製品解説
スペック情報
「自分で動く楽しさ」を体感できる明るい標準レンズ
フジノンレンズの中でも歴史が長く、今でも尚多くのFUJIFILMユーザーから熱い支持を集めているXF23mmF1.4 R。まずは、どのような魅力があるのかチェックしてみましょう。
1.フルサイズ換算で35mmという使いやすさ
FUJIFILMのカメラは高性能なAPS-Cセンサーを使用しているため、23mmはフルサイズ換算で35mmとなります。35mmは私たちが普段見ている視野に近い画角。視界に映った景色をそのまま切り取れるところが大きな魅力。F1.4という明るさが相まって、日常を自分らしく撮影することができます。
また、35mm焦点距離を含むズームレンズ(18-55mmなど)とは異なり「自分で動く楽しさ」を体感できるのも、単焦点レンズならでは。自らが動いて被写体との距離を調整することで「一番きれいに見える角度」や「新たなフレーミング」など、シャッターを切る度に新しい発見ができるはずです。
2.フォーカスリングでMFへの切り替えが簡単
フジノンレンズの中では数少ない、フォーカスリングが装備されているところも魅力の一つ。フォーカスリングを手前に引くだけで、MFモードに切り替えが可能です。ボケ感を出したい写真や被写界深度を高めたいときには、とても便利な機能。このような機能が備わっていると、より幅広いテイストの写真にチャレンジできます。
3.持ち歩きやすいサイズ感
レンズが大きすぎると、装着したまま携帯することに抵抗を感じるもの。F23mmF1.4 Rは、重量300g、外径72mm×63mmという比較的携帯しやすいサイズ感で、Xシリーズのどのカメラに装着したときにも美しいフォルムを保ちます。
また、花形フードがセットになっており、フードを装着したときのフォルムもおしゃれ。そのまま首から提げて、日常的に持ち歩きたい人におすすめです。レンズが大きすぎて構えにくいということがなく、スナップやポートレートなどさまざまな撮影シーンで重宝します。
こんなシーンにおすすめ
XF23mmF1.4 Rは、ポートレートやスナップ、風景まで幅広く使えるレンズです。ここでは、作例を紹介しながらXF23mmF1.4 Rが映し出す世界を覗いてみましょう。
FUJIFILM X-T1 / XF23mmF1.4 R
出典:flickr(@troy_williams)
広大な風景写真は、鮮やかな色合いで美しく捉えます。レンズ両面には独自の「HT-EBC」コート処理を施しているので、歪曲が感じられません。
FUJIFILM X-Pro1 / XF23mmF1.4 R
出典:flickr(@Altug Karakoc)
単焦点ならではのボケを生かしたスナップ写真。立体感のある繊細な描写は、何気ない1枚にもストーリー性を感じさせてくれます。
FUJIFILM X-M1 / XF23mmF1.4 R
出典:flickr(@chinnian)
FUJIFILMならではの色味に、光と影が投影されている1枚。F値を自由に操ることで、クッキリとした写真も撮影できます。
FUJIFILM X-M1 / XF23mmF1.4 R
出典:flickr(@chinnian)
ペットや人物を鮮明に映し出し、背景をまろやかにボカせるのもXF23mmF1.4 Rならでは。被写体をしっかりと捉えて、立体感を演出します。
広大な風景写真は、鮮やかな色合いで美しく捉えます。レンズ両面には独自の「HT-EBC」コート処理を施しているので、歪曲が感じられません。
単焦点ならではのボケを生かしたスナップ写真。立体感のある繊細な描写は、何気ない1枚にもストーリー性を感じさせてくれます。
FUJIFILMならではの色味に、光と影が投影されている1枚。F値を自由に操ることで、クッキリとした写真も撮影できます。
ペットや人物を鮮明に映し出し、背景をまろやかにボカせるのもXF23mmF1.4 Rならでは。被写体をしっかりと捉えて、立体感を演出します。
併せて検討したいレンズ(XF23mmF2 R WR、XF35mmF1.4 R)
XF23mmF1.4 Rを検討する人が迷うレンズと言えば、XF23mmF2 R WRとXF35mmF1.4 Rではないでしょうか。ここでは、XF23mmF1.4 Rと比較しながらそれぞれの特徴を簡単にご紹介します。
■XF23mmF2 R WR
