
FUJIFUILM XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR
FUJIFILM Xマウント
2022/07/14発売
実は望遠ズームレンズのラインナップが充実しているFUJIFUILMのXシステム。2022年7月にはいよいよ35mm換算で約900mmをカバーした超望遠ズームレンズが登場しました。フルサイズ規格よりも少し小さいAPS-Cの利点を活かした利便性の高い仕様となっています。詳しく解説していきましょう!
この商品を売りたい
ONE SCENEがカメラ/レンズを買い取ります!
この商品の買取額:182,600円(定額)
または
APS-C規格に落とし込まれた小型軽量の超望遠ズームレンズ




一時期はメインを張っていたAPS-C規格も、現在はフルサイズ規格がメインストリームとなり主要メーカーではAPS-Cはサブ扱い。レンズ群もあまり充実していません。そんな中でFUJIFILMはAPS-C規格をメインに据えてミラーレスカメラを展開。レンズ群はどこよりも充実しています。
その恩恵は超望遠レンズに顕著に現れていて、超望遠レンズとなるとコストもかかるのでAPS-C規格に沿ったものというのは開発されず、基本的にはフルサイズ規格のレンズを兼用することとなるわけです。
フルサイズ規格となれば巨大で高額。APS-C機と組み合わせることでテレ端が稼げるというメリットはありますが、今となっては高画素が主だったフルサイズ機においてそのままクロップしても別段事足りるので、アドバンテージとは言えない状況といえます。
その点FUJIFILMは、レンズの規格をAPS-Cないしコンパクトなミラーレスにも合わせられているので、フルサイズ規格のものに比べて小さくて軽いです。
XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WRはテレ端約900mmという焦点距離を保ちながら1605gを実現。フルサイズ規格でこの焦点距離のレンズがないので比較はしづらいですが、テレ端500mmとなる一眼レフ時代の超望遠ズームレンズよりも遥かに軽く、軽量化とコンパクト化が進むミラーレスタイプのものでもほぼ同等の重さとなっています。
2016年にリリースされたXF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRとくらべてもかなり検討したボリュームといえ、インナーズームを採用している点ではXF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WRに軍配。焦点距離を変えてもレンズのバランスが変わらないので、安定して超望遠域の撮影に挑むことができます。
製品 | ||
---|---|---|
価格 | 新品: 240,870円 中古: 208,080円 | 新品: 234,947円 中古: 128,000円 |
焦点距離 | 150-600mm(35mm判換算:229-914mm) | 100-400mm(35mm判換算:152-609mm相当) |
F値 | F5.6〜22.0 | F4.5〜22.0 |
最短撮影距離 | 240.0cm | 175.0cm |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
重量 | 1,605g | 1,375g |
発売日 | 2022/07/14 | 2016/02/18 |
超望遠レンズとしてのあらゆる性能を搭載
このクラスでは最高峰となる五段分のレンズ内手ブレ補正を搭載し、手持ち撮影も難なく行えます。超望遠域となると少しのズレが大きなズレへと発展してしまうので強力な手ブレ補正は非常にありがたい機能ですし、全長の変わらないインナーズームもその手助けになっていることでしょう。
ズームするとF値がF8となって少々暗さを感じますが、レンズ自体は贅沢な造りになっていて写りは良く、APS-C自体が高感度にも比較的強いので充分カバーが可能です。AFは速いですし(機種との組み合わせによる)、補助的なスイッチ類もレンズに用意されているので、思う存分超望遠の世界に没頭することができます。
別売りのテレコンバーターに対応しており、2倍のものと組み合わせればなんと約1800mmまでカバー可能です。
愛用者のコメント

Xマウント待望の超望遠ズームレンズ、XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WRは35mm判換算914mmの超望遠域で今までよりも撮影の幅を広げてくれるレンズです。
このレンズ一本でスポーツ、ネイチャー、乗り物など、さまざまな被写体を撮影することが可能です。解像感に優れており、野鳥撮影に好適なレンズと言えると思います。
注目すべきはその重量です。超望遠レンズながらF値を欲張らないことで1605gという軽量なレンズに仕上げられています。加えてレンズ単体で5.0段分の手ぶれ補正を搭載しています。手持ちで写真を撮られる方にとってはこのレンズを使用することによる恩恵が特に大きいと思います。AFは高速で、特に富士フイルムの第5世代のカメラの被写体認識と組み合わせることで素早くピントを合わせることができます。
また、このレンズはインナーズーム方式を採用しているため、ズームした際にも重量バランスが変わらず、ストレスがありません。さらに、炎天下での撮影でもレンズの温度上昇を抑制するために白の塗装で仕上げられており、所有欲も満たしてくれるデザインとなっています。
唯一の弱点は暗いシーンでの撮影です。このレンズのF値に加え、APS-Cフォーマットのカメラということもあり、暗所での撮影にはあまり向いていないと思います。
弱点はあるものの、屋外での撮影では不満がなく、むしろ軽量化のメリットの方が大きいと思います。Xマウントのカメラをお持ちで、遠くのものを大きく写したい、圧縮効果で今までと違った写真を撮りたいという方にはぜひおすすめしたいレンズです。




ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- クラス最高画質と言われるXF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRよりも写りが良く感じる
- X-H2と組み合わせると動体への強さが実感できる
- 安定感があって手持ち撮影も楽
- 焦点距離の割には軽い
メーカーの売り文句通りに写りは良いと評判。軽さへの評価も高く、数字以上に軽く感じる工夫が盛り込まれているようです。
■ ネガティブレビュー
- F8であること
- シチュエーションによってはピント合わせに弱さを感じる
軽さへの恩恵は感じつつもやはりF値が暗めであることへの不満はちらほら。カバーしている焦点距離を考えるとかなり検討していると思います。
まとめ
FUJIFILM Xシステムでは最長レンズとなるXF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR。フルサイズレンズ×APS-C機の掛け合わせで奮闘している方は、レンズもAPS-C規格にしてフットワークの軽いフィールドワークに興じてみるというのはいかがでしょう。
同時にリリースされたX-H2との組み合わせると性能をフルに発揮できるのでオススメです
価格情報

ズームレンズ > 望遠
FUJIFUILM XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR
買取価格情報
ONE SCENEがカメラ/レンズを買い取ります!
この商品の買取額:182,600円(定額)
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
---|---|
メーカー | FUJIFILM |
タイプ | 望遠 |
マウント | FUJIFILM Xマウント |
人気のストーリー





人気のズームレンズ




