どこよりも高値に挑戦中!大手より20%高い製品多数大手より20%高い製品多数
定額買取
ライカQ3 43
その他
2024/09/27発売
2023年6月、LEICA Q3の発売時からユーザーのリクエストが多くあった、「標準レンズを搭載したQ3」。2024年9月、ついに標準レンズ搭載のQ3、LEICA Q3 43が発売されました。レンズ一体のコンパクトデジタルカメラとして考えると非常に高額ですが、ライカであることを考えると不思議と納得してしまいます。その価格を納得させるLEICA Q3 43の魅力をみていきましょう。
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
例えば...
FUJIFILM X-T200
82,900円(定額)で買い取ります
著者: enoF
ライカの魅力を存分に引き出すQシリーズ
カメラは写真を撮るための道具ですが、ライカのカメラは単に道具としてだけではなく、持つ者にステータスを与えてくれるカメラです。
それはライカが積み重ねてきた歴史がそうさせてくれます。1925年にライカとして市販1号となるLEICA I(A)が販売され、以降、小型で見たままの印象で撮影できるとして、多くの写真家を魅了してきました。
カメラは1900年代前半において、職業として写真を撮るカメラマン以外で、個人で所有するにはかなり高価な贅沢品ではありました。ライカはカメラが高価であった時代は当然ですが、その後、一眼レフが普及し、一般家庭に普及した1900年代後半以降においても、一貫してコスパではなく、コンパクトではありますが、こだわりの詰まったモノ作りで、ライカとしてのカメラ性能を追求した製品をリリースしてきました。
その結果として、小説や映画のなかでも主人公が宝物として扱うような、特別なカメラとしてのライカのステータスが確立されてきました。
そんなライカのカメラは現代においても、手にすること自体にステータスがあります。単純なスペック比では決してコスパの良いカメラではありませんが、その価格にあった満足感をユーザーに与えてくれるカメラです。
LEICA Q3は焦点距離固定のレンズを搭載しているレンズ一体カメラ、いわゆるコンパクトデジタルカメラです。レンズ交換式の一眼カメラの場合は、様々な焦点距離に対応したイメージセンサーが用意されますが、レンズ一体カメラのLEICA Qシリーズであれば、光学性能はよりライカの追い求める理想的な光学性能をイメージセンサーの設計から追求できます。
他社では一眼カメラの技術を転用し、コストダウンしてコンデジを開発しますが、ライカではレンズ一体型だからできるこだわりの光学設計で、コストは度外視のため結果として一眼カメラに匹敵する価格ですが、それを上回る光学性能を発揮するカメラを生み出しています。
実際に、LEICA Qシリーズは、レンズ交換式のLEICA SLシリーズやLEICA Mシリーズと比較しても、よりライカらしい描写になると人気のシリーズ。レンズ一体だからこその魅力がLEICA Qシリーズにはあり、その中で、要望の声が多かった「標準レンズを搭載した」カメラがLEICA Q3 43です。
43は何が違うのか
LEICA Q3とLEICA Q3 43はレンズが従来の28mmから43mmとなった以外、カメラ本体の基本的な仕様は同じです。
ただ、外観で区別がつくように、貼り革がブラックからグレーに変更されています。ライカと言えば、黒の印象が強くありますが、そもそもライカでは貼り革を交換できるライカアラカルト カスタムレザーサービスがあるので、貼り革へのこだわりはそこまで強くもつ必要はなさそうです。
外観で気になる点といえば、変更されたレンズですが、43mmになっているので、全長が5mmほど長くなっています。最小限のサイズ差ではありますが、LEICA Q3 43の方が若干レンズヘビーな傾向はあるようです。
ただ、Q3自体がそもそもコンパクトなのでそこまで気になるサイズアップではなく、また、レンズフードがLEICA Q3 43は短く設計されているので、レンズフードを含めたサイズは同じになります。重量としてはLEICA Q3 43の方が51g重い、バッテリー込みで743gですが、ライカらしいコンパクトさは健在です。
