HOMEズームレンズCanon EF16-35mm F2.8L II USM
Canon EF16-35mm F2.8L II USM

Canon EF16-35mm F2.8L II USM

フルサイズミラーレスへの移行が進む中、中古市場を賑わせるのはレフ機ボディだけでなくレフ機用レンズもです。新品ではなかなか手が出ない大三元レンズなんかも、レフ機用を中古で買うならかなり手の出しやすい価格となっています。Canonレフ機用大三元で中古のコスパがよくなっているEF16-35mm F2.8L II USMをみていきましょう。

ズームレンズ / Canon / 広角
新品:
72,800円〜(46)
中古:
71,800円〜(63)

活発化するレフ機中古市場で目を瞠るコスパ


Canon EOS 5D Mark III / EF16-35mm F2.8L II USM
出典:flickr(@Rennett Stowe)

Canon EOS 5D Mark III / EF16-35mm F2.8L II USM
出典:flickr(@Rennett Stowe)

Canon EOS 5D Mark III / EF16-35mm F2.8L II USM
出典:flickr(@Rennett Stowe)

フルサイズミラーレスは買いましたか?

お金が有り余ってるなら、最新フルサイズミラーレス機を買い足して、レンズも買い足して使い倒したいところですが、限られた予算でミラーレスカメラを楽しむにはレフ機カメラ、レンズは下取りに出すことになります。

もちろん、レフ機用レンズはマウントアダプターを介してミラーレスでも使えますが、ミラーレス用レンズはショートフランジバックを活かした、性能がよくてコンパクトなものが多く発売されてきているので、レフ機レンズを手放してミラーレスレンズを買うという流れも出来てきています。

そうなってくると、当然レフ機レンズは中古で多く出回るので価格も下がります。

ミラーレスは瞳AFやボディ内手ブレ補正など最新機能が満載ですが、そもそもAF速度や画素数などはある程度レフ機時代に高止まりしていた性能なので、ここ数年発売されたレフ機カメラはまだまだ4〜5年は十分使えます。

では中古の安くなったレフ機レンズを集めてみてはどうでしょう。新品ではなかなか手の出ない大三元も、レフ機の中古レンズはお得な値段になってきています。

Canon EF16-35mm F2.8L II USMは大三元の広角担当ですが、レフ機用レンズであることと、新型のIII型が発売されていることで、中古では8万円ほどで購入できます。新品では20万円を超えるレンズで、III型は新品で30万円弱、中古でも20万円弱であることを考えたら、広角大三元を中古のII型にするのはかなりお得感があります。

開放F2.8通しズームレンズ、広角、標準、望遠レンズの通称である大三元レンズは不要であれば3本揃える必要はありませんが、どうしても3本揃えておきたいというレンズ収集癖を刺激されるというのが人間です。

本格的な星空撮影や風景撮影をしないのであれば、大三元の広角はあまり出番のないレンズではありますが、たまに使うかもしれないから1本手元に置いておきたいという場合は、EF16-35mm F2.8L IIを中古で買っておくというのは選択肢といえます。


I型からの進化で十分使える広角レンズ


さて、中古価格に大きなメリットがあるEF16-35mm F2.8L II USMですが、性能は問題ないのでしょうか。

EF16-35mm F2.8L II USMは在庫はかなり少なくなっていますが一応、新品でも購入できます。ただし、価格的にはIII型と大きな差はないので、新品で購入するのはあまり良い選択肢とは言えません。

Canonの広角ズームは「周辺が流れる」という評価がI型ではかなり多くありました。そのため風景撮影ではNikonカメラとNikon広角大三元という声も多くなっていました。それがII型ではかなり改善されて、III型ではさらなる改善で、Nikonにも対抗できる広角大三元となりました

つまるところ、EF16-35mm F2.8L II USMはかなり改善されていますが、多少、周辺は流れます。特にEOS 5D IVなどの超高画素機と組み合わせると周辺の流れが気になります。

また、I型から周辺の流れを改善する過程で、今度は周辺減光が目立つ傾向がでています。周辺減光は現像時のデジタル加工で改善できますが、あまりデジタル加工しない人は気にする必要があります。

