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Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4

Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4

標準レンズの帝王と称される、オールドレンズの王様的存在のCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4。発色やシャープネスが美しく、ツァイスレンズの良さを存分に味わうことのできる標準レンズです。そんなCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4の魅力や作例、中古市場についてご紹介いたします。

オールドレンズ / Carl Zeiss / 標準
新品:
61,870円〜(2)
中古:
58,980円〜(3)

「標準レンズの帝王」と呼ばれる憧れの存在


CONTAX Aria + Carl Zeiss Planar T* 1.4/50の外観
出典:flickr(@Kazuho Okui)

高性能でありながら、手ごろな値段で手に入るCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4。その魅力や中古市場についてご紹介いたします。

SONY α7 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:flickr(@M's photography)

SONY α7 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:flickr(@M's photography)

CONTAX Aria / Carl Zeiss Planar T* 50mmF1.4
出典:flickr(@masa_0202)

1.標準レンズの帝王

オールドレンズの世界に足を踏み入れると、いつかはたどり着くと言われているプラナー。上質な写りを約束する高性能レンズとして、多くのファンを魅了してきました。

プラナーの一つであるCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4は、1896年に天才数学者パウル・ルドルフによって設計された最初のプラナーをベースに、1972年に当時の最新光学技術と光学レンズの進歩を取り入れて再設計され発売されました。「標準レンズの帝王」は、発売時のキャッチコピーとして使われたそうですが、その性能の高さから多くのファンを魅了し、その名を不動のものにしました。

プラナーはレンズの種類が多く、ハッセルブラッド用やコンタレックス用など、さまざまなマウントのレンズがあります。その中でも最も入手しやすいのが、Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4のマウントでもある、Yashica/CONTAXマウントのレンズです。プラナーのレンズを調べると出てくる「Y/C」は、Yashica/CONTAXマウントを略したものです。
 
2.美しい発色とシャープネス

このレンズの最大の特徴は、心躍らせる発色の良さと鋭く繊細なシャープネスにあります。元々ツァイスレンズは濃厚な色彩の描写を得意とするレンズでありますが、Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4にもしっかりと受け継がれており、美しい発色で被写体を切り取ってくれます。また、ピント面に対する線の細さはとても繊細で、シャープネスは鋭いながらもどこか温かみのある印象に仕上がります。
 
3.中古市場

状態によって価格が変わりますが、オンラインショップでは大体30,000円から55,000円の間で取り引きされています。最近では、保管環境や経年劣化によってガラスが白くぼやけてしまっているクモリの出たレンズが多くなってきているので、購入時には注意が必要です。ドイツ製と日本製がありますが、日本製の方が流通量が多く、入手しやすい傾向にあります。

作例紹介


SONY α7 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:flickr(@Santi Rodríguez Muela)
静かな空気を切り取った一枚。奥から差し込む光は柔らかく、落とされた影はシャープに全体を引き締めます。

SONY α7 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:flickr(@M's photography)
燃えるような紅葉の作品。鮮やかな発色と、手前のボケ感はプラナーらしい美しさです。

SONY NEX-5 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:flickr(@Fotois.com / Dmaniax.com / 246g.com)

SONY α7 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:flickr(@M's photography)
バラの柔らかな質感が伝わる一枚。マクロ撮影でも、しっかりと被写体を立体的に捉えています。


AEGとMMJの違い


Carl Zeiss Planar T* 50mmF1.4には、AEG、AEJ、MMG、MMJの4種類あり、製造時期と製造国によって表記が変わります。最初の2文字は製造時期を表していて、レンズの種類も変わっているため、レンズの特徴の略称から「AE」は前期型、「MM」は後期型という意味で付けられています。そして最後の1文字は製造国を表していて「G」はドイツ製、「J」は日本製のレンズに付けられています。4種類ありますが、主に流通しているのは「AEG」と「MMJ」の2種類です。

レンズの特徴としては、AEGの方は絞りの羽が重なった形がギザギザしているので、玉ボケがギザギザした星のような形になる手裏剣ボケが発生しますが、MMJの方はギザギザが解消されています。また、AEGの方がフレアが出やすいなど、癖が強めに出る傾向があります。中古市場ではMMJの方が若干低い価格帯で取り引きされていることが多いです。


愛用者のコメント

 
ストーリー:「伝えたいものにスポットを。 アンダーな視点で引き出す被写体の魅力と美しさ」にてCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4の魅力について語っていただいたタケウチさんのコメントをご紹介します。

FUJIFILM X-T2 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:instagram(@_____tk_)

FUJIFILM X-T2 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:instagram(@_____tk_)

FUJIFILM X-E2 / Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4
出典:instagram(@_____tk_)

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Carl Zeissとの出会いはCONTAX Ariaの標準レンズがヤシコンプラナーと呼ばれる、Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4だったことによります。私にとっての最初の1本がこのプラナーでした。今思えば良い出会いだったなと思っています(笑)
 
「ツァイスレンズは空気まで写す」とよく聞くのですが、まさにその通りで、目で見た以上の情報を写真に閉じ込めてくれるレンズであると思っています。他にもオールドレンズやFUJIFILMのレンズを使用してきましたが、ここが違うところだと思います。

元々はCONTAX Ariaの標準レンズという立ち位置でしたが、FUJIFILMの持つ色味と、ツァイスレンズが写す空気や色味も本当に相性がいいと思います。
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ネット上のユーザーレビュー


操作性については、ピントを合わせるときのねっとりとした、ツァイスレンズ特有の感触が感じられるという声が多く寄せられていました。写りとしては、線が細くオールドレンズらしい柔らかさもありながら、あまり甘くならないのが良いという意見も多かったです。サイズとしても小さめのレンズなので持ち運びやすく、気軽に使えるレンズとして評価されていました。
 

まとめ


「標準レンズの帝王」と称されるCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4。その名の通り、ツァイスレンズらしい鮮やかな発色や繊細なシャープネスが楽しめる、優秀なレンズです。中古価格も30,000円台からとハードルが低いのも魅力の一つです。オールドレンズの入門編としても、追加の一本としても、おすすめのレンズです。

プラナーの良いところがぎゅっと詰まったCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4と共に、オールドレンズの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
基本仕様
対応マウントYashica/CONTAXマウント
フォーカスMF
レンズ構成6群7枚
絞り羽根枚数6枚
焦点距離

最短撮影距離45.0cm
最大撮影倍率
開放F値
画角45
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ62.5x41
重量275g
フィルター径55mm
発売日
発売日1975年01月01日