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Canon EF 35-105mm F3.5-4.5
Canon EFマウント
Canon EF35-105mm F3.5-4.5は、広角寄りの35mmから中望遠105mmまでをカバーするEFマウント用標準ズームレンズです。EOSシステム初期の1987年に登場し、ズーム全域で1.5mまでの通常撮影に加え、広角端ではマクロ機構による0.28mまでの近接撮影に対応しています。
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著者: ONE SCENE 編集部
EOSシステム初期に登場した35-105mm標準ズーム
Canon EF35-105mm F3.5-4.5は、1987年3月に発売されたEFマウント用の標準ズームレンズです。EOSシステムのスタートと同時期に登場した初期のEFレンズで、35mmから105mmまでをカバーし、開放F値は広角端F3.5、望遠端F4.5となっています。
レンズ構成は11群14枚で、最大径76.5mm、全長108.4mm、重量は約400g。35mm判では広角寄りの35mmから標準域を経て中望遠105mmまで使えるため、日常的な画角の変化を1本でカバーすることを目的としたズームです。
後に登場した同じ35-105mmのEF35-105mm F4.5-5.6とは、開放F値だけが異なる派生モデルではありません。光学構成、サイズ、重量、近接撮影の仕組みなどが異なる別設計の製品であるため、中古品では製品名を正確に確認する必要があります。
特徴①|35mmから105mmまでをF3.5-4.5でカバー
35mm側では周囲の状況を含めた構図を作りやすく、標準域を経て105mmまでズームすると画角を狭めて被写体を切り取れます。28mm始まりの標準ズームほど広角側は広くありませんが、その代わり105mmまで中望遠域をカバーする焦点距離構成です。
開放F値はF3.5-4.5で、35mm側から105mm側へズームすると変化します。ズーム全域で一定のF値を維持するレンズではないものの、後発のEF35-105mm F4.5-5.6より広角端・望遠端ともに明るい開放F値を持っています。
一方、レンズ内手ブレ補正は搭載されていません。105mm側や光量の少ない場面では、シャッター速度を確保するなど手ブレを抑えるための撮影方法が必要になります。
特徴②|35mm側に独立したマクロ機構を搭載
本レンズで特徴的なのが近接撮影の仕組みです。通常撮影時の最短撮影距離はズーム全域で1.5mですが、35mm側ではマクロ機構を使用することで0.28mまで被写体へ近づくことができます。
キヤノン公式資料では、このマクロ撮影時の最大撮影倍率を0.16倍としています。ズーム全域で同じ最短撮影距離を実現する後年の標準ズームとは異なり、通常撮影と35mm側のマクロ撮影を分けた設計である点は、このレンズを使用するうえで理解しておきたい特徴です。
マクロレンズのような等倍撮影を目的とした製品ではありませんが、通常は35-105mmの標準ズームとして使い、必要なときには35mm側のマクロ機構で撮影距離を縮められる構成になっています。
購入前に知っておきたいこと|EFマウントとセンサーサイズによる画角の変化
本レンズは35mm判をカバーするEFマウントレンズです。EFマウントのEOS一眼レフでは直接装着でき、RFマウントのEOS Rシリーズで使用する場合はEFレンズに対応するマウントアダプターが必要です。
APS-CサイズのEOSで使用すると、35mm判換算で約56-168mm相当の画角になります。フルサイズでは35mmから使える標準ズームですが、APS-Cでは広角域がなくなり、標準から中望遠寄りのズームとして性格が変わります。
また、1987年発売の初期EFレンズであるため、中古品では光学系だけでなくAF、絞り、ズーム機構、35mm側のマクロ機構などの動作状態も確認したいところです。レンズ内手ブレ補正や防塵・防滴といった後年の機能を前提とせず、この世代のEFズームとして仕様を確認することが重要です。
EF35-105mm F4.5-5.6との違い|同じ焦点距離でも設計は別物
1991年4月には、同じ35-105mmをカバーするEF35-105mm F4.5-5.6が発売されています。焦点距離は共通していますが、本レンズをそのまま小型化したモデルではなく、光学系を含めて設計が異なります。
EF35-105mm F3.5-4.5は11群14枚、約400gで、開放F値はF3.5-4.5。通常時の最短撮影距離は1.5mで、35mm側のマクロ機構では0.28mまで近づけます。一方、後発のF4.5-5.6モデルは12群13枚、280gで、ズーム全域0.85mまで撮影できます。
後発モデルは開放F値がF4.5-5.6と暗くなる代わりに、より小型・軽量な設計となっています。そのため、35-105mmという焦点距離だけで選ぶのではなく、F3.5-4.5の明るさと独立したマクロ機構を持つ初期型か、小型・軽量化された後発F4.5-5.6モデルかという違いが選択のポイントになります。
どんな撮影に向く?|初期EFズームならではの仕様を生かしたい人へ
EF35-105mm F3.5-4.5は、フルサイズで35mmから105mmまでを使いながら、後発のF4.5-5.6モデルより明るい開放F値を必要とする場合に特徴が明確です。標準域を中心に、少し広めの画角から中望遠までをレンズ交換なしで使えます。
また、35mm側だけで利用するマクロ機構も、このレンズ固有の使い方につながる仕様です。一方で、通常撮影時の最短撮影距離は1.5mと長く、手ブレ補正もないため、後年の標準ズームと同じ感覚で選ぶレンズではありません。
後発のEF35-105mm F4.5-5.6より重量は増えますが、F3.5-4.5の開放F値と35mm側のマクロ機構という明確な違いがあります。単純な新旧ではなく、初期型ならではの仕様が自分の撮影方法に合うかどうかで判断したい35-105mmズームです。
著者

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製品情報
| カテゴリ | ズームレンズ |
|---|---|
| メーカー | Canon |
| タイプ | 標準 |
| マウント | Canon EFマウント |
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