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定額買取

Canon EOS R
Canon RFマウント
2018/10/25発売
苦戦したレフ機からフルサイズミラーレスへとSONYが大きく舵を切った2013年から遅れること5年。ようやくCanonがフルサイズミラーレス機EOS Rを発表しました。Canonのフルサイズミラーレスの歴史を切り開くEOS Rにはどのような性能となっているのか見てみましょう。
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本体の買取額:74,300円(定額)
著者: enoF
『意外にも』高評価のEOS R
Canonがフルサイズミラーレスに参入したことはCanonユーザーには嬉しいことで、ようやく本格的にミラーレス移行ができると喜んだことでしょう。
しかし、蓋をあけてみると、先行するSONYはともかく、Nikonの初フルサイズミラーレスZ7とスペックを比べても、う〜ん…といった印象を持った人は少なくないのではないでしょうか。ミラーレスの目玉機能とも言うべきボディ内手ブレ補正は非搭載で、もう一つの目玉機能である瞳AFは搭載しているものの、AF追従させると連写が5コマ/秒とエントリー機並の速度まで落ちてしまいます。
こうして見ると、残念なフルミラと見えますが、意外と言うべきかプロのカメラマンからの評価は高くなっています。
まず高評価の一因となったのが24-105mm f/4や50mm f/1.2といったRFレンズ群です。EOS RからCanonは既存のミラーレスマウントであるEF-Mではなく、RFマウントという新しいレンズマウントを採用しました。フルミラらしい大口径ショートフランジバックのEOS Rに採用されたRFマウントは、既存のEFマウントでは実現できなかった高い描写力と繊細なボケ感を生み出しました。
特にRF50mm F1.2 L USMはシャープなピント面の描画が得られますが、F1.2の薄いピント面をコントロールするにはEOS Rのデュアルピクセルによる高精度なAFが欠かせません。画角の9割をカバーし、しかもほぼシームレスにAFポイントを選択できるミラーレスならではのAF機能と、レフ機のAF専用センサーにも匹敵する高速高精度のデュアルピクセルAFがレンズとの相性を高めています。
フルサイズミラーレスを作るにあたって、CMOSが自社製で、同時に新マウントレンズ開発を複数行える開発力を持ったCanonの強みがEOS Rには存分に表れています。高評価を集めた理由にはバリアングル液晶もあげられます。Canonエントリー機ではもはやお馴染みのバリアングル液晶ですが、意外にもプロ機やハイアマチュア機ではEOS Rが初搭載となりました。そのため、バリアングル液晶を初めて使ったプロの高評価も集まっています。
ミラーレス機はファインダーもライブビューも同じ電子ビューなので、ミラーレス化が進めば今後はプロ機でもライブビュー撮影の重要性が高まってくることが考えられます。




マルチファンクションバーやコントロールリングに見る未来の操作系
EOS Rは従来のCanonレフ機とはまったく違う操作系デザインとなりました。軍艦部はかなりボタン類が削減され、フラットな印象の仕上がりとなっています。
フランジバックが短いミラーレスは軍艦部も幅が狭いのでボタン類は最小限とされています。その代わり、減ったボタン機能を補完するインターフェースがマルチファンクションバーとコントロールリングです。
マルチファンクションバーはタッチとドラッグ操作が可能で、様々な設定を変更する際に直感的な操作ができます。レフ機の場合はファインダーを覗いているときは指の感覚でボタンを探して設定変更をしますが、ミラーレスの場合、ファインダーに設定情報が詳細に表示することが可能なのでタッチ操作でもスマホの操作感覚に近い感じで設定変更していくことが可能になります。
それともう一つ、新たな操作系としてコントロールリングがレンズに装備されました。コントロールリングはミラーレス化によって減ったマルチセレクターの代わりとなる機能で、F値やシャッタースピードの調整をコントロールリングに割り当てることで、ファインダーを覗いたままの操作が可能になりました。
コントロールリングはマウントアダプターにも設定されていて、EFレンズをマウントアダプターで使うときもRFレンズと同様にコントロールリングを使うことができます。マウントアダプターで言えば、フィルター内蔵になっていることもSONYやNikonにはないCanonミラーレスの魅力です。
マウントアダプターにフィルターを内蔵することで、EF8-15mm F4Lといった魚眼レンズでもレンズフィルターを使うことができるようになりました。新しい操作系やマウントアダプターにはミラーレスの未来を感じさせます。