レンズはAPO-SUMMICRON f2/43mm ASPH.です。LEICA Q3はAPO-SUMMILUX 28mm f/1.7 ASPH.でした。開放F値が変更されたことでSUMMILUXからSUMMICRONに名称変更がありますが、いずれもアポクロマート設計を示すAPOで、解像力はさすがLEICAと思わせる性能です。
焦点距離が43mmになったことでQ3の特徴でもあるデジタルズームが43mm、60mm、75mm、90mm、150mm刻みに変更されています。150mmにクロップされたときの画素数は約500万画素ということで、さすがに画素数の低さは感じますが、プリントアウトせずにデジタル上で使うのみであれば十分な画素数となります。ちなみに、RAWで保存した場合は、フル画面で記録されたデータにクロップ情報がプラスされた形となります。
また、現像ソフトで開いた際に、クロップ情報をオフにすることで、フル画像に戻すことができます。
一眼カメラでは写せないLEICA Q3の魅力とは
単に写真を撮るだけであれば、ライカよりも一眼レフ、ミラーレス一眼で撮影した方がはるかに簡単で、失敗も少なく撮影できます。
ただ、ライカにしか撮影できない写真があることも事実です。ライカ愛好家は、ライカで撮影した写真と他のカメラで撮影した写真の区別がはっきりつくと言います。
ライカはもともと「見たままに写る」高い解像力が魅力のカメラです。しかし、近年、特にミラーレス時代になってイメージセンサー技術も光学設計技術の進歩も著しく、どのカメラメーカーも高い解像力があることは当然のようになっています。
ところが、それでもなおライカの写真にはライカにしかない世界があります。ライカの見たままに撮るとは、単に見たままの景色をそのまま写真に撮るというわけではなく、目で見たイメージを写真に撮るということです。
人間の目は、視界全体をパンフォーカスのように焦点をあわせて認識しているわけではなく、中心の被写体に焦点を合わせ、その周辺はぼんやりと捉えています。一眼レフでも当然、中心の被写体にフォーカスして、周辺をぼかすという描写は可能ですが、ライカはより、人間の認識するイメージに近い解像力とボケの広がりがあるということが、「見たままに写る」ライカの魅力となっています。
当然、LEICA Q3 43でも、このライカらしい描写を楽しむことができます。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 43mmの画角は非常に使いやすい
- 90mmくらいのクロップは全く問題なく、ポートレートにも使える
- Q2に比べてAFもかなり早くなった
- 手持ちのアポズミクロンレンズよりも高い描写をみせてくれる
- 43mmはストリートスナップにも最適
汎用性の高い43mmの画角は様々なシーンでライカを楽しむことができます。
■ ネガティブレビュー
- AFの動体追尾はウィークポイント
- 軸上色収差がやや気になる
- 動体撮影時はローリングシャッターが気になる
- 動画撮影では手ブレがゼリーのような揺れとなってしまう
- 重量バランス的にハンドグリップは必要
動画や激しい動体撮影にはあまり向いていないカメラと言えそうです。
まとめ
ライカはカメラの世界において、いつの時代も特別な存在です。
最新のライカも然り。LEICA Q3 43は単なるコンパクトデジタルカメラとして考えると目が飛び出る価格の様に思えますが、ライカのカメラボディにライカのレンズが装着されていると考えると、適正価格と思わせます。
もちろん、LEICA Q3 43はブランド名だけでなく、性能的にも十分満足させるクオリティ。ライカらしい、「見たままのイメージ」を実現した、高い解像力と自然に感じさせるボケ味が立体感のある写真を生み出します。
LEICA Q3 43はライカのレンズもカメラも一度に楽しめる、その価格をも満足させてくれるカメラです。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
コンパクトデジタルカメラ > ハイエンド
ライカQ3 43
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
例えば...
Canon EOS 90D
64,800円(定額)で買い取ります
製品情報
カテゴリ | コンパクトデジタルカメラ |
---|---|
メーカー | LEICA |
タイプ | ハイエンド |
マウント | その他 |