関わらずコンパクト化に成功した背景は、SONYフルミラ用レンズ開発チームの熟成が進んだことに理由がありそうです。

SONYは2006年、コニカミノルタのカメラ事業を前身として一眼カメラに参入しました。電子機器メーカーとしてカメラボディの開発力はあるものの、レンズ開発力はやはりライバル大手に見劣りする部分もありました。

しかし、Eマウントレンズのラインナップが一通り出揃い、よりEマウントらしいレンズ開発が進んだことで生まれたII型はかなり踏み込んだ開発がなされています。

フルミラの特徴であるショートフランジバックを活かし、広角端24mmでも開放F2.8から使える描画力を持たせる一方で、周辺減光はボディ補正にある程度任せることでコンパクトなレンズ開発に成功しています。

またコンパクトにしながら、絞りリングを加えたり、ボタン類も増やし、よりボディ性能を発揮しやすい鏡筒としている点にも注目となります。
 

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2との比較は


標準域F2.8通しズームレンズとしては、TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2がコンパクトなレンズとして話題を集めました。FE 24-70mm F2.8 GM IIよりも更に軽くコンパクトで、しかも価格は半額ということで人気のレンズです。

単純に価格で言えば現状TAMRON以外の選択肢はないでしょう。

しかし、FE 24-70mm F2.8 GM IIはTAMRON 28-75mm F/2.8よりも周辺部の描画に均質性が高いなど光学的に優れており、また、24-70mmという使い慣れたズーム域であることが魅力です。

また、絞りリングや2つのAFLボタンなど、操作性が高く、ボディと合わせてカスタムすることでかなり使い勝手が良くなります。

特に動画撮影ではスムーズなリング操作感や絞りリングの有無は大きな違いとなるので、様々な撮影スタイルを考慮するなら価格差分の機能の差があるとみてよいでしょう。

近年、社外レンズの性能は純正に迫るものも多く、レンズ選びが難しくなっていたりもしましたが、この2本のレンズには、純正レンズと社外レンズという従来のステレオタイプがぴったり当てはまっていると言えそうです。
製品

SONY FE 24-70mm F2.8 GM II SEL2470GM2

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063) [ソニーE用]

価格新品:263,000円〜
中古:249,350円〜
新品:94,880円〜
中古:93,800円〜
焦点距離24-70mm28-75mm
F値F2.8〜22.0F2.8〜22.0
最短撮影距離21.0cm18.0cm
絞り羽根枚数11枚9枚
手ブレ補正--
防塵-
防滴
重量695g540g
発売年月2022年06月2021年10月
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 鏡筒がスリムで握りやすい
  • AFはボディの性能をフルに発揮できる爆速で快適
  • 単焦点の35GMとくらべても十分な描画力がある
  • 最大撮影倍率が高いので、マクロレンズ代わりとしても使える
  • 逆光耐性は少しのゴーストが出るだけで、かなり良好
基本的には高レビューの嵐。価格に見合うだけの十分な性能があるレンズといえます。


■ ネガティブレビュー
  • このレンズの唯一の弱点は価格
  • 絞りリングが歓迎だが、GMレンズで操作系は統一して欲しい
  • さすがに24mmF1.4の代わりとまではいかない
  • ズームのトルク感はタイトにすると重すぎて使わなくなった
  • フードをつけるとそれなりの大きさにはなる
多くのレビューで単焦点と描画力が比較されていることが驚きでした。単焦点に迫る性能がこのズームレンズにはあるということでしょう。
 

まとめ


SONY αユーザーにとっては待望のレンズとなった感のあるFE 24-70mm F2.8 GM II。

αシリーズという軽量コンパクトでありながら高性能なカメラボディを持つ人にとって、大三元でもコンパクトで、しかも単焦点に迫る性能というのは非常に魅力的なレンズとなったようです。レビューも軒並み高評価で、多くの人がI型からの乗り換えで満足感を得ています。

SONYフルミラαシリーズの性能を引き出すなら、このレンズは必携となりそうです。
基本仕様
対応マウントSONY Eマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成15群20枚
絞り羽根枚数11枚
焦点距離

24-70mm

最短撮影距離21.0cm
最大撮影倍率0.32倍
開放F値F2.8〜22.0
画角84~34度
手ブレ補正機構-
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ87.8x119.9mm
重量695g
フィルター径82mm
発売日
発売日2022年06月10日