
Canon EOS R6
Canon RFマウント
2020/08/27発売
ミラーレス時代に突入し、一眼レフのレンズ資産はメーカーを問わず他社のミラーレスでも使えるようになりました。しかし、やはりCanonユーザーはCanonのフルミラを使いたいところ。そんなユーザーの声に応えたのがCanon EOS R6です。フルミラに新たなスタンダードを生み出したと言われるEOS R6の実力を見ていきましょう。
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出品するCanonユーザーはやはりCanonを使いたい
一眼レフ時代であれば、カメラをCanonからNikonに変えれば、レンズはすべて買い換える必要がありました。しかし、一眼レフに比べてフランジバックの短いミラーレス一眼は、マウントアダプターを使うことで一眼レフレンズをメーカー、マウント関係なく他社ミラーレスで使うことができます。
SONYがフルサイズミラーレス領域で大躍進したのは、CanonだろうがNikonだろうが一眼レフ用レンズをアダプターで活用できるということが一因にあります。さらに、SONY α7シリーズはフルミラ時代をリードする性能とコスパの良さで確かに魅力的です。
しかし、そうは言ってもCanon一眼レフユーザーは、出来ればCanonフルミラを使いたいと思っていたことでしょう。カメラメーカーを変えると、カメラの操作性や、画質のクセ、編集ソフトなど様々な点で変更点が出てきます。
やはりCanon一眼レフユーザーはCanonフルミラを使いたいのです。そんな声に応えるべく発売されたのがEOS R6です。
EOS RやRPはCanon初のフルミラとしては悪くはないスペックでしたが、メイン機として使うには一眼レフの使い勝手にはちょっと足りずに、サブ機なら使えるというスペックでした。そこから開発を重ねて発売されたEOS R5、R6はまさにメイン機として使える、メイン機として使いたいスペックのフルミラとなっています。
EOS R6はR5と比べて画素数を約2010万画素に抑えたことで、アマチュアでも扱いやすいスペックでありながら、AFや連写性能はR5と同等のハイスペックで、フルミラを堪能できるカメラとなっています。まだまだ価格的にはSONY α7シリーズにメリットがありますが、スペック的には勝るとも劣らないカメラをCanon一眼で選ぶことができるようになりました。
その中でも、Canon一眼レフユーザーがEOS R5、R6を選ぶメリットとしてあげられるのがISとバッテリーではないでしょうか。
ボディ内手ブレ補正を搭載したEOS R5、R6はIS搭載レンズであればRFレンズだけでなく、マウントアダプターを介してEFレンズを使っても最大8段分の手ブレ補正が可能となっています。
EOS R6は4K60pでの動画撮影も可能なので、動画撮影ユーザーにも強力な手ブレ補正が大きな恩恵をもたらしてくれます。
また、長時間の撮影になるとミラーレスはどうしてもバッテリーもちが不安になりますが、EOS R5、R6はCanon一眼レフユーザーなら部屋に何個か転がっているLP-E6系のバッテリーを活用することもできます。EOS R6は撮影可能枚数が公称約370枚となっていますが、実際には500枚以上撮影することも可能です。
しかし、それでも予備バッテリーは欲しいところで、Canonは特にバッテリーの値段が高いので手持ちのものが流用できるのは大きなメリットです。
EOS R5、R6はCanon一眼レフユーザーがその資産を活かしてミラーレス化できるフルミラであり、特にEOS R6はアマチュアが活用しやすいカメラとなっています。
製品 | ||
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価格 | 新品: 296,780円 中古: 208,900円 | 新品: 491,000円 中古: 379,500円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(36.0×24.0mm) |
有効画素数 | 2,010万画素 | 4,500万画素 |
連続撮影速度 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約250枚(ファインダー撮影時) 約360枚(モニター撮影時) 約590枚(エコモード/ファインダー撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約380枚(ファインダー撮影時) 約510枚(モニター撮影時) 約730枚(エコモード/モニター撮影時) | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約220枚(ファインダー撮影時) 約320枚(モニター撮影時) 約550枚(エコモード/ファインダー撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約320枚(ファインダー撮影時) 約490枚(モニター撮影時) 約700枚(エコモード/ファインダー撮影時) |
重量 | 598g | 650g |
発売日 | 2020/08/27 | 2020/07/30 |
EOS R6はEOS-1D X Mark III?
