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Nikon COOLPIX P1000
その他
2018/09/14発売
Nikon COOLPIX P1000は、24-3000mm相当を1台でカバーする光学125倍ズームを搭載した超望遠コンパクトデジタルカメラです。有効1,605万画素の1/2.3型CMOSセンサーに、5.0段のデュアル検知光学VR、約236万ドットの電子ビューファインダー、RAW記録、4K UHD動画などを搭載。約1,415gという大きさと重さを受け入れる代わりに、レンズ交換なしで3000mm相当まで届くことを最大の価値としたモデルです。
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本体の買取額:87,150円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
24mmから3000mmまで、1台で届く超望遠カメラ
Nikon COOLPIX P1000は、2018年に発売されたレンズ一体型の超高倍率ズームカメラです。最大の特徴は、35mm判換算24-3000mm相当をカバーする光学125倍ズーム。広角から一般的な望遠域を経て、3000mm相当という超望遠までをレンズ交換なしで使えます。
有効画素数は1,605万画素で、撮像素子には1/2.3型CMOSセンサーを採用。レンズの実焦点距離は4.3-539mm、開放F値はF2.8-8です。ダイナミックファインズームを使えば、最大画像サイズ時で約6000mm相当まで画角を狭められます。
発売時、3000mm相当・光学125倍というズーム倍率は、ニコン調べでコンパクトデジタルカメラとして世界最高でした。
ただし、P1000を理解するうえで重要なのは「コンパクトデジタルカメラ」というカテゴリー名だけではありません。サイズは約146.3×118.8×181.3mm、質量は約1,415g。携帯性を優先した小型カメラではなく、レンズ交換なしで3000mm相当へ到達するために大きなレンズとボディを組み合わせた、超望遠撮影に特化したカメラです。
特徴① 3000mm相当まで届く光学125倍ズーム
P1000を最も特徴づけるのが、24-3000mm相当の光学125倍ズームです。
レンズは12群17枚構成で、EDレンズ5枚とスーパーEDレンズ1枚を採用しています。広角端はF2.8ですが、3000mm相当となる望遠端ではF8となります。
3000mm相当まで画角を狭めると、遠くにいる野鳥や月などを画面内へ大きく捉えられます。その一方で画角が極端に狭くなるため、わずかなカメラの動きでも被写体を見失いやすくなります。
そこでP1000にはクイックバックズームを搭載。超望遠撮影中にボタンを押すと一時的に画角が広がり、被写体を捉え直しやすくなります。モードダイヤルには「鳥モード」と「月モード」も用意されており、3000mm相当を活かしやすい被写体が製品設計の段階から明確に想定されています。
3000mmという焦点距離を用意するだけでなく、その狭い画角で被写体を探して撮影するための機能まで組み合わせていることがP1000の特徴です。
特徴② 5.0段VRと高精細EVFで超望遠を扱いやすくする
3000mm相当では、手ブレも大きく拡大されます。P1000は静止画撮影時にデュアル検知光学VRを搭載し、CIPA規格準拠で5.0段の手ブレ補正効果を備えています。
ただし、この5.0段という数値は35mm判換算約350mmで測定されたものです。「3000mm相当でも5.0段」という意味ではありません。
ファインダーには0.39型・約236万ドットの有機EL電子ビューファインダーを採用し、35mm判換算の倍率は約0.68倍。背面には3.2型・約92万ドットのバリアングルモニターを搭載しています。
さらに鏡筒にはコントロールリングを備え、マニュアルフォーカス時のピント調整などに利用できます。フォーカスモードセレクターも鏡筒側に配置されているため、左手でレンズを支えながらフォーカス設定を切り替えられます。
P1000は約1,415gあるため、気軽に片手で構えるカメラではありません。その代わり、大きな鏡筒を左手で支え、ファインダーを覗きながら3000mm相当の狭い画角を操作することを前提とした、一眼カメラに近い操作系が与えられています。
特徴③ RAWと4K動画で、3000mmを作品づくりに使える
P1000はJPEGだけでなく、ニコン独自形式のNRW(RAW)による静止画記録に対応しています。
RAWで撮影しておけば、撮影後にホワイトバランスや明るさなどを調整する余地を残せます。3000mm相当という特殊な画角を、単に「遠くのものが大きく写る」だけでなく、写真作品として仕上げたい場合にも利用できます。
動画は4K UHDの3,840×2,160/30p・25pに対応。外部マイク入力も備え、超望遠域を動画撮影にも利用できます。
