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誰かの気持ちが旅に向かってくれたら。自分だけの感性と色彩で写真を撮り続けていく
広報担当となったことをきっかけに写真を始め、地元・徳島をはじめとした四国の情景を追いかけているKAMIZASAさん。KAMIZASAさんの撮る写真は旅や風景を楽しみながら撮られている印象を抱く一方で、自然の迫力や神々しさも感じさせてくれます。KAMIZASAさんがどんな思いを込めて写真を撮り発信されているのかを知りたくてお話を伺いました。
著者: KOJI KAMIZASA | 作成日: 2025/07/09






― はじめにKAMIZASAさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
職場で広報担当になったことがきっかけですが、当時は日記代わりの記録のような使い方でした。初心者用のカメラを持ってはいたのですが、それが壊れた際に思い切ってフルサイズ機を購入し、そのボケ感に感動したことがきっかけです。もっと早く子どもが小さい時から買って、大切な思い出を作品として残していれば良かったなって思いました。
― KAMIZASAさんの写真を眺めていると、日本の美しい風景を楽しみながら撮影されている印象を受けます。それでいて、迫力があり引き込まれるような神々しさも同時に感じます。一見相反するように感じる部分もあり、KAMIZASAさんがどのような視点で目の前の光景を切り取っているのかがとても気になります。写真を撮る際にどんな瞬間に惹かれ写真に残そうとされていますか。
私は自然豊かな四国の山間部に住んでいるのですが、風景という被写体には本当に困らない場所です。そして、この地域は外国人に桃源郷とも言われるくらい昔からの風景が残る地域なのですが、光が差し込むタイミングや、雨上がりの霧が立ち込める瞬間など、「秘境感」を感じる情景を撮影することが多いです。








― 先ほどの質問とやや重複するのですが、ポートレートにおいては、風景との調和の取れた自然体のものが多く、追体験しているかのような臨場感を感じます。ポートレート撮影においてどんなことを大切に撮影されていますか。
今は観光に携わる仕事をしているのですが、普段からそういう目線で見ているためか、旅の途中でのストーリーを感じる瞬間をイメージしています。なので、人物中心よりも風景の中のポートレートが多いのだと思います。私の写真を見て誰かが旅に行きたい!と思ってもらえれば嬉しいです。
また、撮影に出かける時は、カメラ仲間などにモデルをお願いすることが多いのですが、自分たちもその旅を普通に楽しみながら、心が動いた瞬間に「ちょい待ってー」と言いながらシャッターを切っています笑









― 色彩等の写真表現について教えてください。鮮やかな色彩に透明感、また光の陰影や階調がとても印象的です。撮影時や現像時に心がけていることがあれば教えてください。
被写体によって明るく透明感を出すようにすることもありますが、全体的にはローキーな仕上げが好みです。撮影時には皆さんも光と影を気にすると思いますが、私は特に影の方を重視していて、ブラックポイントで渋さを出していくようにしています。
最近ではクリエイティブルックやフィルムシミュレーションなど便利な機能もありますが、色は自分だけのオリジナルを持ちたいと思い、Lightroomで何度も調整して自分なりのプリセットをこれまでたくさん作成してきました。
SNSでは同じような写真が溢れ、誰が撮ったのかわからないものが多い中、「これ、かみさんの写真よなぁ」と言われると嬉しいですね。




― 続いて、KAMIZASAさんがメインで使っているカメラ・レンズについて、それぞれの機材を選ばれた経緯や用途、お気に入りの点について教えてください。
メインカメラはSONYのα7Ⅳです。 前の機種もSONYだったのでEマウントのレンズを揃えています。
風景写真は ・SONY FE 24-70mm F2.8GMⅡ ・SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN|Art の2本で撮影することがほとんどです。GMの方は万能レンズというか、これ一本で風景以外のシーンでも基本的には何でもこなせるのかなぁと思います。
ポートレートは SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAをよく使います。これまでに様々なレンズを入れ替えてきましたが、こちらはカメラを始めた当初から手放さずずっと使い続けている一本です。被写体と適度な距離なので、お出かけを楽しみながら、旅のワンシーンを伝えることができる大好きな距離感です。
仕事の時など大きな荷物を持てないときにはいつもRICOH GR IIIを持ち歩いています。 コンパクトでシャッターチャンスを逃さないうえに、大きくプリントしても耐えうる画質です。また、イメージコントロールの「ポジフィルム調」は自分好みの色で、現像せずそのままで使用することもよくあります。





私の作品はジャンルもバラバラで統一感がないのでベストショットを選ぶのがとても難しいのですが、1枚選ぶなら「塩塚高原の野焼き」を撮った1枚です。空の色も炎の色も作業するスタッフのシルエットも大好きな色が詰まった幻想的な1枚で、周りの反響も大きく、この催しを知らなかったたくさんの方が見てみたいと仰ってくれました。
次に狙っているカメラはFUJIFILM X-E5です。あるフォトグラファーさんとお話をしてからFUJIFILMのフィルムシミュレーションがずっと気になっていて、これが発表されてからいつの間にかネットの記事をたくさんチェックしていました。FUJIFILMのカメラは購入したことがないのでサブカメラにいいかなぁと気になっています。
今後は、一緒に撮影に行って、旅を楽しみ、趣味を共有できるカメラ仲間がもっとたくさん増えればなぁと思います。
著者

KOJI KAMIZASA
徳島県三好市在住。東京カメラ部 日本写真100景、3×3組み写真コンテスト(2021,2022,2023,2024,2025)入選。ほか雑誌・カレンダー作品提供など。地元・徳島をはじめとした四国の情景を追いかけています。職場の異動で悩みながら始めたカメラは、今では肌身離さず持ち歩く欠かせないモノになっています。

KOJI KAMIZASA
徳島県三好市在住。東京カメラ部 日本写真100景、3×3組み写真コンテスト(2021,2022,2023,2024,2025)入選。ほか雑誌・カレンダー作品提供など。地元・徳島をはじめとした四国の情景を追いかけています。職場の異動で悩みながら始めたカメラは、今では肌身離さず持ち歩く欠かせないモノになっています。
KOJI KAMIZASAさんの使用カメラ
KOJI KAMIZASAさんの使用レンズ