EOS R6の約2010万画素という抑えられた画素数にはいくつか理由があります。その大きな理由の1つはEOS-1D X Mark IIIと共通の画素数ということです。
EOS R6のイメージセンサーはEOS-1D X Mark IIIと全く同じというわけではありませんが、基本設計を共通にすることで高度な画像処理を可能としてます。そのため、AF低輝度限界はR5よりも優秀な-6.5EVで、常用ISOも102400となっています。
画素数を抑えたメリットは連写にもあります。EOS R6はCFexpressには非対応で、SDカード2枚差しですが、画素数を抑えたことでR5と同等の電子で約20コマ/秒、メカで約12コマ/秒という高速連写が可能となっています。
もちろん、ボディの信頼性やバッテリー持ちなどはEOS-1D Xから劣りますが、単純な撮影スペックで言えば同等のものがあるといえます。
製品 | ||
---|---|---|
価格 | 新品: 296,780円 中古: 208,900円 | 新品: 945,000円 中古: 438,000円 |
センサーサイズ | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) |
有効画素数 | 2,010万画素 | 2,010万画素 |
連続撮影速度 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ |
手ブレ補正機構 | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約250枚(ファインダー撮影時) 約360枚(モニター撮影時) 約590枚(エコモード/ファインダー撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約380枚(ファインダー撮影時) 約510枚(モニター撮影時) 約730枚(エコモード/モニター撮影時) | 常温(+23℃)約2850枚/低温(0℃)約2360枚 |
重量 | 598g | 1,250g |
発売日 | 2020/08/27 | 2020/02/14 |
基本的な操作系はCanon共通
レンズマウントが変わっても同一メーカーのカメラを選ぶメリットの1つに操作性があります。
EOS R、RPはマルチファンクションバーやタッチアンドドラッグなど新たな操作系にチャレンジしていましたが、EOS R5、R6では従来のCanonオーソドックスなボタン配置となっています。EOS R6には今までEOS-1D X系やX5D系にしか搭載されていなかった、マルチコントローラーが搭載されていて、AFポイントの選択などがかなり良好になっています。
そしてCanon一眼レフの特徴ともいえるバリアングル液晶も搭載されていることで、Canon一眼レフエントリー機ユーザーは同じ仕様感でフルミラデビューを飾ることができます。また今までバリアングル液晶を使っていなかったプロカメラマンにも好評だったり、動画目的のユーザーにも歓迎されます。
そんな中、R6で残念な点といえば、R5と違い肩面に小型液晶が搭載されていない点です。バリアングル液晶は写真撮影時は液晶を保護する意味も含めて撮影時は裏返していることも多く、小型液晶でカメラの設定を確認するユーザーも多いことでしょう。
EVF搭載のミラーレスなので、設定はEVFに表示される数値で確認、変更すれば良いわけですが、ファインダーを外して細かい設定をするときなどはちょっとしたストレスになりそうではあります。
とはいえ、ボタン配置は一眼レフとほぼ同じなので、自分好みにボタンをカスタムすることでEVFを見ながらでも自在に設定を変更できるようになることは難しくないでしょう。
まずはキットレンズRF24-105mm F4-7.1 IS STMから
EOS R6で、まず使ってみたいレンズがボディとレンズキットとして発売されているRF24-105mm F4-7.1 IS STMです。EOS R6本体の価格がアマチュア向けにしてはかなり高いので、RFレンズに予算を割きにくく、しばらくは手持ちのEFレンズで我慢して、RFレンズは後回しと考えるユーザーも多いかもしれません。
しかし、R6はレンズキットを購入しておくことがおすすめです。RF24-105mm F4-7.1 IS STMはキットレンズなので、特にRFレンズとして優秀というわけではありませんが、万能性が高く、安定した画質もあるので長く使えるレンズです。
