
Canon EF55-200mm F4.5-5.6 II USM
Canon EFマウント
Canon EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、55mmから200mmまでをカバーするEFマウント用望遠ズームレンズです。310gの軽量設計にマイクロUSMを搭載し、初代の光学系を継承しながら、デジタルカメラでの使用を考慮したコーティングやAF制御の改良が加えられています。
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著者: ONE SCENE 編集部
55-200mmを310gにまとめた軽量望遠ズーム
Canon EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、2003年9月に発売されたEFマウント用の望遠ズームレンズです。55mmから200mmまで約3.6倍のズーム域をカバーし、開放F値は55mm側でF4.5、200mm側でF5.6となっています。
レンズ構成は13群13枚で、最大径70.4mm、全長97.3mm、重量310g。AF駆動にはマイクロUSMを採用しています。200mmまでの望遠域をカバーしながら、重量を300g台前半に抑えたことが特徴です。
1998年発売のEF55-200mm F4.5-5.6 USMをベースとしていますが、単なる外装変更モデルではありません。光学系そのものは初代と同仕様ながら、デジタルカメラでの使用を考慮したコーティングの最適化や、AF制御の改良が加えられています。
特徴①|フルサイズ対応の55-200mmを310gで持ち運べる
焦点距離は55-200mmで、フルサイズでは標準域に近い55mmから望遠200mmまで画角を変えられます。標準ズームの望遠端からさらに焦点距離を伸ばし、離れた被写体をより大きく捉えたい場合に役割が明確な焦点域です。
重量は310g、フィルター径は52mmです。200mmまでカバーする一方で比較的軽量にまとめられており、望遠域を追加する際の携行性を重視した設計となっています。
ただし、レンズ内手ブレ補正機構は搭載されていません。200mm側では画角が狭くなるため、光量の少ない場面ではシャッター速度やISO感度を調整するなど、手ブレを抑える撮影方法が必要になります。
特徴②|初代の光学系を継承しながらデジタル撮影に合わせて改良
II型の光学系は、初代EF55-200mm F4.5-5.6 USMと同じ13群13枚です。一方、キヤノンはデジタルカメラ使用時に発生しやすいゴーストやフレアを抑えるため、レンズコーティングを最適化したと説明しています。
AF駆動はマイクロUSMです。II型では新型高速CPUと、撮影状況に応じてAFを駆動するアルゴリズムを採用し、初代からAF速度の向上が図られています。
つまりII型への変更では、焦点距離やレンズ構成を変えるのではなく、デジタル一眼レフでの使用を意識してコーティングとAF制御を更新したことがポイントです。外観だけでは分かりにくい部分に、初代との世代差があります。
特徴③|1.2mまで寄れて200mm側で最大0.21倍
最短撮影距離はズーム全域で1.2m、最大撮影倍率は200mm側で0.21倍です。遠くの被写体を引き寄せるだけでなく、望遠側を利用して被写体を画面内へ比較的大きく配置できます。
マクロレンズのような高倍率撮影を目的とした仕様ではありませんが、200mmの望遠効果と0.21倍の最大撮影倍率を組み合わせられるため、被写体との距離をある程度保った撮影にも利用できます。
絞り羽根は6枚で、最小絞りはズーム位置によってF22-27となります。1/3段表示に対応するカメラではF22-29として表示される仕様です。
購入前に知っておきたいこと|EFレンズなのでフルサイズにも対応
本レンズはEF-SではなくEFマウントのレンズです。そのためAPS-C専用ではなく、35mm判EOSにも対応しています。名称や発売時期からAPS-C専用の望遠ズームと混同しないよう注意したいポイントです。
APS-CサイズのEOSデジタル一眼レフで使用した場合は、35mm判換算で約88-320mm相当の画角になります。フルサイズでは55mmから使える一方、APS-Cでは標準域がなくなり、より望遠撮影に特化した画角となります。
また、手ブレ補正機構は搭載されていません。後年のEF-S55-250mmシリーズにはISを搭載するモデルがありますが、本レンズは焦点距離だけでなく、対応フォーマットや手ブレ補正の有無も異なります。
初代EF55-200mm USMとの違い|光学系よりAFとコーティングが変更点
初代EF55-200mm F4.5-5.6 USMは1998年3月に発売されました。焦点距離55-200mm、13群13枚、6枚羽根、最短撮影距離1.2m、最大撮影倍率0.21倍、52mmフィルター、310gという基本仕様はII USMと共通しています。
初代もマイクロUSMを搭載し、35mm判EOSと互換性を持つレンズです。そのためII型を、焦点距離や近接性能が大きく変化した後継モデルとして捉えるのは適切ではありません。
II USMでは、デジタル撮影を考慮してコーティングを最適化したほか、新型高速CPUと新しいAFアルゴリズムを採用しています。初代から受け継いだ小型・軽量な55-200mmという基本構成に、デジタル一眼レフ時代に合わせた改良を加えたモデルと捉えると、II型の位置づけが分かりやすくなります。
どんな撮影に向く?|軽量なレンズで200mmまで補いたい人へ
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、標準ズームより先の望遠域を、重量310gのレンズで補いたい場合に特徴が明確です。フルサイズでは55-200mm、APS-Cでは約88-320mm相当となり、使用するセンサーサイズによって焦点域の役割が変化します。
一方、開放F値はF4.5-5.6で、レンズ内手ブレ補正もありません。より長い焦点距離や手ブレ補正を重視する場合は、後年の望遠ズームも比較対象になります。
初代から光学系を引き継ぎながら、デジタル撮影向けのコーティングとAF制御を更新したことがII USMの重要な特徴です。200mmまでの焦点距離と310gの軽さを優先しつつ、フルサイズでも使えるEF望遠ズームを必要とする場合に、その設計上の特徴を生かせるレンズです。
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製品情報
| カテゴリ | ズームレンズ |
|---|---|
| メーカー | Canon |
| タイプ | その他 |
| マウント | Canon EFマウント |
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