![TOKINA AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX [ニコンF用] TOKINA AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX [ニコンF用]](https://img.one-scene.com/uploads/lens/photo/XB/07/lm/square_with_white_background_medium_XB07lm.jpg?1790732781)
TOKINA AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX [ニコンF用]
Nikon Fマウント
2010/08/06発売
TOKINA AT-X 16-28mm F2.8 PRO FXは、フルサイズ対応の16-28mmをズーム全域F2.8でカバーするニコンFマウント用の大口径超広角ズームレンズです。超広角とF2.8を両立しながら、SD-MによるAFやワンタッチフォーカスクラッチを備え、後にopera 16-28mm F2.8 FFへ基本光学系が受け継がれました。
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:18,000円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
後のoperaにも光学系が受け継がれた、16-28mm F2.8の初代モデル
TOKINA AT-X 16-28mm F2.8 PRO FXは、35mmフルサイズに対応する大口径超広角ズームレンズです。ニコンFマウント用は2010年8月6日に発売され、16mmから28mmまでの焦点距離をズーム全域F2.8でカバーします。
このレンズの位置づけを理解するうえで重要なのが、後継のopera 16-28mm F2.8 FFとの関係です。operaは焦点距離や開放F値を変えた新設計への置き換えではなく、AT-X 16-28の光学系を継承したモデル。後継モデルでも基本設計が生かされたことから、AT-X 16-28はトキナーのフルサイズ用16-28mm F2.8という系譜の出発点として捉えられます。
特徴①|16mmから28mmまで、ズーム全域でF2.8
焦点距離は16-28mmで、フルサイズ使用時の画角は107.11〜76.87度。16mmでは広い風景や建築、室内などを大きく取り込み、28mmまでズームすることで、超広角特有の強い遠近感を抑えながら構図を調整できます。
さらに開放F値はズーム全域でF2.8です。風景などで絞り込んで撮影するだけでなく、星景や夜景、室内など光量の限られた状況では、F2.8によってシャッタースピードやISO感度の選択肢を広げられます。ズーム比を約1.75倍に抑えながら16-28mmとF2.8を組み合わせたことが、このレンズの基本的な設計思想です。
一方、最大径90mm、全長133.3mm、重量950gと、小型軽量な広角ズームではありません。手ブレ補正機構も備えていないため、携行性や補正機能より、フルサイズで16mmからF2.8を使えることを優先するレンズです。
特徴②|大口径非球面レンズと超低分散ガラスを使った光学設計
レンズ構成は13群15枚。光学系には大口径のP-MO非球面レンズや超低分散ガラスが使われています。超広角ズームで問題になりやすい各種収差を抑えながら、ズーム全域で安定した性能を狙った設計です。
実写による描写評価は条件によって異なります。メーカー掲載の写真家による作例解説では歪曲収差が良好に補正されていると評価されている一方、第三者による測定では16mmで樽型歪曲が確認されています。また第三者レビューでは、開放F2.8でも中央部の解像は良好と評価される一方、焦点距離によっては周辺部との差や色収差も指摘されています。
そのため「歪みのないレンズ」「開放から全面が均一」と単純化するのではなく、16-28mm F2.8という仕様と光学性能のバランスを狙ったレンズと捉えるのが適切です。後継operaでは、この光学系をベースに中核となるP-MO非球面レンズを新たに作り直し、面精度やコーティングが改善されています。
特徴③|SD-Mとワンタッチフォーカスクラッチを採用
AF駆動にはSD-M(Silent Drive-Module)を採用しています。DCモーターと減速ギアを一体化したユニットに加え、高分解能のGMRセンサーをフォーカス機構の近くに配置し、フォーカス制御の精度とAF駆動の静穏性を高める設計です。
AFとMFの切り替えには、トキナー独自のワンタッチフォーカスクラッチ機構を搭載。AF時にはフォーカスリングがフリーになり、リングを手前へスライドするとMFへ切り替えられます。一般的なAF/MF切り替えスイッチとは異なり、フォーカスリング自体を動かして撮影モードを切り替える操作系です。
最短撮影距離はズーム全域で28cm、最大撮影倍率は1:5.26。超広角の広い背景を残しながら手前の被写体へ近づく構図も作れます。
購入前に知っておきたいこと|フィルターと古いニコンボディでの制限
大きく張り出した前玉を持つため、通常のねじ込み式フィルターは装着できません。PLやNDフィルターを頻繁に使用する風景撮影では、一般的なフィルター径を備えた広角ズームとは運用が異なります。
また、ニコンFマウントであればすべてのカメラで同じ機能を利用できるわけではありません。本レンズには絞りリングがなく、メーカーはフィルム一眼レフについて機種ごとの機能制限を公開しています。AFについてはF6、F100、F80で使用可能と案内されている一方、その他のニコンフィルムカメラではMFでの使用となります。
露出モードについても世代によって制約があります。F6、F5、F100、F80シリーズなどではP・S・A・Mを使用できますが、F4やF90Xシリーズ、F90シリーズなどではA・Mモードが使用できません。古いニコンボディで使う場合は、単にFマウントへ装着できるかではなく、AFや露出制御まで含めてケンコー・トキナー公式の機種別対応表を確認する必要があります。
opera 16-28mm F2.8 FFとの違い|基本仕様を残して光学系の要所を更新
