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心が揺れ動いた瞬間を。 “綺麗” “可愛い” “楽しい” “悲しい”瞬間を特別なものに
フィルムならではの優しく美しい写りに魅了され、35mmや中判・ハーフなど様々なフィルムカメラを通じて、日常の瞬間を写真に残していくnanaさん。nanaさんのインスタグラムを見ていると、一つのアカウントながらまるで複数人が写真を投稿しているかと思うほどに多様な感性の軸を感じます。nanaさんが一体どんな瞬間を残したくてシャッターを切っているのかを知りたくて、お話を伺いました。
著者: nana | 作成日: 2020/02/23 | 更新日: 2023/01/28
― はじめにnanaさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいったきっかけについて教えてください。
わたしが写真を始めたきっかけは、SNSで友人が撮った写真をみて、わたしもこんな綺麗な毎日を残したい!とおもったからです。
はじめは携帯でとっていたのですが、カメラが欲しくなり、ミラーレス機を買って、毎日夢中で撮影し続けました。そこから、SNSで写真のアカウントをつくりいろんな方の写真をみているうちに、フィルムで写真を撮っている方がたくさんいて、フィルムならではの優しく美しい写りにドキッとし、「写ルンです」で写真を撮り始めます。
これがフィルムとの出会いでした。
現像するまでどんなふうに写っているのかわからないワクワクさ、楽しさを知りフィルムにハマっていきました。今では、フィルムの沼から抜け出せなくなってしまいました。
― nanaさんの投稿を拝見していると、まるで一つのアカウントの中に複数の人がいるかのように、感性の軸が複数あるように感じます。持つカメラによってモードが変わるのかなと思ったのですが、nanaさんはどんな瞬間にシャッターを切っていらっしゃいますか?また、影響を受けた方がいれば教えてください。
わたしは、ちょっとでも心が揺れ動いた瞬間にシャッターを切っています。綺麗、かわいい、嬉しい、楽しいはもちろん、悲しいときも。
写真に収めると、日常があたりまえじゃなく特別なものに感じます。
たしかに、カメラによって撮り方は変わっているかもしれません。ハーフカメラでは、ほんとうに直感で、人との距離も比較的近く、記憶のような曖昧さも好きで、よく使っています。
バケペンは、借り物だったので今はもう持っていないですが、それで撮影していたときは、距離感を大切にしていました。物でも人でも、踏み込みすぎず、離れ過ぎもせず適度な距離感で撮るのがわたしにはしっくりときたカメラでした。
他にもカメラはもっていますが、どのカメラでも光は特に大切にして撮影していました。
影響を受けた方はあまりいないです。
ほんとうに、自分が撮れる写真、自分が好きだと思った写真を撮っています。
― nanaさんは、デジタルではなくフィルムカメラをメインでお使いですが、フィルムのどんなところに魅力を感じていらっしゃいますか?
1番は、フィルムが映し出す美しい光に魅了されました。撮影している間は、どのように写っているかわからないのでドキドキしますが、現像にだして、思い通りに撮れたときはほんとうに嬉しいです。
現像を出すときはどんな思い出が詰まっているのか毎回わくわくしますし、返ってきたときはニヤニヤが止まりません(笑)
思い出がより鮮明に思い出せるのも魅力の一つだと思います。
― また、中判カメラからハーフカメラまで様々なタイプのフィルムカメラをお使いですが、それぞれのカメラに感じる魅力とそれぞれをどのように使い分けているか教えてください。
わたしは今、OLYMPUS OM-1・OLYMPUS PEN EE-3・RICOH AUTOHALF・KONICA C35EFを主に使用しています。
OM-1は、メインで使っているカメラになります。比較的他のフィルム一眼より軽めなので、持ち歩きやすいです。見た目も可愛いですし、なによりおじいちゃんが使用していたカメラなので、とても大切に使用しています。わたし的に、柔らかくスッキリとした写りをすると思っています。
EE-3とRICOHの使い分けはそのときの気分です(笑)。わたしの中だと、EE-3はきっちり撮りたいときに、RICOHは気軽に連続で撮りたいときなどに使い分けたりしています。
EE-3は1枚1枚巻いて撮らなければならないですが、RICOHはゼンマイ式なのでゼンマイを巻くと3〜4枚くらい連続で撮れるのが魅力だと思います。ハーフカメラは、倍撮れるし、2コマでストーリー性も生まれるのでとても楽しいです。思ってもいない2枚が1枚に収まることもあるので、そこも魅力ですね。
KONICAは、ピント合わせが目測になります。ばっちりピントが合うこともあれば、ピントが甘いときもあります。ピントが合っているのも好きですが、わたしはピントが甘めな写真も割と好きなのでよく使うカメラです。あと、ヒカリがふぁ〜と映るのもすきです。夕方など光が強いときに使ったりもします。
― 続いて現像についても教えてください。nanaさんの写真はとても透明感があってすっきりとした印象なのですが、同時にどこかノスタルジックな印象も受けます。現像に際して意識されていることがあれば教えてください。
SNSに載せているフィルム写真は、加工はせず、すべてラボさんの色味となっています。ラボさんでの依頼内容は、基本的にお任せなのですが、「優しく柔らかい感じで」ということはお伝えしています。いつもわたし好みに仕上げてくださるラボさんに感謝です。
― 最後に、nanaさんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。
これは朝早くに学校についてしまったときに、「写ルンです」で撮影した写真です。光と影が絶妙でお気に入りの写真です。
この写真は、桜が満開でその木漏れ日も美しいと思い撮影しました。桜、木漏れ日、妹、わたしの大好きが詰まった写真です。OM-1のなかで1番グッときた写真になります。
おばあちゃんの家で撮影した写真になります。日常がギュッと詰まった光景に心が揺れ撮影しました。
駅のホームで撮りました。ピントは甘いですが、光と眼差しにドキッとして撮影しました。何度見ても好きな写真です。
近所の桜が咲いている場所での撮影です。
木漏れ日に、桜越しに見つめる妹、その表情が好きでバケペンで撮影したなかでいちばんのベストショットになります。
今狙っているカメラは、pentax67です。
ボディーも大きくて重いですが、写りはもちろん現像での色ののり方も好きなので、いつか買えたらなと思っています。
今後も、たくさん写真を撮りたいです。
大好きな人たちといろんな景色を見れたらうれしいです。
著者
nana
1998年 長野県生まれ。21歳。写真は、趣味でやっている程度ですが、わたしの写真をみて少しでも写真、フィルムに興味持ってもらえたら嬉しいなと思います。
nanaさんの使用カメラ
メイン
OLYMPUS OM-1nanaさんの使用レンズ