デュアルピクセルで連写が遅くなるEOS Rの残念な仕様…
Canonデジタル一眼の代名詞とも言えるデュアルピクセルCMOS。イメージセンサーで専用AFセンサーと同等の速度でピント合わせを可能とする技術で、EOS Rにも当然搭載されています。
ミラーレス機は専用AFセンサーでピント合わせできないので、AFが遅いというデメリットがあり、SONYやNikonはイメージセンサー上にAFセンサーを乗せることでAF速度を上げています。
その方法ではAFセンサーの数で測距点が制限されますが、デュアルピクセルCMOSはAFセンサーを使わないので、画面全体を測距点とすることができます。そのため、EOS Rは測距点の選択をライブビューで行うと、ヌルヌルと測距点を画面全体で動かすことができます。
ミラーレスのAFでは無敵とも言えるデュアルピクセルですが、EOS RはAF追従させたときの連写が5コマ/秒しかないという、もはや欠点とも言えるような低スペックになっています。ワンショットであれば8コマ/秒の連写が可能であるにもかかわらず、デュアルピクセル高速AFが活躍するであろう動体撮影で使われるAF追従で連写が5コマ/秒では残念としか言いようがありません。
ミラーレスは高速連写時にファインダーではブラックアウトやコマ送り的な映像になって動体を追いにくいというデメリットがあります。AF追従でも約9コマ/秒で高速連写できるNikon Z7やSONY α7IIIですが、ファインダーのブラックアウトやコマ送りは完全解決しているわけではありません。
ミラーレスは動きモノが苦手だから静物撮影限定と割り切って考えると、連写性能不足は大きなデメリットとはならないのかもしれません。スタジオ撮影や風景撮影では、EOS Rと明るいレンズの相性の良さや、測距点の自由度や瞳AFが能力を発揮してくれます。アマチュアカメラマンとしては何でも撮れる万能機を求めてしまいがちですが、プロカメラマンは抜きん出た性能部分に着目しているといえます。


おすすめレンズ「RF50mm f/1.2 L USM」
ミラーレスの特徴の1つがレンズマウントとイメージセンサー間の距離、フランジバックを短くできるということです。フランジバックが短くなると焦点距離が短いレンズでもイメージセンサーに結像させやすくなります。また、レンズマウントを大きくして後玉により大きなレンズを使うことも可能となります。
そんなミラーレスのメリットを生かして作られたのがRF50mm f/1.2 L USMです。Canonにはレフ機用のEF50mm f/1.2 USMというレンズがありますが、RF50mm f/1.2はひと目でわかるほど大きくなっています。これは、大口径ショートフランジバックのメリットを活かすため、レンズもより大きなものを使ったことで本体も大型化しています。
これによって、より収差などが出にくく、シャープな描画が可能となっています。まさにフルサイズミラーレスの性能を活かすためのレンズということが言えます。


愛用者のコメント

erika inokuchi
1983年生まれ、大分県在住。11歳の娘と9歳の息子の母。 2012-2016年まで趣味がきっかけで声をかけて頂き、年100組を写していた元フリーフォトグラファー。雑誌1回、ラジオ2回出演。現在はフォトグラファーをやめ、パート事務をしながら二人の子ども達だけを撮影。2019年は13回、2020年9月時点では15回の年間フォトコンテスト受賞歴を持つ。
私が使っているカメラはEOS Rです。初めて買ったカメラがEOS Kiss X2でとにかく良いカメラでした。一度ミラーレスが欲しくて他社のカメラに丸ごと変えたのですがやっぱりキヤノンの色が好きで戻ってきました…それがEOS Rなんです。


