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OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

OMマウント
1972/07/01発売

現在では、マイクロフォーサーズ規格で特徴のあるカメラを展開し、フルサイズ化や高画素数競争から一線を画した独特の存在感がユーザーに支持されているOLYMPUS。その「他社とは違う」製品群で勝負し続ける姿勢は、フィルムカメラ時代からの伝統とも言えるでしょう。特に、「小型化」や「システム化」という側面にこだわりを持って開発されたOMシリーズは、OLYMPUSの名声を高め、その後の他社のカメラ開発に於いても大きな影響を与えた名作である事は間違いありません。今回は、そのOMシリーズのセットレンズとして、OMシリーズの屋台骨を商業的側面から支え続けたOLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8をご紹介します。

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「絶妙なバランス感」で設計された独特の描写が魅力的な、OLYMPUS製標準オールドレンズ

OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8の外観
OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8の外観出典: flickr(@ yamauchi)
SIGMA fp / OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
SIGMA fp / OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: instagram(@_cocoa_cigarette_)
SIGMA fp / OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
SIGMA fp / OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: instagram(@_cocoa_cigarette_)
SIGMA fp / OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
SIGMA fp / OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: instagram(@_cocoa_cigarette_)
SIGMA fp / OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
SIGMA fp / OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: instagram(@_cocoa_cigarette_)

歴史

OMシリーズを生み出したOLYMPUS は、1919年、顕微鏡などの理化学器機を製造する高千穂製作所として創業されました。戦前から戦中期には、技術者の独立や光学兵器の軍需工場も経験した高千穂製作所でしたが、終戦後の1949年に社名を「オリンパス光学工業株式会社」と改め、1950年代からは135ミリ版コンパクトカメラの製造や医療機器分野で、成功を収めます。

その後も、ワイドレンズコンパクトシリーズや、PENシリーズというハーフ版カメラの本格展開など、他社とは違ったアプローチで、存在感を増していったOLYMPUSが1972年7月に満を持して投入した135ミリ版一眼レフが「OLYMPUS M-1」、後の「OLYMPUS OM-1」です。

この改名に関する有名な背景として、当時「Mシリーズ」を展開していたLeitzよりM-1の名称にクレームが入り、OM-1へと変更されたという話は、OLYMPUS M-1というカメラが業界に与えた影響が、どれほど大きかったかを如実に表すエピソードの一つと言えるでしょう。

OLYMPUS M-1の開発にあたり、オリンパス光学工業の米谷美久氏は、従来の一眼レフの欠点として「重い」「大きい」「うるさい」の三点を挙げ、これらを解消するカメラシステムの実現を開発陣に求めました。

米谷氏の役割として「OMシリーズの開発者」と紹介されるケースも多いようですが、実際には「総合プロデューサー」のような立場で開発指揮をとられていたというご様子で、OMレンズ群の開発は、早水良定氏や中川治平氏が中心となり、画質の向上とOMシステムに適した小型化を追求した模様です。

OLYMPUSF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8はそのOMシステム用標準レンズとして開発され、当初はボディとのセット販売でのみ提供される形となりました。レンズ構成は5群6枚のダブルガウス型、絞り羽根は6枚でコーティングはモノコートのレンズとなっています。ちなみに、レンズ名称の「F.ZUIKO」の「F」にはアルファベット順でレンズ枚数を表す意味が込められており、50mmF1.4の「G.ZUIKO」ならば7枚、35mmF2の「H.ZUIKO」では8枚といった具合となります。

時代を経て、OMシステムの50mmF1.8はマルチコート化され構成も4群6枚へと変更されましたが、低価格で高品質な標準セットレンズという立場でOMシステムの一端を支え続けました。

描写

特徴の章で「絶妙なバランス感」と紹介したF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8ですが、実は画面全体を始め、遠景や近景、画面中央部や周辺部ごとに解像度をテストすると、ある意味で驚くほどバラつきのあるレンズとも指摘されています。

まず、画面全体では6枚構成のダブルガウス型という点に由来するのか、ほんのわずかですが非点収差が現れ、開放時からF2.8までは周辺光量の低下も見られます。また、マルチコーティングが施されていない為、逆光時ではゴーストやフレアが発生し易いレンズです。

しかし、実際の作例を見ると決して質の悪いレンズとは感じられず、むしろ、半逆光下での絞り開放時には薄いフレアを伴う淡い色彩系の発色を示し、順光下では絞り込むにつれ力強いコントラストも現れるといった、ZUIKOレンズ独特の「味」や「世界観」すら感じる仕上がりを目にすることが少なくありません。

OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: flickr(@ yamauchi)

やや薄目にフレアが懸かった発色が、オールドズイコーらしいと感じられる作例。オーバー露出気味にも思えるが、背景の青空の発色を考えると、決して露出過多では無い事が判る。

OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: flickr(@ yamauchi)

