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見てみたい景色を追い求めて。 風景写真を通じて気がついた、日本の素晴らしさ
料理人として働きながら、和歌山県を中心に日本全国の風景写真を撮影されているNakayamaさん。朝陽に照らされて立ち昇る毛嵐や視界一面を覆うような花火、美しく輝く天の川など、芸術のような写真の数々には思わず息を飲みます。日常生活ではとても目にしないような数々の風景をどのように追い求め写真におさめているのか。Nakayamaさんが風景写真に魅了される理由や写真に込める想いを知りたくてお話を伺いしました。
著者: Nakayama | 作成日: 2020/04/27 | 更新日: 2023/01/28
― はじめにNakayamaさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいった経緯について教えてください。
初めてカメラを買ったのがお店の料理のメニューを作るのに料理の写真が必要だったので、SONYのミラーレス一眼を購入し、そこからどうせなら写真を趣味にしてみようと思い、休みの日に料理以外の被写体を撮りはじめたのがきっかけです。
最初は何を撮りたいとかもなく花ばかり撮っていましたが、SNSでいろんな人達の写真を見てカメラ始めるまで興味なかった風景に興味を持ち始め、当時使っていたカメラはファインダーがなく外での撮影は厳しいなと思い、ファインダーのあるFUJIFILMのカメラを購入し、写真の楽しさにハマっていきました。
― 完成度の高い風景写真に圧倒されます。この完成度に辿り着く過程には様々な苦労があるのだろうと想像します。一方でそれを上回る魅力があるからこそ続けていらっしゃると思います。Nakayamaさんが感じる風景写真の魅力について教えてください。
ありがとうございます。
写真を撮るのが好きなので、苦労という苦労はしていませんが、風景写真は夜中だったり早朝だったりと時間に左右されるのが大変ですね。なによりその場所に行っても想像している写真は必ず撮れる保証はないので何回も通ったりと根気が必要です。
僕が風景写真を撮りはじめたきっかけは、SNSでいろんな写真を見ていくうちに日本ってこんなに素晴らしい所がたくさんあるんだと知ってから、こんな写真が撮りたい!と言うより、こんな景色を見てみたい!っていう方が強いです。
風景写真は(特に自然相手だと)運とか根気とか行動力など必要ですが、その景色が見られた時は来て良かった、見られて良かったと本当に感動します。
風景写真は日本の素晴らしさに気づかされる被写体の1つです。
― また、Nakayamaさんの技術の高さにも驚かされます。ロケーション選びやタイミングなどを含めて、被写体を最も美しく撮影する上で心がけていらっしゃることを教えてください。
僕がカメラ始めた頃はもうSNSでの発信が普通でしたので、SNSを見て『こんな場所があるんだ!』って事を知ったり、人に聞いたり、連れて行ってもらったりしています。
最初の頃はどう撮れば自分の思っている写真が撮れるのか分からず、とにかくいろんな設定、いろんな構図で撮っていました。
撮ったデータを家で見てわからない事は詳しい人に聞いたり、本を見たりして勉強していました。今でも心がけているのは、やはり自分自身が感動する事が大事ですね。あとは事前にいろんな状況に対応できるようにある程度の設定とか持っていく物は考えて撮影場所に行っています。
― Nakayamaさんは和歌山県在住でいらっしゃいますが、お住まいだからこそ知る和歌山県の魅力を教えてください。また、お気に入りのスポットがあれば是非そちらも教えてください。
和歌山ってかなり広いんですよね。有名な所は山の奥(高野山、熊野本宮大社など)や海沿い(白浜、串本など)で1日で回るのは難しいですが、歴史と自然がたくさんあります。
実は僕、カメラ始めるまで和歌山が物凄く田舎なので嫌いでした。笑 でもカメラを通して和歌山が好きになり、特に関西の中では星空が綺麗な所です。星空をよく撮りに行く場所は、手頃に行ける『白崎海洋公園』、星の撮影のあとそのまま日の出まで撮れる『橋杭岩』などがオススメです。
あとは個人的に祭りが好きなので日本三大火祭りで知られる那智の火祭り(扇祭り)もオススメです。夏場の暑い時期になりますが、那智の滝もあり青岸渡寺の三重塔と滝を絡めて撮るととても絵になります。
― 続いて、普段使っているカメラ・レンズについて教えてください。特にレンズは広角から望遠まで幅広く使っていらっしゃいますが、それぞれの使い分けや魅力についても教えてください。
カメラはFUJIFILMのX-H1(メイン機)、X-T1(サブ機)どちらもAPS-C機です。
レンズはXF10-24mmF4 R OIS、XF23mmF1.4 R、XF16-55mm F2.8 R LM WR、XF100-400mm F4.5-5.6mm R LM OIS WR の4本を使っています。
撮影する場所や被写体、自分が居ている位置で変わってくると思うのですが、被写体に対して自分がどこに気を引かれたのか(何を強調したいのか)を伝えるために、使い分けている感じですかね?