ユーザーレビュー
■ポジティブレビュー
- EVFは他社ミラーレスよりも見やすい
- レンズ交換時にシャッター幕が降りてくれるので安心
- グリップは小指あまりもなく持ちやすい
- バッテリーはLP-6ENがレフ機と共有できるのでバッテリーもちが悪いミラーレスでも安心
- コントロールリングが操作性を大きく向上させてくれる
EOS RはCanon初のフルサイズミラーレスとして各所に使いやすさの工夫がみられ、ユーザーからも高評価が集まっています。
■ ネガティブレビュー
- 操作の難易度が高い
- 誤作動が多く、フリーズしてしまうこともある
- 顔認証AFの精度がいまいちで、縦位置全身撮影ではほぼ使えない
- AF-Cでの瞳AFができないので、動き回る子供の撮影には不向きかも
- 最新の映像エンジンの割にはノイズ感が気になる
フリーズの報告が多かったことが気になります。初期ロットでよくある初期不良なのか、設計に根本的な問題があるのかはわかりませんが、購入後は大切な撮影の前に要確認です。
まとめ
Canonファン待望のフルサイズミラーレスEOS Rはまずはポートレートや風景写真向けといった機種になりました。
万人向けではありませんが、用途に合わせて使うならまず間違いないカメラとなっています。Canon一眼ユーザーは、今までフルサイズミラーレスを使う場合はSONY α7にマウントアダプターを介して手持ちのEFレンズを使うという選択肢しかありませんでした。
しかし、その場合はレンズ、マウントアダプター、本体がそれぞれ別会社製品なので性能を十分には引き出せず、もやもやしたものを抱えるユーザーも少なくなかったことでしょう。
一方で、EOS RであればEFレンズをCanon製のマウントアダプターで使うことができます。レフ機からミラーレスへの移行が加速する中、手持ちのEFレンズを活かすためにはEOS Rはとても魅力的なカメラです。そして、マルチファンクションバーやコントロールリングは今後のCanonフルサイズミラーレスの展開に大きな期待をもたせてくれます。
著者

enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報

ミラーレス一眼 > ハイアマチュア
Canon EOS R
新品: 218,000円 / 中古: 113,800円
新品: 212,570円 / 中古: 96,000円
新品: 208,800円 / 中古: 119,900円
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本体の買取額:74,300円(定額)
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | Canon |
タイプ | ハイアマチュアモデル |
マウント | Canon RFマウント |
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価格 | 新品: 208,800円 中古: 96,000円 | 新品: 581,778円 中古: 554,600円 | 新品: 282,499円 中古: 164,100円 | 新品: 295,350円 中古: 249,800円 | 新品: 408,300円 中古: 247,800円 |
センサーサイズ | フルサイズ(36.0×24.0mm) | フルサイズ(36mm×24mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(36.0×24.0mm) | フルサイズ(36.0×24.0mm) |
有効画素数 | 3,030万画素 | 4,500万画素 | 2,010万画素 | 2,420万画素 | 4,500万画素 |
連続撮影速度 | 最高約8.0コマ/秒 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約40.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
防塵・防滴 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数(ファインダー) | 常温(+23℃)約370枚/低温(0℃)約350枚 | 250枚 | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約250枚(ファインダー撮影時) 約360枚(モニター撮影時) 約590枚(エコモード/ファインダー撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約380枚(ファインダー撮影時) 約510枚(モニター撮影時) 約730枚(エコモード/モニター撮影時) | ファインダー[省電力優先]設定時 約450枚(ファインダー撮影時) 約760枚(モニター撮影時) ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約320枚(ファインダー撮影時) 約580枚(モニター撮影時) | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約220枚(ファインダー撮影時) 約320枚(モニター撮影時) 約550枚(エコモード/ファインダー撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約320枚(ファインダー撮影時) 約490枚(モニター撮影時) 約700枚(エコモード/ファインダー撮影時) |
重量 | 580g | 656g | 598g | 588g | 650g |
発売日 | 2018/10/25 | 2024/08/30 | 2020/08/27 | 2022/12/15 | 2020/07/30 |
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