HOMEストーリーまずは自分が楽しむこと。 相手も自分も楽しみ、笑顔になる瞬間を撮りたくて

まずは自分が楽しむこと。 相手も自分も楽しみ、笑顔になる瞬間を撮りたくて

病院で働くかたわら、友人や恋人との日常を写真に残されているSUBARUさん。SUBARUさんの写真は「笑顔」に溢れていて、見ていると自然とこちらまで笑顔になってしまいます。SUBARUさんにお会いしたことがなくても、きっと写真から人柄が伝わってくるはず。そんなSUBARUさんがどんな瞬間に惹かれ、どんな思いでシャッターを切っているのかを知りたくてお話を伺いました。

SUBARU
created: 2020.06.08 / update: 2020.07.15
@maka_camera11より
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Nikon Z6 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon Z6 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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Nikon D750/ AF-S NIKKOR 85mm F1.8G
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Nikon Z6 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon D750/ AF-S NIKKOR 85mm F1.8G
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Nikon D750/ SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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― はじめにSUBARUさんが写真を始めたきっかけや、写真にのめり込んでいったきっかけについて教えてください。
 
就職をきっかけに写真をはじめました。職業柄お休みが不定期で友達と遊ぶ機会が少なく1人でも楽しめる趣味をはじめようと思い一眼レフを購入。嬉しくて嬉しくて、常にカメラを持ち歩いては風景や花やスナップなどをたくさん撮っていました。
 
そんな中、写真をもっと上手くなりたいと思いネットや書籍に目を通すことが増え写真やカメラの知識が増えていきました。その過程でフルサイズカメラや単焦点レンズがどうしても気になり思い切って購入。
 
これ以降写真がもっと好きになり、グッとのめり込むようになりました。今思えばこの時に思い切らなければ今の自分は無かったと思います。

Nikon D750 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon D750 / SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM|Art
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Nikon D750 / AF-S NIKKOR 20mm F1.8G ED
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― 被写体の方々の自然体で心から楽しんでいる様子に、見ている側も笑顔になります。SUBARUさん自身が楽しみながら撮影されているからこそ撮れる表情かと思います。ポートレート撮影やスナップ撮影において、SUBARUさんが心がけていることや意識されていることを教えてください。
 
人が楽しんで笑顔になっている姿は見ている自分も自然と笑顔になりますよね。そんな瞬間が好きでよくカメラを向けています。
 
その際に心がけていることは、まず自分が楽しむこと。これを一番大切にしています。人の感情は常に変わり、表情や雰囲気は特にお互いに影響しあいます。相手が楽しければ自分も楽しいし、自分が楽しければ相手も楽しくなる。自分が心から楽しみ自然体であればあるほど、相手も自然体になるのでそんな微笑ましい瞬間を見逃さずにシャッターを切っています。
 
さらにその雰囲気作りをする際にコミュニケーションと距離感を意識しています。コミュニケーション無くしては相手との関係性が築けず、その人の自然を引き出すことが難しくなる。そこで積極的に話をしたり関わるなど、写真を撮る以上に多くの時間をかけています。
 
自分が楽しみながらコミュニケーションがとれたら、相手との距離感を必要に応じて変えていきます。輪の中心に加わり中から見た自然体や少し離れて輪の外から見た自然体など、様々な距離から撮影することで写真を見た人の感じ方や感情の入り方が変わると思います。

Nikon D750/ SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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Nikon Z6/ NIKOR Z 35mm f/1.8S
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Nikon Z6 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon D750 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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Nikon D750 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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Nikon Z6 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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― また、SUBARUさんはセルフ撮影もよく行っていらっしゃいます。撮るのは得意だけどセルフは年に数回あるかどうか・・・という方も多いと思います。SUBARUさんはセルフ撮影の魅力をどのように感じていらっしゃいますか?
 
セルフの魅力は写真で思い出を残せることはもちろん、撮る過程とその前後のストーリーも思い出として残ることが挙げられます。写真はたくさん撮るけど自分が写っている写真が少ないという方も多いのではないでしょうか。
 
セルフは自分が皆んなと一緒に写れて、どう撮ろうかと相談したり、ちゃんと撮れたかどうか確認したりなどワクワクします。難しさを感じることもありますが、その体験は自然と周りも笑顔にさせてくれるのでオススメです。

Nikon D750 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon D750/ SIGMA 85mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon Z6 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon D750 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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― SUBARUさんの写真は、まるでフィルムのように光を捉える力が強いように感じます。光の階調を残しながら、理想の明るさや色合いを表現するのはとても難しいことだと思います。SUBARUさんが美しいと感じる表現や、その表現を実現するために撮影や現像の際に心がけていることを教えてください。
 
本格的にカメラをはじめてから半年たった頃にフィルムカメラを購入しました。その頃からフィルムが捉える光に魅了され、普段から無意識的に光を意識するようになりました。
 
自分自身が美しいと感じる表現は明るいところから暗いところにかけての階調が滑らかな写真や絵画や映像です。これを表現するために撮影の際は白飛びや黒つぶれに注意しなるべく階調が緩やかになるような露出で撮影しています。
 
デジタルカメラは白飛びしやすいため、繊細な光を潰さないためにもややアンダーで撮影するように心がけています。現像においては階調を滑らかにしつつ、光の美しさが際立つようにトーンカーブを中心にコントラストを調整しています。