FUJIFILM X-T3 / XF23mmF2 R WR
出典:flickr(@Felix Montino)
XF23mmF1.4 Rよりも後に発売されたレンズで、AFの速さに定評があります。XF23mmF1.4 Rよりも安いので、コストを抑えたい人におすすめ。しかし、F値は2までしか設けられていないため、物足りなさを感じる場合も。
また、フォーカスリングも付いていないので「写真を極めたい」「さまざまな撮り方にチャレンジしたい」という場合には、XF23mmF1.4 Rのほうが向いています。
■XF35mmF1.4 R
■XF23mmF2 R WR
XF23mmF1.4 Rよりも後に発売されたレンズで、AFの速さに定評があります。XF23mmF1.4 Rよりも安いので、コストを抑えたい人におすすめ。しかし、F値は2までしか設けられていないため、物足りなさを感じる場合も。
また、フォーカスリングも付いていないので「写真を極めたい」「さまざまな撮り方にチャレンジしたい」という場合には、XF23mmF1.4 Rのほうが向いています。
■XF35mmF1.4 R
35mmはフルサイズ換算で53mmとなります。XF23mmF1.4 Rと撮り比べると、多少近さを感じ広がりのある写真はあまり向いていません。しかし、神レンズと呼ばれるだけありボケ感や遠近感は秀逸で、何を撮影しても絵になる楽しさが味わえます。
愛用者のコメント
ストーリー:「共に楽しむことを大切に。 その人と過ごした「ストーリー」を残していきたい」にてXF23mmF1.4 Rの魅力について語っていただいたFukashinさんのコメントをご紹介します。
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XF23mm f1.4Rは換算で35mmです。ポートレートを撮る上で被写体との距離感がポイントで、50mmだと少し離れなければなりませんが、隣で歩きながらの距離感で撮れたり、適度に遠近感がついたりするところが35mmの面白いところです。寄って距離感の近さも強調できますし、引いて風景ポートレートのような使い方もできます。f1.4のボケ味と、逆光時のふわっとした光の捉え方も気に入っています。
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ネット上のレビュー
XF23mmF1.4 Rのレビューを見てみると、「シャープさ」と「ボケ感」に感動する声が多いです。ピントを合わせた部分は忠実な描写でしっかりと捉え、背景はしっかりとボケてくれるので、撮影した写真を見返すのも楽しくなるはず。
また、持ち歩きやすいコンパクトなサイズ感も好評。一方で、防塵防滴に対応していたら更によかったという声も見受けられました。
まとめ
XF23mmF1.4 Rは、フルサイズ換算で35mmという使いやすい画角が魅力的なレンズです。これ1本でオールマイティーに使えるので、不便を感じることが少ないはず。ポートレートにスナップ、風景写真など、幅広く使えます。
また、ズームレンズしか持っていない場合は、常時付けたままにするサブレンズとして使ってみるのもおすすめです。単焦点ならではのボケ感を使えば、ひと味違う写真を撮影できるようになります。
基本仕様 | |
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対応マウント | FUJIFILM Xマウント |
フォーカス | AF/MF |
フルサイズ対応 | - |
APS-C専用 | - |
レンズ構成 | 8群11枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
焦点距離 | 23mm(35mm判換算:35mm相当) |
最短撮影距離 | 28.0cm |
最大撮影倍率 | 0.1倍 |
開放F値 | F1.4〜16.0 |
画角 | 63.4 |
手ブレ補正機構 | - |
防塵 | - |
防滴 | - |
サイズ・重量 | |
最大径×長さ | ø72x63mm |
重量 | 300g |
フィルター径 | 62mm |
発売日 | |
発売日 | 2013年10月12日 |
製品情報
- カテゴリ
- 単焦点レンズ
- メーカー
- FUJIFILM
- タイプ
- 広角
- マウント
- FUJIFILM Xマウント