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Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4

Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4

プロカメラマンからも愛用される、名ポートレートレンズとして有名なCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4。開放では柔らかく、絞るとシャープな描写が楽しめる銘玉レンズです。そんなCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4の魅力や作例、中古市場についてご紹介いたします。

オールドレンズ / Carl Zeiss / 中望遠
新品:
80,270円〜(1)
中古:
45,800円〜(41)

見た目も描写も吸い込まれそうな程美しいレンズ


ポートレートに向いているオールドレンズと言えば、このCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4。プロフォトグラファーに愛用される本レンズの魅力や中古価格についてご紹介いたします。

Carl Zeiss Planar T* 85mmF1.4の外観
出典:flickr(@Hiroyuki Takeda)

PENTAX K / Carl Zeiss Planar T* 85mmF1.4
出典:flickr(@Hiroyuki Takeda)

PENTAX K / Carl Zeiss Planar T* 85mmF1.4
出典:flickr(@Hiroyuki Takeda)

1.オールドレンズの王様・プラナー

オールドレンズの世界に足を踏み入れると、いつかはたどり着くと言われているレンズがプラナーです。上質な写りを約束する高性能レンズとして、多くのファンを魅了してきました。プラナーはレンズの種類が多く、ハッセルブラッド用やコンタレックス用など、さまざまなマウントのレンズがあります。

その中でも最も入手しやすいのが、Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4のマウントでもある、Yashica/CONTAXマウントのレンズです。プラナーのレンズを調べると出てくる「Y/C」は、Yashica/CONTAXマウントを略したものです。
 
2.名ポートレートレンズ

元々85mmの中望遠レンズは、被写体との距離感やボケ方からポートレートに向いていると言われています。その85mmレンズの中でも評価が高いのが、Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4です。大きく滑らかなボケとシャープなピントは、被写体を浮かび上がらせるように際立たせ、豊かな発色と空気感が全体を詩的にまとめあげます。その他にも高い描写力から修正しなくても作品になるということで、プロカメラマンからも愛用されています。
 
3.柔らかさとシャープさが共存するレンズ

開放では柔らかな印象の作品が撮れ、絞るとシャープで鋭い作品が撮れるという、一本でさまざまな表現ができるレンズとしても有名なCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4。開放付近では被写界深度が浅くなり、全体的に淡い柔らかな印象になります。逆に絞るとF5.6あたりからはシャープになり始め、コントラストも激しくなってきます。

プロの現場では、「女の子を撮る時は開放で、男の子を撮る時は絞って」と、使い分けられていたそうです。ですが、絞りに限らず細部まで詳細に写ってしまうので、肌荒れまで写ってしまうという理由で女優から拒まれたというエピソードもあったようです。
 
4.中古市場

主に50,000円前後で市場に流通しています。状態によって、30,000円から70,000円までと幅があります。予算と状態に応じて、複数のレンズを比べて検討してみると良いかと思います。


作例紹介


PENTAX K / Carl Zeiss Planar T* 85mmF1.4
出典:flickr(@Hiroyuki Takeda)
シャープに写しだされた毛並みが美しい一枚。毛の柔らかさや鋭い眼光が、詳細に描写されています。

SONY α7 / Carl Zeiss Planar T* 85mmF1.4
出典:flickr(@ Santi Rodríguez Muela)
曲線が美しい一枚。優雅な曲線と光の柔らかさが相まって、無機質な被写体にも関わらず暖かさを感じる作品です。

Carl Zeiss Planar T* 85mmF1.4
出典:flickr(@HO JJ)
背景が大きくボケて、幻想的な雰囲気が漂う作品。被写体へのピントの鋭さと背景の対比から、プラナーならではの描写力の高さがうかがえます。


AEGとMMJの違い


Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4には、AEG、AEJ、MMG、MMJの4種類あり、「AE」は前期型、「MM」は後期型で、レンズの種類の違いを表していて、「G」はドイツ製、「J」は日本製の違いを表しています。主に流通しているのは、「AEG」と「MMJ」の2種類です。

特徴としては、AEGの方は絞りの形がギザギザしているので、玉ボケがギザギザした星のような形になりますが、MMJの方はギザギザが解消されています。また、AEGの方がフレアが出やすいなど、癖が強めに出る傾向があります。中古価格は、MMJの方が若干低い価格帯で取り引きされています。
 

ネット上のユーザーレビュー


ボケ感が素晴らしく被写体が浮かび上がるような写りが、多くのファンを魅了していました。また、絞り方によって柔らかくもシャープにも変化することから、一本で二度楽しめる、表現力の幅が広がるなどの意見が寄せられていました。ピント調整にはやや癖があるようですが、それを乗り越えた先の素晴らしい写りがファンを惹きつけているようです。
 

まとめ


ポートレートの銘玉レンズとして人気の高い、Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4。大きなボケと繊細な描写が魅力で、絞りの加減によって柔らかな描写も鋭い描写も楽しめます。中古価格も50,000円前後とあまり高くなく、流通量も多いので、入手しやすいレンズです。AEGとMMJなど製造国や製造時期によって味わいも違うので、撮り比べてみるのも面白いかもしれません。

豊かな表現力と繊細な描写、少し癖のあるピント調整は、撮れば撮るほど夢中にさせてくれるはずです。
基本仕様
対応マウントYashica/CONTAXマウント
フォーカスMF
レンズ構成5群6枚
絞り羽根枚数8枚
焦点距離

最短撮影距離100.0cm
最大撮影倍率
開放F値F1.4〜16.0
画角
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ70x64
重量595g
フィルター径67mm
発売日
発売日1975年01月01日