Nikon D750 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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RICOH GR III
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Nikon Z6 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon D750 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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Nikon D750 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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― また、垣間見れる鳥取の風景も魅力的です。SUBARUさんが感じていらっしゃる鳥取の魅力や、特に好きなスポットを教えてください。
 
鳥取は全国で人口が一番少なく、スタバも一番最後にできた県です。しかし温かな県民性と大自然に囲まれ、見て食べて撮って楽しめる魅力が盛りだくさん。自然が多く人も少ないため写真を撮るには本当に恵まれた環境です。
 
鳥取といえば砂丘や大山がとても有名ですが、その他にも海岸沿い、街なか、山間部などどこへ行っても「ここ良い!」と思える場所が必ずあります。
 
そんな鳥取のなかで特に好きなスポットは倉吉市にある旧泰久寺駅です。ここは旧国鉄時代の廃線が残っており、駅のホームから数分歩くと竹林が現れます。線路と竹林が織りなす神秘的な空間は何度行っても心安らぐ場所で、どんな写真を撮ろうかとワクワクさせてくれます。

Nikon D750 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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RICOH GR III
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Nikon Z6 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZF.2
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Nikon D750 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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FUJIFILM X-Pro2 / XF35mmF1.4 R
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Nikon D750 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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― 続いてカメラについて教えてください。デジタル、フィルム含めて様々なカメラで撮影されていらっしゃいますが、現在メインの使用されているカメラと、それぞれのカメラを選んだ理由や気に入っている点について教えてください。
 
自分にとっては持っているカメラが全てメインになります。撮りたい写真やシーンに応じてカメラを使い分けています。その中でも特に使用頻度の多いカメラをそれぞれご紹介します。
 
デジタルのメインはNikonZ6です。選んだ理由としてはグリップの握りやすさ、ファインダーのクリアさ、透明感のある写真が挙げられます。もともと一眼レフを使用していたこともありミラーレスへの移行はEVFが大きな壁となっていました。
 
しかし、このカメラは映像らしさが少なくOVFに近い視認性でストレスなく撮影することができます。さらに、重たいレンズを使う機会が多いためグリップの握りやすさは重宝しています。持ち手が安定することで重さを感じづらく撮影の際の取り回しもスムーズです。そして一番の気に入っている点である透明感がある写真です。
 
Nikonの写真は良くも悪くも見たままの写りです。色味やコントラストに派手さはありませんが、Z6は透明感が出るようになったと感じます。写真ひとつひとつがクリアでその瞬間をその通り残すことが出来るため、自分の作風に合っておりレタッチもしやすく撮影が楽しくなります。

Nikon Z6の外観


Nikon Z6 / SIGMA 135mm F1.8 DG HSM|Art
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Nikon Z6 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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Nikon Z6 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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フィルムのメインはNikonF2です。このカメラは機械式であり電池が無くても写真が撮れます。ピント、シャッター速度、絞りなど全てマニュアル操作で撮影する不便さはありますが、その操作ひとつひとつのおかげで写真に対する思いれが強まりますし「写真を撮ってる!」という感じがして写真を撮ることがたのしくなります。特にピントが合わせやすい広く明るいファインダーと、耳に心地よく響くシャッター音と、手に伝わるシャッターの振動がお気に入りです。

Nikon F2の外観
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Nikon F2 / AI Nikkor 50mm f/1.4S
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Nikon FM2 / AI Nikkor 50mm f/1.4S
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Nikon FM2 / AI Nikkor 50mm f/1.4S
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― また、レンズについても教えてください。様々な焦点距離のレンズを使い分けていらっしゃいますが、メインで使っていらっしゃるレンズを選んだ理由や気に入っている点について教えてください。
 
普段メインで使っているレンズは50mmです。50mmの単焦点レンズだけでも4本持っています。
 
そのなかでもSIGMA50mmARTは特にお気に入りです。重たいレンズですが解放からピント面が合っている所はしっかりとシャープに解像され、そこからのなだらかなボケが気に入っています。
 
写した被写体がしっかりと浮かび上がるそんなレンズ。AF速度も速く瞬間を逃さず表現してくれる自分には無くてはならないパートナーです。


― 最後に、SUBARUさんのベストショットと、次に狙っているカメラやレンズ、今後の抱負があれば教えてください。

Nikon D750 / SIGMA 50mm F1.4 DG HSM|Art
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ベストショットはひまわり畑で撮った彼女とのセルフ写真です。この写真を撮る1年前にも訪れた場所ですが、その時は付き合う前でドキドキしすぎて一緒に写真が撮れませんでした。
 
その後付き合うことになり1年越しに訪れることもでき、念願のセルフを撮ることができました。この時は三脚を持ち合わせていなかったので、自分たちのカバンの上でアングルを調整して撮りました。自分のなかでは思入れの強いベストな1枚です。
 
 
次に狙っているカメラはNikonF6です。オートフォーカスの使えるフィルムカメラで、現行のNikonレンズを使用しフィルムで撮れるので気になっています。さらに好きな写真家である川島小鳥さんの愛機でもあるのも理由のひとつです。
 
今後は写真を通して多くのひとに暖かい気持ちになって頂きたいので、そんな瞬間を残せるように日々感性を磨いていきたいと思います。また、カップルや家族の自然体な姿を残していくお手伝いもしたいので積極的に撮影をお受けしようと考えています。