それでも、さすがはLレンズ。ピント面の描画は非常にシャープなので、周辺部の描画があまり気にならないポートレートなどではII型も十分使えるレンズといえます。

Canon EOS 5D Mark III / EF16-35mm F2.8L II USM

建物写真でも気になる様な大きな歪みなどは特には見られません

Canon EOS 5D Mark III / EF16-35mm F2.8L II USM
星を点で撮影することにこだわるなら他のレンズが必要かもしれませんが、一般的な星空撮影では特に気になる描画の乱れなどはありません

Canon EOS 7D / EF16-35mm F2.8L II USM
広角ズームがあると、物撮りでもちょとした画角の違いなどを作ることができます

Canon EOS 5D Mark III / EF16-35mm F2.8L II USM
確かに周辺が流れていますが、許容範囲内かどうかは個人差なので、購入前のチェックは必要です

Canon EOS 5D Mark III / EF16-35mm F2.8L II USM
主題と背景のバランスがとれた、広角ならではの写真です


中古選びには注意


EF16-35mm F2.8L II USMは中古でコスパ良く購入できるレンズですが、中古でレンズを購入するときはいくつか注意点もあります。

まず気をつけたいのが、レンズの状態です。Lレンズは防塵防滴で信頼性の高いレンズですが、その分、前のユーザーがハードに使用している場合もあるので、かなり使用感のあるものがあります。逆に、前のユーザーが高価なLレンズということで大切に扱って、新品同様なものもあります。レンズフードなどの付属品の有無や使用感などは入念にチェックした方が良いでしょう。

また、中古とはいえEF16-35mm F2.8L II USMは安くはありません。少しでも安く購入しようと海外通販などを利用するとジャンク品の様なレンズが送られてきた上、補償もないということもあります。購入先はなるべく信頼出来る店舗を選ぶようにしましょう。


広角を活かした主題を引き立てる撮影に


EF16-35mm F2.8L II USMの良さを活かした撮影をするなら、主題を決めて、背景と組み合わせた撮影が向いています。

広角レンズは背景を広く撮影出来るという特徴があり、その特徴とF2.8という明るさのボケ効果を組み合わせることで、主題を引き立てることができます。モデルや花、車などの主題となる被写体に、背景のボゲ感などをコントロールして撮影すると、Lレンズならではのシャープな描画の主題と、後ろに広がる絶妙なボケ感の背景が素敵な写真となります。


ネット上のユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー

  • 中心部分の解像度はかなり良好でさすがLレンズ
  • 人間の視覚を超えたパースペクティブな写真が撮れる
  • ようやく大三元をコンプリートできた
  • 大三元としては軽量で使用頻度も高いレンズ
  • セオリーを押さえて撮影すれば画質は文句なし

大三元としてはコンパクトで、旅レンズとして使っている人も多くいるのは意外でした

■ ネガティブレビュー

  • 開放では高輝度部分にひどい色収差がみられる
  • レンズフードが固く、つけ外しに苦労する
  • APS-Cと組み合わせても、周辺の描画は良くない
  • 個体差か、ズームリングから異音がするので修理に出した
  • 標準や望遠の大三元に比べて、そこまで価格ほどの性能を感じない

やはり周辺部の描画に賛否あるようです。星空や風景撮影のメインレンズとし使うには荷が重いかもしれません。


まとめ


ミラーレス最新機種にどうしても目がいきがちですが、既にデジタル一眼の完成形ともいえる域にあるレフ機はまだまだ数年は十分に主力として使うことができます。そして中古市場にはミラーレスに乗り換えた人のカメラやレンズ資産が多く流出し、コスパの良いレンズなどが出てきています。

その1つともいえるのがEF16-35mm F2.8L II USMです。標準、望遠と購入していくことが多い大三元レンズの中で、後回しになりがちな広角ズームですが、今なら手頃な価格で大三元をコンプリートすることができます。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成12群16枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

最短撮影距離28.0cm
最大撮影倍率0.22倍
開放F値F2.8〜22.0
画角
手ブレ補正機構-
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ88.5x111.6mm
重量640g
フィルター径82mm
発売日
発売日2007年03月30日