また、コントロールリングの使用感を試してみるという意味合いもあります。基本的な操作系に大きな違いはないCanonフルミラですが、その中にあって大きな変更点となっているのがコントロールリングです。
フルミラのコンパクトなボディに搭載できなかった操作系をレンズに装着したコントロールリングは、絞りの変更などをスムーズにしてくれます。
EFからRFへのマウントアダプターにはコントロールリング搭載、非搭載の2種類があるので、アダプター購入前にRF24-105mm F4-7.1 IS STMでその使用感を確かめても良いでしょう。
作例紹介
RF24-105mm F4-7.1 IS STMは万能レンズなのでまずはこのレンズでR6に慣れることがおすすめです
瞳AFはこのくらい離れた鳥でも正確に動作してくれます
高速連写と強力な手ブレ補正が望遠撮影を強力にサポートしてくれます
レンズ内手ブレ補正がない単焦点レンズも、ボディ内手ブレ補正で活用の幅が広がります
難しい被写体でも様々機能が歩留まりの良さをもたらしてくれます
F1.2の薄いピント面でも瞳AFによってガチピンポートレート撮影が可能です
ISO1600程度ではまったくノイズ感などは感じさせない暗所耐性があります
愛用者のコメント

現在、主に使用しているカメラはCanon EOS R6です。カメラを始めたときからずっとCanonを使っていることもあり、色味がとても気に入っていることから愛用しています。自分で言うのもアレですが、撮って出しでも綺麗に仕上がっていると思います。笑
以前はCanon EOS 6Dを使っていましたが、自分の技量不足でピントを合わせに多くの思考を費やし、構図やストーリー性の表現が乏しくなっていました。またダイナミックレンジが少し低く、室内撮影など暗いところだとノイズが気になったりしていました。
そこでAF性能やバッテリー容量などが改善された、Canonの新ミラーレス一眼が発表され、動画撮影はあまり考えていなかったこともあり、Canon R6の購入を決めました。また、EFマウントレンズをいくつも持っていたことも決めた要因です。
6DのAF精度では中央で1度ピントを合わせてから画角を決めていました。しかし、R6のAF精度は想像以上で、ピントが合わせたいところに簡単に合うことから、自分がイメージしている画角や部分撮りなどを考える余裕が生まれましたので、本当に購入して良かったと思っています。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- SONYとは比較にならない圧倒的なAF速度
- JPEG撮って出しでも文句ない画質は他社にはない性能
- ミラーレスとしてはなかなかのホールド感
- レンズ資産の活用を考えれば価格の価値は十分ある
- フルサイズカメラでAFポイントが自由に選べるのは新鮮
画質への高評価が目立ちました。やはりEOS-1D Xとイメージセンサーを揃えたことが大きなメリットとなっています。
■ ネガティブレビュー
- 音声入力系が初期不良品で動画の音声が記録できなかった
- α7シリーズの存在を考えれば、20万以下にならないと選択肢にはならない性能
- バッテリーはSONYに比べると全然もたない
- EVFは他社と比べて大差ない
- ボディはちょっと傷に弱い
やはり価格への低評価が目立ちました。特に現状は品薄状態なので、価格がある程度下がるのを期待したいところです
まとめ
今までCanon一眼レフとEFレンズを愛用してきたけど、ミラーレスはどうしよう。他社に乗り換えようか。そう考えてたCanonユーザーにEOS R6がやっと光を照らしてくれました。
価格にまだ難がありますが、貯金を増やしつつ、価格が落ち着くのを待てばEOS R6はアマチュアカメラユーザーにとって満足のいくCanonフルミラとなる性能を持っています。
価格情報

ミラーレス一眼 > ハイアマチュア
Canon EOS R6
新品: 296,780円 / 中古: 208,900円
新品: 229,530円 / 中古: 209,820円
新品: 264,403円 / 中古: 213,100円
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | Canon |
タイプ | ハイアマチュアモデル |
マウント | Canon RFマウント |
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