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地元・兵庫を軸足に。 何気ない風景が絶景に変わる瞬間を追い求めていく
兵庫県を中心に風景写真を撮り続けているYoshidaさん。撮影の軸足を地元に置き、粘り強く「まだ見ぬ絶景」を追い求めるからこそ撮れる写真は多くの方を魅了しています。そんなYoshidaさんの写真に対する原動力や考えを知りたくて、お話を伺いました。
著者: Takuya Yoshida | 作成日: 2022/05/13 | 更新日: 2023/01/28
― はじめにYoshidaさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
写真を始めたきっかけは子供撮りからでした。そして子供と風景を撮るようになって、そこから風景写真を撮るようになりました。仕事でもカメラの知識が必要だったので自分でいろいろな作例を撮りつつ、カメラ性能やレンズの説明ができるようになりました。
― 美しく多様な写真の数々に驚かされます。Yoshidaさんの写真への情熱や追求心をヒシヒシと感じるのですが、Yoshidaさんにとって写真とはどんな存在ですか。また、写真家でも写真家でなくても影響を受けた方はいらっしゃいますか。
何気ない日常を切り取っていたら写真にのめり込むようになり、今では写真はライフワークの一つになっています。
写真の影響を受けたのは、藤原嘉騎さんです。あるカメラ雑誌の表紙に見たこともない絶景に衝撃を受けました。それがたまたま僕の地元の風景を撮られていたのですが、光の捉え方や撮る方向、時期や時間帯で、普段見てきた何気ない風景が絶景に変わるって言うのを彼の写真から学びました。気づいていないだけで身近なところにも絶景が沢山潜んでいるのではないかって思えるようになり地元で風景写真を追いかけるようになりました。
― 写真はイメージすることもイメージを表現することも、どちらもとても難しいと思います。納得の一枚を追求するにあたって、イメージ作りや、技術や現像など表現する上でどんなことを心がけていらっしゃいますか。
イメージは常に持っています。それを撮るために気象情報も念入りに調べて、行けそうなら何度でも通います。撮る時に現像の仕上がりイメージを意識した撮影方法なので最終的にはイメージ通りの現像に辿り着いています。
― Yoshidaさんの切り取る光景は、納得のいく一枚を追求するからこそ撮れる写真だと思います。 それだけに過酷であったり苦労された経験も多いと思います。特に大変だったエピソードや感動した瞬間について教えてください。
写真は基本的に運だと思っています。でもその運を限りなくモノにするための気象情報を読むための知識であったり、あとは通える努力で納得の行く1枚が撮れるように運を高めています。
極稀にイメージ以上の瞬間に遭遇することがあるのが写真の楽しいところですね!今まで10回ほど通って、数年越しでやっと撮りたい絶景に出会えた時は感動しました。
― Yoshidaさんは、兵庫県を中心に数々の美しい光景を撮影されていらっしゃいますが、特に県外の方に向けて兵庫県の魅力について教えてください。
僕は兵庫県小野市に住んでいますが、ほんと車で1時間ほどでいろいろな絶景に出会えるロケーションが豊富です。僕が撮った1枚を見て、県外から来られるようになったスポットも沢山できて嬉しい限りです。
― 続いて、Yoshidaさんがメインで使用されているカメラ・レンズについて、それぞれの機材を選ばれた経緯や使い分け方、またお気に入りの点について教えてください。
カメラは現在ソニーのα7RIVを使用しています。6100万画素の高画素機を使っていて、高画素を生かしたトリミングありきな撮り方もできるのでおすすめです。
お気に入りのレンズは沢山ありますが、常に装着しているのは広角ズームのSEL1635GM(FE 16-35mm F2.8 GM)です。やはり日常の風景で誰でも気軽に楽しめるのは空模様を入れた風景写真だと思います。空模様は毎日のように違うので近場のお気に入りのロケーションでも毎日のように表情が違ってくるので16mm~35mmが日常風景を切り取るのにおすすめです。
そして通っていたら凄く焼けた空やいろいろな絶景に出会うこともできるので、遠くよりも通える近場のほうが絶景遭遇確率が高くなりますね。
― 最後に、Yoshidaさんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
僕のベストショットは地元で撮ったこの写真です。
もともとこの写真が撮りたくて行っていたわけではなく、彼岸花と朝陽を撮っていたら列車がやってきて慌てて撮影しました。最初彼岸花にピントを合わせるか列車にピントを合わせるか悩みましたが結果して列車に合わせたのが正解でした。
地元のローカル線 北条鉄道の列車ですが、ここは1時間に1往復だけなので、なかなか朝陽とのタイミングが難しいというのもあって奇跡的な1枚となりました。毎年この写真を超える1枚を狙っていますが、朝陽を逆行に、奥に朝霧、手前の彼岸花に朝露、印象的な空模様のすべての要素が詰まった景色はこの日以来撮れていないので、この日は本当に運が良かったです。
最近は星景写真にハマっていて、日々天の川を追いかけて撮影しているので、次に欲しいレンズはSEL14F18GM(FE 14mm F1.8 GM)ですね。これから誰もが見たことのない地元の星景写真を追いかけたいと思います。
著者
Takuya Yoshida
1974年2月、兵庫県小野市在住。生まれも育ちも根っからの兵庫県民。 ソニーショップに勤務していて、Web更新やカメラを担当しています。ライターとして商品レビューも行っています。2020年鈴鹿の森庭園フォトコングランプリ。
Takuya Yoshida
1974年2月、兵庫県小野市在住。生まれも育ちも根っからの兵庫県民。 ソニーショップに勤務していて、Web更新やカメラを担当しています。ライターとして商品レビューも行っています。2020年鈴鹿の森庭園フォトコングランプリ。
Takuya Yoshidaさんの使用カメラ
Takuya Yoshidaさんの使用レンズ