
Nikon Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm F3.5-4.5D IF-ED
Nikon Fマウント
Nikon Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm F3.5-4.5D IF-EDは、FXフォーマットで100°の超広角から35mmまでをカバーするFマウント用広角ズームです。約370gの軽量な鏡筒にEDレンズと非球面レンズを採用し、最短0.33mまでの近接撮影にも対応します。
Dタイプのボディ駆動AFレンズであるため、使用するカメラによってAF可否が変わる点は購入前に確認が必要です。後発のAF-S 18-35mm F3.5-4.5G EDとは焦点域と明るさがほぼ共通する一方、AF方式や近接性能、絞りリングの有無などに世代差があります。
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著者: ONE SCENE 編集部
約370gで100°の超広角をカバーするFX用18-35mmズーム
Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm F3.5-4.5D IF-EDは、18mmから35mmまでをカバーするニコンFマウント用の超広角ズームです。FXフォーマットでの画角は100°から62°で、超広角から一般的な広角域までを一本でつなぎます。DXフォーマットでは76°から44°、35mm判換算27-52.5mm相当の画角になります。
光学系は8群11枚構成で、EDレンズと非球面レンズを採用。最大径約82.5mm×長さ約82.5mm、質量約370gと、フルサイズ対応の超広角ズームとしてコンパクトにまとめられています。フィルター径は77mmで、前面には一般的なねじ込み式フィルターを装着できます。
本レンズはDタイプのCPUレンズで、カメラへ撮影距離情報を伝達できる世代です。一方、AF-SではないためAFモーターはレンズ内部に持たず、AFの利用可否は組み合わせるカメラボディによって変わります。
特徴①|18mmの超広角から35mmまでを小型軽量な鏡筒に集約
18mm側ではFXフォーマットで100°という広い画角を得られます。広い風景や建築、室内などを大きく取り込みたい場面に対応し、35mm側までズームすれば、超広角特有の広さを抑えた構図にも切り替えられます。
本レンズの特徴は、この18-35mmという焦点域を約370gにまとめていることです。同時期の大口径広角ズームである17-35mm F2.8D IF-EDが約745gなのに対し、18-35mmは半分程度の重量に抑えられています。
その代わり、開放F値はF3.5-4.5の可変式です。ズーム全域F2.8の明るさを得る設計ではなく、超広角から35mmまでの画角と携帯性を組み合わせた設計として位置づけられます。
特徴②|0.33mまで近づけるIF方式とDタイプの操作系
最短撮影距離はズーム全域で0.33m、最大撮影倍率は1/6.7倍、約0.15倍です。広い背景を残しながら手前の被写体へ近づくなど、超広角ならではの遠近感を利用した構図にも対応できます。
フォーカシングにはIF(インターナルフォーカス)方式を採用しています。ピント合わせによって鏡筒全長が変化しない構造で、フィルター径は77mmです。
また、後発のGタイプとは異なり、Dタイプである本レンズには絞りリングがあります。AF方式を含め、後のAF-S Gタイプとは操作系や対応ボディの考え方が異なる世代のレンズです。
購入前に知っておきたいこと|AFはカメラボディ側のモーターが必要
本レンズで特に確認しておきたいのがAF互換性です。「AF Nikkor」という名称ですが、後のAF-SレンズのようなAFモーターをレンズ内部に搭載しているわけではありません。AF時はカメラボディ側のモーターからレンズのフォーカス機構を駆動します。
そのため、D40/D40X/D60やD3000・D5000系など、ボディ内AFモーターを持たないニコン一眼レフでは、本レンズを装着できてもAFは使用できず、ピント合わせはMFになります。反対に、ボディ内AFモーターを備えた対応一眼レフではAFを利用できます。購入時は「Fマウントだから使える」だけでなく、使用するボディがボディ駆動AFに対応しているかまで確認することが重要です。
ZシリーズへFTZ/FTZ IIを介して装着する場合も注意が必要です。ニコン公式のFTZ互換情報では、AFタイプのG/DレンズはAF非対応となり、MFでの使用になります。露出モードや測光には対応範囲がありますが、AFを必要とする場合はAF-Sなどレンズ内モーターを持つレンズとの違いが大きくなります。
本レンズはVRも搭載していません。AF可否を含む機能対応はカメラ世代によって異なるため、使用予定のボディについてはニコン公式のレンズ互換情報やカメラの使用説明書で最終確認しておくと確実です。
後発AF-S 18-35mmとの違い|約15gの重量差よりAF方式と近接性能が選択を分ける
同じFマウントで直接比較しやすいのが、2013年発売のAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDです。焦点距離と開放F値は同じ18-35mm F3.5-4.5で、どちらもFXフォーマットに対応する軽量な超広角ズームですが、内部構成と操作系は更新されています。
Dタイプは8群11枚、最短0.33m、約370gなのに対し、後発GタイプはEDレンズ2枚・非球面レンズ3枚を含む8群12枚、最短0.28m、最大撮影倍率0.19倍、約385gです。重量差は約15gしかなく、どちらも77mmフィルターを使用します。
購入判断を大きく変えるのはAF方式です。後発GタイプはSWMをレンズ内に搭載するAF-Sレンズなので、ボディ内AFモーターを必要としません。一方、本レンズはボディ駆動AFですが、Dタイプとして絞りリングを備えています。
また、F2.8一定の明るさを優先するならAI AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-EDも同じFマウントの比較候補です。17mmから35mm、F2.8一定、SWM搭載、最短0.28mという仕様ですが、質量は約745g。本レンズの約370gに対して大幅に重くなります。
つまり、18-35mm F3.5-4.5Dを選ぶ意味は単純に「古いから安価な18-35mm」という点ではありません。対応するFマウントボディで使うことを前提に、絞りリングを持つDタイプの操作系と、約370gという軽量性を組み合わせていることが、この世代固有の違いです。
どんな撮影に向く?|軽量なFX超広角ズームとDタイプの操作系を優先する人へ
Ai AF Zoom-Nikkor 18-35mm F3.5-4.5D IF-EDは、FXフォーマットで18mmの超広角を使いながら、レンズ重量を抑えたい人に適した選択肢です。風景や建築、室内など100°の画角を活かす撮影を中心に、35mmまで一本でカバーできます。
特に、ボディ駆動AFに対応するFマウント一眼レフを使用し、Dタイプの絞りリングを含む操作系を求める場合には、後発Gタイプとは異なる選択理由があります。一方、ボディ内AFモーターを持たない一眼レフやFTZ経由のZシリーズでAFを使いたい場合は、AF-S 18-35mm F3.5-4.5G EDなどレンズ内AFモーターを備えたモデルの方が条件に合います。
また、暗所でのシャッター速度やF2.8の被写界深度を優先するなら17-35mm F2.8Dが比較対象になります。F3.5-4.5という明るさとVR非搭載を受け入れる代わりに、FX対応の18-35mmを約370gで持ち歩けることが、本レンズを選ぶ際の中心的な判断軸です。
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製品情報
| カテゴリ | ズームレンズ |
|---|---|
| メーカー | Nikon |
| タイプ | その他 |
| マウント | Nikon Fマウント |
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