製品解説
スペック情報
35mm換算21mm相当の超広角のロングセラーレンズ
FUJIFILMのXシリーズで使えるXマウントフジノンレンズは、高い描写力で人気を博しています。単焦点レンズも豊富で、中でも「XF14mmF2.8 R」は2013年に発売された初期レンズにもかかわらず、ロングセラーに。
35mm換算で21mm相当の超広角となるXF14mmF2.8 Rならではの特徴は、次の3つです。
1.超広角なのに歪曲収差が少ない
XF14mmF2.8 Rは、単焦点のフジノンレンズの中で最も広角なレンズです。広大な自然や星空、奥行きのある建造物をダイナミックな描写で残すことができます。F値2.8という明るさがあるため光量に左右されることなく、暗い室内や夜景でも鮮やかな色味のある情景を残すことが可能です。
また、広角レンズを使うときに気になるのが歪曲収差だと思いますが、7群10枚のレンズを使った高度な光学設計で完全に克服しています。デジタル補正なしで歪曲収差を抑えていることを高く評価しているレビューも多く、写真の端まで鮮明な描写が叶うところも大きなポイントです。
FUJIFILM X-T1 / XF14mmF2.8 R
出典:flickr(@Jun Seita)
2.フォーカスリングを装着
感覚的にAFとMFの切り替えができる「フォーカスリング」を装備しています。わざわざボディで設定しなくてもフォーカスリングを手前に引けば、瞬時にMFモードにチェンジ。置きピンなどをして活用すれば深い被写界深度を簡単に実現でき、好みの描写に近づけることができます。
1.超広角なのに歪曲収差が少ない
XF14mmF2.8 Rは、単焦点のフジノンレンズの中で最も広角なレンズです。広大な自然や星空、奥行きのある建造物をダイナミックな描写で残すことができます。F値2.8という明るさがあるため光量に左右されることなく、暗い室内や夜景でも鮮やかな色味のある情景を残すことが可能です。
また、広角レンズを使うときに気になるのが歪曲収差だと思いますが、7群10枚のレンズを使った高度な光学設計で完全に克服しています。デジタル補正なしで歪曲収差を抑えていることを高く評価しているレビューも多く、写真の端まで鮮明な描写が叶うところも大きなポイントです。
2.フォーカスリングを装着
感覚的にAFとMFの切り替えができる「フォーカスリング」を装備しています。わざわざボディで設定しなくてもフォーカスリングを手前に引けば、瞬時にMFモードにチェンジ。置きピンなどをして活用すれば深い被写界深度を簡単に実現でき、好みの描写に近づけることができます。
また、最短撮影距離は18cmとなっておりぐんと近寄ることができるため、じっくりとピントを合わせる繊細な描写も可能です。
3.携帯しやすいサイズ感
高性能なのにもかかわらず重量235g 、直径65mm×58.4mmとボディに装着したまま携帯しやすくなっています。風景撮影やスナップ、建物撮影をするときにはこれ1本さえあれば幅広い表現ができるところも使いやすいポイントです。
こんなシーンにおすすめ
XF14mmF2.8 Rは、超広角を生かした風景撮影や建物撮影に向いています。F値2.8という明るさも確保できるため、暗いレンズでは撮影しにくい星空撮影や夜景撮影、奥行きのある背景を生かしたポートレートにもチャレンジできるところが大きな魅力です。
また、最短撮影距離は18cmとなっており湾曲を心配せず安心して被写体にぐんと近寄れるため、超広角ながらもフードやネイチャーのマクロ撮影が叶います。
F2.8の明るい単焦点レンズだからこそ、夜の風景も魅力的に撮影することが可能。水面に反射する風景までしっかりと捉えています。
FUJIFILM X-T1 / XF14mmF2.8 R
出典:flickr(@Jun Seita)
超広角を生かした室内撮影。奥行きと立体感を感じられる美しい1枚に仕上がっています。
FUJIFILM X-E2 / XF14mmF2.8 R
出典:flickr(@YangChen(TW))
ポートレート撮影では、背景までしっかりと描写しストーリー性のある1枚に仕上げることが可能。フジノンレンズならではの鮮やかな色合いも魅力的です。
FUJIFILM X-T1 / XF14mmF2.8 R
出典:flickr(@Jun Seita)
被写体にグッと近寄っても、細部まで鮮明に写し出すことができます。XF14mmF2.8 Rの使い方の幅の広さを感じさせる1枚。
FUJIFILM X-Pro2 / XF14mmF2.8 R
出典:flickr(@Michael Behrens)
