製品解説
愛用者の作例(1)
スペック
35mm換算で600mmオーバーの超望遠ズーム
FUJIFILMならではの鮮やかな色彩や鮮明な描写力を支えているXレンズ。中でも遠景を引き寄せ魅力的な一瞬が切り取れる「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」は、野鳥や飛行機、風景の撮影にピッタリ。
ワンランク上のレッドバッチシリーズ待望の超望遠ズームレンズとして、2016年に発売されました。そんなXF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRならではの特徴は、次の4つです。
1.5.0段階分の手ぶれ補正を搭載
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRには5.0段階手ぶれ補正が搭載されており、レンズに搭載されているスイッチをオンにすることで手持ちでもミスがない安定したフレーミングを叶えます。
カメラが水平方向のみに動いていることを察知すると、自動的に上下方向のみの手ぶれ補正に切り替わり、無駄な作動がなくスムーズに撮影することが可能です。
2.高画質な超望遠を実現
35mm換算で152mm~609mm相当の距離をカバーした超望遠ズームレンズ。特殊レンズを含む14群21枚の高性能レンズ組み合わせにより、望遠ズームレンズで起こりやすい色収差を軽減しているところが特徴。どの画角で撮影しても鮮やかで高画質な1枚に仕上がります。
3.高速AFで一瞬を逃さない
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRはリニアモーターによる高速AFを備えているので、ここぞという瞬間を逃すことなく動きの速い被写体の撮影ができます。
5m以上離れた被写体を撮影する場合は、レンズの根元にあるフォーカスリミッターをオンにし作動させることで、ピント合わせがしやすくなります。
4.扱いやすいサイズ感に防塵防滴性能も付帯
望遠ズームレンズを使うときに気になるのが、携帯のしやすさですよね。XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRは、重量1,375gで直径94.8×210.5mmとそこまで大きくなりすぎず、できるだけコンパクトに収めています。上位機種のX-pro3やX-H1と組み合わせるとバランスよく、高級感のあるフォルムに。
防塵防滴、耐低温性能に加えレンズ表面にはフッ素コートが施されているので、お手入れしやすく望遠ズームレンズが使いたくなる野外でも安心して装着できるところもポイント。
また、付属の筒型フードにはフィルター操作窓が備わっており、フードを外さなくてもPLフィルターの操作ができるようになっています。
こんなシーンにおすすめ
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRは35mm換算で152mm~609mm相当の超望遠なので、裸眼では把握しにくい飛行機や野鳥、植物などをグッと引き寄せ臨場感のある雰囲気で撮影できます。
また、最大撮影倍率は望遠端で0.19倍となっており、細部まで鮮やかに描写をするテレマクロ撮影にも活用が可能。他にも、別売りの「テレコンバーター XF1.4X TC WR」や「テレコンバーター XF2X TC WR」を装着すればより遠くまで撮影できるようになり、使えるシーンがぐんと広がるはず。
このように、超望遠レンズならではの距離感を活かすことで、臨場感や立体感のある1枚が撮影できるようになります。
2種のテレコンバーターについて
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRは、別売りのテレコンバーターを使うことで、より撮影できる範囲が広がります。使用できる純正のテレコンバーターは、次の2つです。
■ フジノン テレコンバーター XF1.4X TC WR
焦点距離を1.4倍に拡大できるテレコンバーターで、XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRに装着すると140~560mm(35mm換算で213~853mm相当)とより遠くの被写体が捉えられるようになります。XF1.4X TC WRも防塵防滴、耐低温性能が備わっているので、レンズと共に過酷な状況下でも使えるところがポイントです。
■ フジノン テレコンバーター XF2X TC WR
焦点距離を2倍に拡大できるテレコンバーターで、XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRに装着すると200~800mm(35mm換算で305mm~1,219mm相当)まで映せるようになります。
ただし、F値は9~11と少し暗めになるところは、注意したい点。XF2X TC WRも防塵防滴、耐低温性能が備わっているのはもちろんのこと、高い描写力を発揮してくれます。
作例紹介
鳥の群れを撮影した1枚。ブレを感じないだけでなく、フジノンレンズならではのモノクロコントラストの美しさが伝わります。
なかなか近づけない動物でも、超望遠ズームレンズを使えば表情や毛並みまで捉えることが可能。背景ボケが被写体を引き立てています。