風景を撮る時はよく広角レンズでダイナミックに撮りますが、広角レンズは近くのものはより大きく、奥のものはより小さく写り遠近感が強調されるのも魅力の1つですね。
野鳥も撮りたいと思い、望遠レンズを買いましたが、望遠レンズは遠くのものを写すだけでなく、画角が狭いので被写体を強調したい時にも使えたり、なにより圧縮効果が魅力ですね。
― FUJIFILMのカメラ・レンズを愛用されていらっしゃいますが、NakayamaさんがFUJIFILMを選んだ理由や、FUJIFILMに感じる魅力について教えてください。
FUJIFILMに買い換えた時はなんの知識も無かったのですが、単純に当時売っていたX-T1のフォルムが気にいったのと、あとはその時に見ていた作例のプリントの発色がどれも綺麗でしたのでFUJIFILMに買い替えました。
他社のメーカーはほぼ使った事がないのでなんとも言えませんが、FUJIFILMはカメラの軍艦部分のダイヤル(シャッタースピード、ISO)、レンズの絞りリングを回すだけで直感で露出を決められるのが魅力だと思います。
最初は慣れるのに少し時間が必要かもしれませんが、慣れてくると楽しくなってくるカメラだと思います。
― 最後に、Nakayamaさんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
僕に撮ってのベストショットはこの雲海です。
こちらは2019年の10月頃なのですが、毎回ある程度条件を調べて現地に向かうのですが、僕は雲海運がないのかなかなか大雲海には恵まれず、最近、近くで熊出没しましたという看板に怯えながら、やっと撮れた写真なので思い出に残っています。日の出前について日の出と共に雲海がオレンジ色に染まって行く景色には感動しました。
狙っているカメラはX-T4です。写真以外に動画撮影も始めようと思っているのでX-T4は魅力的ですね。
レンズはFUJIFILMのレンズではないのですがSIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM|Artです。通しのF1.8は魅力的ですね。CanonのEFマウントですがアダプター付けてAFも効くみたいなので気になっています。
今後は、あまり応募していないのですが、まだ大きいフォトコンで賞を取っていないので取れるように頑張りたいと思います。
著者
Nakayama
1982年生まれ。和歌山県在住。自営業。写真が好きなただの料理人です。 カメラ歴4年。写真でないと写らない世界に魅了されカメラにハマる。 沖縄も好きで1年に1回は沖縄に旅行にいきます。 ジャンルに捉われずいろんな写真を撮っています。
Nakayama
1982年生まれ。和歌山県在住。自営業。写真が好きなただの料理人です。 カメラ歴4年。写真でないと写らない世界に魅了されカメラにハマる。 沖縄も好きで1年に1回は沖縄に旅行にいきます。 ジャンルに捉われずいろんな写真を撮っています。
Nakayamaさんの使用カメラ
Nakayamaさんの使用レンズ