フレアが発生しないような光線状況下では、しっかりとした発色が得られるのもF.ZUIKOの特長と認識できる一枚。

不思議とも思える描写性能ですが、これには、レンズ設計上の特性を活かした「バランス感」が大きく寄与しているのではと考えられます。

レンズ設計には、「あちらが立てばこちらが立たず」のような側面が存在し、ある特性を上げようとすると、それに伴い収差が発生し、その発生した収差を補正すると今度は別の収差の顕著化や、当初の目的で有った特性が低下する…といった事が繰り返されるため、言葉は悪いのですが、時にはある程度の「妥協」も必要となります。

多くのユーザーの感覚では、最新の設計手法を用い、高価なガラス素材や非球面レンズ等を使ってとことんまで性能を上げるという手法が好ましいのかも知れませんが、その為にコストが高くなると、限られたユーザーだけが使うレンズとなってしまい、元も子もない状態となってしまいます。

特に、F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8には「OMシステム用の標準セットレンズ」というコンセプトが存在する以上、他製品との位置づけを無視したようなコストアップは、絶対に認められません。

ここからは「恐らく」と断った上での考察ですが、このレンズの性能面の評価値は、当時のOLYMPUS設計陣もしっかりと認識していたと思われます。その上で、コスト増加に繋がる手法やOMシステムのコンセプトを逸脱する大型化等で高画質を目指すよりも、レンズ設計のバランスを見直し、それを整える事で一定水準の描写が得るという方針で開発されたのがF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8では無いでしょうか。

あくまでも、考察に過ぎませんが、後年に於けるF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8の評価の高さこそ、当時のレンズ設計方針が間違いでは無い事を示している確かな証拠と言えるでしょう。

ユーザーレビュー

まるで、水彩画を思わせるような絞り開放付近での独特の発色や、絞り込んでいくほど力強さも加わるF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8に魅了されるユーザーは多く、沢山の好意的なレビューが聞かれます。

草花を特徴的に捉えた作品や、ポートレートといった場面での使用が多く見られ、その描写が反映された作品からは、ZUIKOレンズでしか表現できない世界観すら感じさせてくれます。

また、フィルムカメラ時代からOMシステムはマクロ系のレンズやアクセサリーラインナップが豊富で、マクロネイチャーフォトの分野では、現在でもOLYMPUSを愛好されている方も多く、この辺りもOLYMPUSの魅力の一つだと言えるでしょう。

中古市場

これまでに紹介したように「OMシステム用の標準セットレンズ」ということもあって、中古市場でのF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8は一定の流通数が見込め、10,000円未満での入手が可能なオールドレンズです。

しかし、その魅力がどんどんと広がるにつれ良質な中古は減る傾向にある事や、F.ZUIKOと思って購入したところ、後年の4群6枚型ZUIKOだったという事も有り得るため、購入検討時にはしっかりと個体の見極めを行いましょう。特に、フレアやゴースト表現を視野に含めて入手を検討されている方は、注意が必要です。

具体的な選定ポイントとしては表記名が「F.ZUIKO」なら5群6枚のシングルコート、Fの文字が無くなった「ZUIKO」のみなら4群6枚のマルチコートモデルとなりますが、F.ZUIKOにも3種類ほどの派生型が確認されている模様です。

  • レンズ銘表記が「OLYMPUS M-SYSTEM F.ZUIKO AUTO-S 1:1.8 f=50mm」と表記されている(最初期 超レアバージョン)
  • レンズ前面に銀環の飾りが有り「OLYMPUS OM-SYSTEM F.ZUIKO AUTO-S 1:1.8 f=50mm」と表記されている(初期型シルバーノーズ)
  • 銀環は無いが、レンズ銘表記が「OLYMPUS OM-SYSTEM F.ZUIKO AUTO-S 1:1.8 f=50mm」と表記されている(後期型ブラックノーズ)

作例紹介

OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: flickr(@ yamauchi)
SONYα3500 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
SONYα3500 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: flickr(@ Bernal Saborio)
OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
OLYMPUS OM-1 / F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8出典: flickr(@ yamauchi)

まとめ

LeitzやZeiss、Nikonと同じく、顕微鏡の製作からカメラ・レンズメーカーへと発展を遂げ、独自の存在感をカメラ業界に打ち出したOLYMPUS。

そのOLYMPUSの名声を高めた存在であるOMシリーズを一般市場に浸透させるセットレンズの役割を与えられた背景を考えると、OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8を他の高性能レンズと比較する事には、やや抵抗感を感じる方も多いかと存じます。

しかし、現在でのF.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8の評価は決して他のオールドレンズに劣るどころか、その独特な世界観を認められ、確実に銘作レンズの一つとして世間に受け入れられています。

製品の評価を考える場合、どうしても数値的なスペックに目を奪われがちになってしまうかも知れませんが、ユーザーにとって、OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8というレンズは「レンズはスペックだけじゃ無いんだよ」と諭すように語りかけてくれる貴重な一本なのかも知れません。

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OLYMPUS F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8

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メーカーOLYMPUS
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