鮮やかな夕日の色味と鳥の大群の迫力を体感できるのは、超望遠ズームレンズならでは。隅々まで鮮明な描写力を実現しています。
スナップ撮影に使用した1枚。工夫次第では、何気ない風景をおしゃれに切り取れるところも超望遠レンズの楽しさです。
ユーザーレビュー
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRのレビューを見てみると「望遠ズームレンズとは思えない描写力で、さすがだと見とれてしまう」「手ぶれ補正機能が秀逸で、スポーツ撮影にも難なく使える」という意見が多いです。
一方で「レッドバッチシリーズだから仕方はないが、もう少し購入しやすい価格だと嬉しい」という声も。
いずれにしても、描写力機能性が高く評価されているのは確かです。
まとめ
XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRは、ワンランク上のレッドバッチシリーズならではの性能や描写力でより写真撮影が楽しくなるレンズです。超望遠ズームレンズならではの画角を上手く利用すれば、近寄れない風景や被写体にぐんと歩み寄った迫力のある写真が撮影できます。
ずっと愛用できる超望遠ズームレンズが欲しい人は、ぜひ検討してみてください。
FUJIFILM X-H1 / XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
FUJIFILM X-H1 / XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
FUJIFILM X-H1 / XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
FUJIFILM X-T1 / XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR
Nakayamaさんのストーリー
基本仕様 | |
---|---|
対応マウント | FUJIFILM Xマウント |
フォーカス | AF |
フルサイズ対応 | - |
APS-C専用 | - |
レンズ構成 | 14群21枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
焦点距離 | 100-400mm(35mm判換算:152-609mm相当) |
最短撮影距離 | 175.0cm |
最大撮影倍率 | 0.19倍 |
開放F値 | F4.5〜22.0 |
画角 | 16.2~4.1度 |
手ブレ補正機構 | ○ |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
サイズ・重量 | |
最大径×長さ | |
重量 | 1,375g |
フィルター径 | 77mm |
発売日 | |
発売日 | 2016年02月18日 |
価格情報2022.06.30 更新
製品情報
- カテゴリ
- ズームレンズ
- メーカー
- FUJIFILM
- タイプ
- 望遠
- マウント
- FUJIFILM Xマウント
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価格 | 新品:209,000円〜 中古:119,800円〜 | 新品:92,800円〜 中古:88,400円〜 | 新品:71,460円〜 中古:38,900円〜 | 新品:158,000円〜 中古:113,950円〜 |
焦点距離 | 100-400mm(35mm判換算:152-609mm相当) | 70-300mm(35mm判換算:107-457mm相当) | 55-200mm(35mm判換算:84-305mm相当) | 50-140mm(35mm判換算:76-213mm相当) |
F値 | F4.5〜22.0 | F4.0〜22.0 | F3.5〜22.0 | F2.8〜22.0 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 7枚 | 7枚 |
手ブレ補正 | ○ | ○ | - | ○ |
重量 | 1,375g | 580g | 580g | 995g |
発売年月 | 2016年02月 | 2021年03月 | 2013年05月 | 2014年11月 |
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カメラはFUJIFILMのX-H1(メイン機)、X-T1(サブ機)どちらもAPS-C機です。
レンズはXF10-24mmF4 R OIS、XF23mmF1.4 R、XF16-55mm F2.8 R LM WR、XF100-400mm F4.5-5.6mm R LM OIS WR の4本を使っています。
撮影する場所や被写体、自分が居ている位置で変わってくると思うのですが、被写体に対して自分がどこに気を引かれたのか(何を強調したいのか)を伝えるために、使い分けている感じですかね?
風景を撮る時はよく広角レンズでダイナミックに撮りますが、広角レンズは近くのものはより大きく、奥のものはより小さく写り遠近感が強調されるのも魅力の1つですね。
野鳥も撮りたいと思い、望遠レンズを買いましたが、望遠レンズは遠くのものを写すだけでなく、画角が狭いので被写体を強調したい時にも使えたり、なにより圧縮効果が魅力ですね。