
Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 II USM
Canon EF-Sマウント
Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USMは、APS-CサイズのEOSデジタル一眼レフ向けに設計されたEF-S標準ズームレンズです。35mm判換算約29-88mm相当の画角を190gの小型・軽量なボディでカバーし、マイクロUSM IIによるAFと0.28mの最短撮影距離を備えています。
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著者: ONE SCENE 編集部
EOS Kiss Digital Nと同時期に登場した小型・軽量な標準ズーム
Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USMは、2005年3月に発売されたAPS-CサイズのEOSデジタル一眼レフ向け標準ズームレンズです。同時発表されたEOS Kiss Digital Nとの組み合わせを想定したモデルで、18mmから55mmまでをカバーし、35mm判換算では約29-88mm相当の画角になります。
レンズ構成は9群11枚で、最大径68.5mm、全長66mm、重量190g。APS-Cサイズの撮像素子に合わせた小径イメージサークルとショートバックフォーカスを利用することで、標準ズームとしての焦点域と小型・軽量設計を両立しています。
2004年発売のEF-S18-55mm F3.5-5.6 USMを引き継ぐ第2世代ですが、光学系やメカ構造などの性能は初代USMと共通です。II USMへのモデルチェンジでは、ズームリングのゴム幅やパターン、レンズ前面のシルバーリング位置など、主に外観デザインが変更されています。
特徴①|約29-88mm相当を190gでカバー
EF-Sレンズのため実際の焦点距離は18-55mmですが、APS-CサイズのEOSでは35mm判換算で約29-88mm相当の画角になります。広角寄りの画角から標準域を経て中望遠までズームでき、1本のレンズで構図を調整しやすい焦点域です。
重量は190g、全長は66mmに抑えられています。APS-C専用設計によってイメージサークルを小さくし、レンズ後端を撮像面へ近づけるショートバックフォーカスを採用したことが、このサイズを実現するうえで重要な要素となっています。
一方、レンズ内手ブレ補正機構は搭載されていません。後に登場するIS付きのEF-S18-55mmとはこの点が大きく異なるため、中古品では製品名の「II USM」と「IS」を混同しないよう確認が必要です。
特徴②|マイクロUSM IIと0.28mの近接性能
AF駆動にはマイクロUSM IIを採用しています。USMは超音波を利用するキヤノンのAF駆動方式で、本レンズではリングUSMではなく、小型レンズ向けのマイクロUSM IIが使われています。
最短撮影距離はズーム全域で0.28mです。最大撮影倍率は18mm側で0.10倍、55mm側では0.28倍となるため、望遠端では被写体へ近づきながら画面内へ比較的大きく配置できます。
光学系には非球面レンズを採用し、デジタルカメラでの使用を考慮してレンズ配置とコーティングも最適化されています。絞りは6枚の円形絞りで、標準ズームとしての小型化だけでなく、デジタル一眼レフ用レンズとして設計されたことが分かる構成です。
購入前に知っておきたいこと|EF-S専用でフルサイズEOSには対応しない
本レンズはEF-Sマウントを採用したAPS-C専用レンズです。EFレンズとは異なり、すべてのEFマウントEOSへ装着できるわけではありません。使用するカメラがEF-Sレンズに対応しているかを確認する必要があります。
APS-Cで使用した際の画角は35mm判換算約29-88mm相当です。18mmという表記だけを見ると35mm判の超広角に近い焦点距離に見えますが、実際の撮影画角はAPS-Cの撮像範囲によって変わるため、約29mm相当から始まる標準ズームとして考えるのが適切です。
また、手ブレ補正機構は搭載されていません。特に55mm側や光量の少ない場面では、ISO感度やシャッター速度を調整するなど、手ブレを抑える撮影方法が必要になります。
初代USM・ISモデルとの違い|II USMで変わった部分を整理
前モデルのEF-S18-55mm F3.5-5.6 USMは2004年9月に単体発売されました。キヤノンによれば、II USMでは初代USMから外観デザインが変更された一方、光学系やメカ構造などの性能は同じです。
初代USMも9群11枚、6枚円形絞り、最短撮影距離0.28m、最大撮影倍率0.28倍、58mmフィルター、68.5×66mm、190gという仕様です。そのため、「II」という名称だけを理由に光学性能や近接性能が大幅に向上した世代と捉えるのは適切ではありません。
より大きな仕様変更は、2007年に登場したEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISで行われています。こちらは手ブレ補正機構を搭載し、最短撮影距離を0.25m、最大撮影倍率を0.34倍へ変更。重量は200gとなり、II USMより10g増えています。
II USMは手ブレ補正を持たない代わりに190gと軽く、マイクロUSM IIを採用しています。世代名だけでなく、AF駆動方式、手ブレ補正の有無、近接性能を確認すると、それぞれの18-55mmの違いが分かりやすくなります。
どんな撮影に向く?|APS-C一眼レフで軽さを優先したい場合に
EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USMの中心的な特徴は、約29-88mm相当という標準ズーム域を190gのレンズでカバーできることです。広角寄りから中望遠まで画角を変えられるため、APS-C一眼レフに小型・軽量な標準ズームを組み合わせたい場合に用途が明確です。
0.28mまで寄れるため、被写体との距離を縮めた撮影にも対応します。一方で、手ブレ補正は搭載されておらず、開放F値もF3.5-5.6とズーム位置によって変化します。
初代USMから光学系やメカ構造を引き継ぎながら、EOS Kiss Digital Nに合わせて外観を更新したモデルであることがII USMの位置づけを理解するポイントです。後発のIS付きモデルとは機能面にも違いがあるため、190gの軽さとUSMによるAFを優先するか、手ブレ補正や近接性能を重視するかを分けて考えると選びやすくなります。
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ONE SCENE 編集部
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製品情報
| カテゴリ | ズームレンズ |
|---|---|
| メーカー | Canon |
| タイプ | その他 |
| マウント | Canon EF-Sマウント |
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