奥行きとダイナミックな構図を生かして、陰影が印象的なモノクロ写真に。何気ない風景のフレーミングの幅がぐんと広がります。
超広角を生かした室内撮影。奥行きと立体感を感じられる美しい1枚に仕上がっています。
ポートレート撮影では、背景までしっかりと描写しストーリー性のある1枚に仕上げることが可能。フジノンレンズならではの鮮やかな色合いも魅力的です。
被写体にグッと近寄っても、細部まで鮮明に写し出すことができます。XF14mmF2.8 Rの使い方の幅の広さを感じさせる1枚。
奥行きとダイナミックな構図を生かして、陰影が印象的なモノクロ写真に。何気ない風景のフレーミングの幅がぐんと広がります。
併せて検討したいレンズ(XF10-24mmF4 R OIS、XF16mmF2.8 R WR)
XF14mmF2.8 Rを検討するときに迷うのが、「XF10-24mmF4 R OIS」と「XF16mmF2.8 R WR」ではないでしょうか?ここでは、それぞれのレンズとの違いを簡単にご紹介します。
■XF10-24mmF4 R OIS
- XF14mmF2.8 Rにはない光学式手ぶれ補正が備わっているため、手ぶれ補正が欲しい場合におすすめ。
- 35mm換算すると超広角10mmから標準画角36mmまで網羅できるため、自分が動けないシーンではXF14mmF2.8 Rよりさまざまな描写ができる
- 立体感や明るさが欲しい場合は、F2.8のXF 14mmF2.8 Rが向いている。
- XF10-24mmF4 R OISは、410g、直径78mm×87mmとサイズが大きめなので、携帯のしやすさならXF14mmF2.8 R。
- XF14mmF2.8 R は35mm換算で21mm相当、XF16mmF2.8 R WRは24mm相当なので、使いやすい画角で選ぶといい。
- XF16mmF2.8 R WRは2019年3月に発売された新しいレンズなのでAFの高速化が期待できる。
- XF16mmF2.8 R WRはXF14mmF2.8 Rにはない「防塵・防滴、低温度性能」が備わっているので、野外でヘビーユースをしたい人に向いている。
- XF16mmF2.8 R WRにはフォーカスリングがないため、MFへの切り替えを重視する場合は、XF14mmF2.8 Rがおすすめ。
- XF16mmF2.8 R WRは155gの小型軽量となっており、XF14mmF2.8 Rより携帯しやすくなっている。
- 購入価格はXF16mmF2.8 R WR新品とXF14mmF2.8 Rの中古が同等となっている。
ネット上のレビュー
XF14mmF2.8 Rのレビューを見てみると「歪みを感じない自然な描写ができる」「超広角ならではの広がりのある描写は、一度使うようになると癖になる」という口コミが多いです。
一方で、「初期レンズなのでボディによっては、AFが遅く感じる」「人気レンズだからこそ、なかなか価格が下がらない」という声も。いずれにしても広角レンズの弱点を克服した、美しい描写が楽しめる優秀なレンズだと言えるでしょう。
まとめ
今回は、フジノンレンズの中でも根強い人気を誇るXF14mmF2.8 Rの特徴や作例をご紹介しました。超広角ならではのダイナミックな描写力と単焦点レンズの鮮明な写りを一度に体感できるところが大きな魅力。歪曲収差が少ないためぐんと近寄っても、隅々まできれいに残せます。普段から風景や夜景、スナップ写真を撮る機会が多い描写は、ぜひ一度試してみてください。
基本仕様 | |
---|---|
対応マウント | FUJIFILM Xマウント |
フォーカス | AF/MF |
フルサイズ対応 | - |
APS-C専用 | - |
レンズ構成 | 7群10枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
焦点距離 | 14mm(35mm判換算:21mm相当) |
最短撮影距離 | 18.0cm |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
開放F値 | F2.8〜22.0 |
画角 | 90.8 |
手ブレ補正機構 | - |
防塵 | - |
防滴 | - |
サイズ・重量 | |
最大径×長さ | ø65x58.4mm |
重量 | 235g |
フィルター径 | 58mm |
発売日 | |
発売日 | 2013年01月19日 |
製品情報
- カテゴリ
- 単焦点レンズ
- メーカー
- FUJIFILM
- タイプ
- 広角
- マウント
- FUJIFILM Xマウント