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Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6 G VR
Nikon Fマウント
2008/02/22発売
Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは、DXフォーマットで27-82.5mm相当をカバーする約3.1倍の標準ズームレンズです。広角から中望遠までの日常的な画角を約265gの鏡筒にまとめ、3段分のVRとAF-Sによるオートフォーカスを搭載。D60と同時に登場し、小型軽量なDX一眼レフを手持ちで使いやすくするための基本レンズとして設計されています。
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著者: ONE SCENE 編集部
D60とともに登場した、VR搭載のDX標準ズーム
Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは、ニコンDXフォーマット用の標準ズームレンズです。焦点距離は18-55mmで、35mm判換算では27-82.5mm相当。広角から中望遠までを約3.1倍のズームでカバーします。
発売は2008年2月22日。同日に発売されたD60のレンズキットにも採用されました。
このレンズで重要なのが、製品名にも入っている「VR」です。18-55mmという基本的なズーム域を維持しながら、シャッタースピード換算で3段分の手ブレ補正機構を搭載。小型軽量なDX一眼レフを、三脚に頼らず手持ちで使いやすくする方向へ進化させた標準ズームです。
特徴① 27-82.5mm相当を265gでカバー
焦点距離18-55mmは、DXフォーマットでは35mm判換算27-82.5mm相当の画角になります。
27mm相当の広角側なら風景や街並み、室内などを広く捉えられ、標準域では日常のスナップ、82.5mm相当の望遠側では人物や少し離れた被写体を切り取ることができます。
最大径は約73mm、全長79.5mm、重量は約265g。一本で極端に広いズーム域をカバーするのではなく、日常で使いやすい範囲に絞ることで、小型軽量にまとめられています。
レンズ構成は8群11枚で、非球面レンズ1枚を採用。最短撮影距離はズーム全域で28cm、最大撮影倍率は0.31倍なので、日常の小物や料理などへ近づいて撮影することもできます。
特徴② 3段分のVRで手持ち撮影をサポート
本レンズには、レンズシフト方式のVR(手ブレ補正)機構が搭載されています。補正効果はCIPA規格準拠で3.0段分です。
開放F値は広角端F3.5、望遠端F5.6。大口径ズームのような明るさを持つレンズではありませんが、静止した被写体ではVRを利用することで、手ブレを抑えながら低速シャッターを使いやすくなります。
日中の屋外だけでなく、室内や夕方など光量が少なくなる場面でも、手持ちで撮影できる範囲を広げる機能です。
VRモードはNORMALのみで、三脚使用時のブレ補正には対応していません。後年の高機能なVRレンズとは異なり、標準ズームの日常的な手持ち撮影を支えるシンプルな構成です。
特徴③ AF-Sだからボディ内AFモーターに頼らずAFが使える
AF駆動には小型の超音波モーターを採用したAF-S方式を採用しています。
この仕様は、同時に登場したD60との組み合わせを考えるうえでも重要です。D60はボディ内にAF駆動用モーターを持たないため、従来のボディ駆動AFレンズではオートフォーカスを利用できません。
AF-S DX 18-55mm VRはレンズ側にAFモーターを内蔵しているため、D60でもオートフォーカスが使用できます。
つまりD60とこのレンズは、単に同時期に発売されたボディとキットレンズというだけではありません。小型軽量なDX一眼レフに、レンズ内モーターによるAFとVRを組み合わせ、基本的な撮影をレンズ一本で成立させる構成になっています。
後継モデルとの違い|同じ18-55mmでも小型軽量化が進んだ
18-55mm F3.5-5.6という基本スペックは、その後のニコンDX標準ズームにも受け継がれました。
2014年に登場したAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR IIでは沈胴機構が採用され、重量は約195gまで軽量化。本レンズの73×79.5mm・265gに対し、VR IIは沈胴時66×59.5mm・195gと、携帯性が大きく向上しています。
さらに2016年のAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRでは、ステッピングモーターによるAFへ移行。重量約205g、4段分のVR、最短25cm、最大撮影倍率0.38倍となり、AF性能や近接性能も更新されました。
一方、AF-P型には対応するカメラボディに制約があります。初代AF-S VR型はAF-P特有の互換性問題を避けながら、AF-S対応のDX一眼レフで使えることが、中古で選ぶ際のひとつの違いになります。
どんな撮影に向く?|旧世代のDX一眼レフを基本の一本で使う
AF-S DX 18-55mm VRが向いているのは、DXフォーマットの一眼レフに軽量な標準ズームを組み合わせ、風景、スナップ、人物などを一本で撮りたい場合です。
27-82.5mm相当という画角は扱いやすく、28cmまで寄ることもできます。さらに3段分のVRとレンズ内AFモーターを備えているため、D60をはじめボディ内AFモーターを持たない機種でも基本的な撮影を成立させやすいレンズです。
一方、後継のVR IIは大幅に小型軽量化され、AF-P型ではAFやVR、近接性能がさらに進化しています。新しい対応ボディで性能を重視するなら、後継モデルまで含めて比較する意味があります。
このレンズの価値は、18-55mmという焦点距離そのものの珍しさにはありません。日常で使いやすい27-82.5mm相当の画角に、AF-Sと3段VRを組み合わせる。小型軽量なDX一眼レフを手持ちで使うための基本をまとめた、初期のVR搭載標準ズームです。
著者

ONE SCENE 編集部
カメラ・レンズの魅力や特徴を掘り下げ、スペックだけでは見えない個性や市場での評価まで丁寧に読み解くONE SCENE編集部。あなたに合った一台選びをお手伝いします。
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製品情報
| カテゴリ | ズームレンズ |
|---|---|
| メーカー | Nikon |
| タイプ | 標準 |
| マウント | Nikon Fマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6 G VR (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 18-55mm | 24-70mm | 24-120mm | 17-55mm(35mm判換算:25.5-82.5mm相当) | 24-70mm | 17-70mm(35mm判換算:25.5-105mm相当) |
| F値 | F3.5〜22.0 | F2.8〜22.0 | F4.0〜24.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 28.0cm | 38.0cm | 45.0cm | 36.0cm | 38.0cm | 22.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 7枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 7枚 |
| 重量 | 265g | 900g | 710g | 755g | 825g | 465g |
| 発売日 | 2008/02/22 | 2007/11/30 | 2010/09/22 | 2004/06/25 | 2012/06/02 | 2013/03/08 |
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