静止画の通常連写は「連写H」で約7コマ/秒、最大約7コマです。AFはコントラスト検出方式なので、交換レンズ式の新しいミラーレスカメラに見られる撮像面位相差AFとは仕組みが異なります。
そのため、P1000の3000mm相当を野鳥撮影などに使う場合、「遠くの被写体を大きく写せること」と「高速で不規則に動く被写体へAFで追従し続けること」は分けて考える必要があります。
P1000の強みは、動体撮影性能だけを最大化することではありません。静止画のRAWから4K動画まで、3000mm相当という極端な超望遠をさまざまな記録方法で使えるところにあります。
P950との違い|2000mmで軽さを取るか、3000mmまで伸ばすか
P1000と比較したいモデルのひとつが、COOLPIX P950です。
両機とも有効1,605万画素の1/2.3型CMOSを採用し、RAW記録や4K UHD動画に対応しています。しかし、レンズとボディサイズには大きな違いがあります。
P950は24-2000mm相当の光学83倍ズームで約1,005g。P1000は24-3000mm相当の光学125倍ズームで約1,415gです。その差は望遠端で1000mm相当、質量では約410gあります。
また望遠端の開放F値は、P950が2000mm相当でF6.5、P1000が3000mm相当でF8。手ブレ補正の公称値は同じ約350mm相当で測定した条件で、P950が5.5段、P1000が5.0段です。
したがって、P1000をP950の単純な上位モデルと考えるだけでは両機の違いを捉えにくくなります。
野鳥や月などを撮影するとき、2000mm相当を超えてさらに被写体を大きく捉えたいならP1000。その1000mm分の超望遠より、約410g軽いボディを持ち出しやすいことを優先するならP950。このトレードオフが両機を選ぶ大きな判断軸です。
後継P1100との違い|3000mmという核心はそのまま
P1000には、2025年に後継機COOLPIX P1100が登場しています。
ただし、P1100になって3000mmがさらに伸びたわけではありません。有効1,605万画素の1/2.3型CMOS、24-3000mm相当の光学125倍ズーム、F2.8-8、12群17枚という撮像系・レンズの基本構成はP1000から引き継がれています。
P1100では「鳥モード」でAFエリアを選択できるようになったほか、別売リモコンML-L7のFn1/Fn2ボタンへの機能割り当て、比較明合成の「花火」など、使い勝手を中心とした変更が加えられました。USB端子もP1000のMicro-USBからP1100ではUSB Type-Cへ変わっています。
一方で、P1000の中心的な価値である「24mmから3000mmまでを1台でカバーする」という部分は後継機でも維持されています。
そのためP1000を中古で検討するときは、P1100との違いを画質や望遠距離の大幅な世代差として考えるより、P1100で追加された操作・接続面の改善を必要とするかどうかで比較する方が分かりやすいでしょう。
どんな撮影に向く?|3000mmまで必要だから選ぶP1000
P1000の用途を考えるとき、約1,415gという質量は無視できません。一般的なコンパクトカメラのように、いつでもバッグへ入れて持ち歩くことを第一にした製品ではありません。
また、撮像素子は1/2.3型です。大型センサーによる高感度性能や大きなボケを第一の目的として選ぶカメラでもありません。
P1000を選ぶ理由はもっと明確です。
野鳥や野生動物、飛行機、月など、自分から近づくことのできない被写体をできるだけ大きく捉えたい。そして、そのために3000mm相当という極端な超望遠が必要であることです。
交換レンズ式カメラなら、ボディとは別に超望遠レンズやテレコンバーターなどを組み合わせてシステムを構築する方法があります。P1000では24mmから3000mm相当までが最初からひとつのカメラに収まっています。
一方、2000mm相当までで十分なら、約410g軽いP950という選択肢があります。後継P1100も3000mm相当という基本性能を引き継いでいるため、操作・接続面の違いも比較対象になります。
「超望遠も撮れるカメラ」ではなく、「3000mm相当まで届くこと自体が撮影目的に必要なカメラ」。そこまで望遠を必要とする被写体を撮るときに、P1000の125倍ズームという設計が活きてきます。
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ONE SCENE 編集部
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製品情報
| カテゴリ | コンパクトデジタルカメラ |
|---|---|
| メーカー | Nikon |
| タイプ | ハイエンド |
| マウント | その他 |
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