後継モデルはopera 16-28mm F2.8 FFです。両モデルとも16-28mm、ズーム全域F2.8、13群15枚、最短撮影距離28cm、最大撮影倍率1:5.26という基本仕様を共有しており、operaはAT-X 16-28の光学系そのものをベースにしています。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 16-28mm | 16-28mm |
| F値 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 28.0cm | 28.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
| 重量 | 950g | 940g |
| 発売日 | 2010/08/06 | 2019/03/15 |
大きな変更点のひとつが、光学系の中核となる大口径P-MO非球面レンズです。operaではこれを新たに作り直し、面精度とコーティングを改善することで、ゴーストやフレアの低減が図られました。外装もoperaシリーズのデザインへ刷新され、フォーカスリングの回転方向をニコン純正レンズに合わせるなど操作系にも変更が加えられています。
つまり、AT-Xからoperaへの世代交代は、16-28mm F2.8というコンセプト自体を変えるものではありません。AT-X 16-28は後継へ受け継がれた基本光学系と同じ焦点域・明るさを持つ一方、operaはその要所を高画素化した一眼レフに合わせてブラッシュアップしたモデルです。この違いを理解したうえで選ぶことが、中古でAT-X 16-28を検討するときの重要な判断軸になります。
どんな撮影に向く?|16mmとF2.8を優先し、重量やフィルター制限を許容できる人へ
AT-X 16-28mm F2.8 PRO FXの強みが明確になるのは、16mmの広い画角とF2.8の明るさを同時に必要とする撮影です。風景や建築、室内では16mmの画角を生かし、星景や夜景などではズーム全域F2.8という仕様を撮影条件に生かせます。
反対に、950gという重量、手ブレ補正非搭載、通常のねじ込み式フィルターを装着できないことは明確なトレードオフです。また、後継operaではP-MO非球面レンズの面精度やコーティングが改善されているため、AT-Xを選ぶ際には後継との差も踏まえる必要があります。
それでも16-28mm F2.8というレンズの基本的な価値は後継operaにもそのまま継承されました。後継で別物になった旧型ではなく、後のモデルの土台となった光学系と16-28mm F2.8の仕様を持つことが、このAT-X 16-28mm F2.8 PRO FXを中古で検討する際の製品固有のポイントです。
著者

ONE SCENE 編集部
カメラ・レンズの魅力や特徴を掘り下げ、スペックだけでは見えない個性や市場での評価まで丁寧に読み解くONE SCENE編集部。あなたに合った一台選びをお手伝いします。
ECサイトの販売情報
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:18,000円(定額)
製品情報
| カテゴリ | ズームレンズ |
|---|---|
| メーカー | TOKINA |
| タイプ | 広角 |
| マウント | Nikon Fマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() TOKINA AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX [ニコンF用] (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 16-28mm | 16-35mm | 10-20mm(35mm判換算:15-30mm相当) | 10-24mm | 18-35mm | 14-24mm |
| F値 | F2.8〜22.0 | F4.0〜22.0 | F3.5〜22.0 | F3.5〜22.0 | F3.5〜29.0 | F2.8〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 28.0cm | 29.0cm | 24.0cm | 24.0cm | 28.0cm | 28.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 7枚 | 7枚 | 7枚 | 9枚 |
| 重量 | 950g | 680g | 520g | 460g | 385g | 970g |
| 発売日 | 2010/08/06 | 2010/02/26 | 2009/07/03 | 2009/05/01 | 2013/03/07 | 2007/11/30 |
![TOKINA AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX [ニコンF用] TOKINA AT-X 16-28mm F2.8 PRO FX [ニコンF用]](https://img.one-scene.com/uploads/lens/photo/XB/07/lm/square_with_white_background_small_XB07lm.jpg?1790732781)
![TOKINA opera 16-28mm F2.8 FF [ニコンF用] TOKINA opera 16-28mm F2.8 FF [ニコンF用]](https://img.one-scene.com/uploads/lens/photo/mI/xF/YR/square_with_white_background_small_mIxFYR.jpg?1790732748)

![SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM [ニコンF用] SIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSM [ニコンF用]](https://img.one-scene.com/uploads/lens/photo/i0/GG/6r/square_with_white_background_small_i0GG6r.jpg?1790733149)


















